Winny(2023 / Amazon Prime)

製作年・国 | 2023年 / 日本 公開日:2023年3月10日 |
製作総指揮・監督・脚本・音楽 | 監督:松本優作 脚本:松本優作・岸建太朗 音楽:Teje×田井千里 制作会社:Libertas |
キャスト | 東出昌大 三浦貴大 皆川猿時 和田正人 木竜麻生 池田大 金子大地 阿部進之介 渋川清彦 田村泰二郎 渡辺いっけい 吉田羊 吹越満 吉岡秀隆 |
時間 | 127分 |
ジャンル | ノンフィクション, |
評価
いまいち。
あらすじ
2002年、P2P技術を応用したファイル共有ソフト「WinMX」の後継として開発され、著作権侵害による違法アップ / ダウンロードが社会問題化した実際の事件に基づくノンフィクションドラマ。
感想
やはり実話を基にしている事もあり、展開が単調で映画としては正直面白みに欠けてしまうのは残念ではある。
また、主演の東出昌大さんの演技(というか役作り)にブレがあり、「世間知らずなコンピューターおたく」感は出ていたものの、テンションが定まっておらず、悪い意味で掴みどころのないキャラになっていて、ちょいちょい言動に疑問を感じるところも多かった。
例えば、実際がどうだったかわからないが、逮捕された際もやけに素直で、一切抵抗や反論する様子もなく取り調べを受けていて、困惑している感じではないからある種の覚悟を持って受け入れているのかと思いきや、捜査員言われるがまま陳述調書を書いてるし。
また、三浦貴大さん演じる弁護士が接見に来た際に、2chの有志が裁判費用をカンパしてくれたという口座通帳を見せられた際に「涙を流し」ているが、これも正直意味不明。
というのも、主人公が「戦っている」という姿勢で臨んでいるわけではなく、視聴者はまだこの段階では主人公である開発者の心情や想いや、現状のメンタルがわからない状態なので全く感情移入できていないため、主人公がそこで涙を流すという部分に納得感がない。
また、hideの映画「TELL ME~hideと見た景色~」でもそうだったけど、全体的に映像的なクオリティが低く、どうにもチープな印象が否めなかった。
とはいえ、「技術そのものに罪はない」という強いメッセージ性や、サブテーマでもある「警察の不正・隠蔽体質」や「マスコミの偏向報道」に対しても批評的に切り込んでおり、その点については評価できる内容だと思う。
カンテレが制作に入ってくれたらもっと良くなっていたのかもしれないなという意味で、非常に惜しい作品だと思う。
Winny(2023 / AP)
いまいち
2002年にP2P技術を応用したファイル共有ソフトとして開発され、著作権侵害による違法アップ・ダウンロードが社会問題化した実際の事件に基づくノンフィクションドラマ
やはり実話を基にしているため、展開が単調で映画としては正直面白みにhttps://t.co/2GbHhyt33l pic.twitter.com/nXKhUjct03
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) May 9, 2024