ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021 / Netflix)

評価
面白かった
あらすじ
“殺しの天才”として恐れられる伝説の殺し屋ファブルが、「1年間誰も殺さず一般人として暮らす」というミッションのもと身を潜める中、かつて守りきれず、車椅子となってしまった少女と再会。
彼女の背後にある組織の陰謀に巻き込まれ、再び戦いの場に立つことになる——。殺さない殺し屋の、シリーズ第2作。
感想
前作や原作を踏まえている前提で物語が進むため、主要キャラの掘り下げや背景説明は最小限。
初見だと若干置いてけぼりになる部分はあるものの、シリーズものとしてはテンポよく始まり、敵側の描写にもある程度の説得力があって物語に厚みが出ていた。
序盤は説明とドラマ重視でやや静かな立ち上がりだったが、中盤以降に突入する団地を舞台にしたアクションシーンは、邦画とは思えないほどハードで迫力があり、しっかり魅せてくれた点は高評価。
一方で、コメディ要素については相変わらず空回り気味で、全体のトーンにやや馴染んでおらず中途半端な印象。
いっそ振り切ってコメディ寄りにするか、逆に完全排除するか、方向性をもう少し整理してほしいところ。
それでもアクションの完成度は高く、邦画アクションとしては十分見応えのある一本だった。
作品情報
製作年・国 | 2021年 / 日本 公開日:2021年6月18日 |
製作総指揮・監督・脚本・音楽 | ■原作: 南勝久『ザ・ファブル』 ■監督: 江口カン ■脚本: 山浦雅大 江口カン ■製作: 藤村直人 宇高武志 佐藤満 ■製作総指揮: 吉田繁暁 伊藤響 ■音楽: グランドファンク ■主題歌: Lady Gaga&Ariana Grande「Rain On Me」 |
キャスト | 岡田准一 堤真一 木村文乃 平手友梨奈 安藤政信 黒瀬純(パンクブーブー) 好井まさお(井下好井) 橋本マナミ 宮川大輔 山本美月 佐藤二朗 井之脇海 安田顕 佐藤浩市 |
時間 | 131分 |
ジャンル | アクション, コメディ, 殺し屋モノ, 漫画原作, ザ・ファブルシリーズ |
ツイート