MONSTER(2004 / Netflix)

| 製作年・国 | 2004年 / 日本 2004年4月7日 – 2005年9月28日 |
| 製作総指揮・監督・脚本・音楽 | 原作:浦沢直樹『MONSTER』 監督:小島正幸 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 音楽:蓜島邦明 OP:「GRAIN」蓜島邦明 ED:「for the love of life」蓜島邦明&デヴィッド・シルヴィアン ED:「Make It Home」フジ子・ヘミング・蓜島邦明 |
| キャスト | テンマ – 木内秀信 ニナ – 能登麻美子 エヴァ – 小山茉美 ルンゲ – 磯部勉 ヨハン – 佐々木望 |
| 時間 | 23分 / 全74話 |
| ジャンル | サスペンス / マンガ原作 / 浦沢直樹 |
評価
面白い。
あらすじ
ドイツで活躍する日本人天才脳外科医が、院長命令を無視して急患で運ばれてきたある少年を助ける。
しかしその彼が後に連続殺人犯となり、かつその嫌疑が自分にかかり指名手配されながらも、自分の手で始末すべくその彼を追跡していくサスペンス。
感想
院長命令で急患の割り込みを迫られるも、医師として命の平等性を誰よりも強く訴え、命令に背いて助けた結果、その少年が殺人鬼となるという設定が既にめちゃくちゃ面白い。
しかもその命令を無視した結果、昇進の道は絶たれ、婚約者にも愛想を尽かされ、という流れは予想できるものの、その後でその院長他数名が何者かに殺害され、自分にその嫌疑がかかるという流れも完璧。
で、その助けた子供が行方不明となり、9年後、その院長殺しも含む連続殺人鬼として再び主人公「テンマ」の前に現れるというのがサスペンスとして申し分ないシナリオの組み方で、これらの話が多方向から筋が絡み合い収斂していくさまが面白い。
ただし、その青年「ヨハン」の追跡の過程で、彼の出自にまつわる真相が徐々に明るみになっていく展開である上、登場人物の数も非常に多く、それら様々な視点から入れ替わり立ち替わりで話が進んでいくため、視聴ペースが飛び飛びだと、状況把握が困難になる(ぼくは原作単行本でそうなった)
また話数が「74話」と非常に多く、兎に角話の展開が遅いため、中盤結構ダレる。
面白いのは面白いんだが、関連人物視点のエピソードも非常に多いため、テンマが全く登場しない回もいくつかある。
なので、倍速での連続視聴がおすすめだが、ぼくの場合それでも2ヶ月(2024年1月はじめ~3月半ば)かかった。
また、惜しむらくは、ヨハンを殺人に駆り立てる動機となる部分の描写があっさりしすぎだったこと。
というのも、その点については妹のアンナ(ニナ)を通してしか描かれていなかったので、もう少し「彼自身の壊れっぷり」みたいなもが描かれていた方が良かったんじゃないのかなあという気はした。
あと、終わり方もちょっとふわっとしすぎていて、正直スッキリしない終わり方だと思った。
とはいえ、サスペンスとしては非常に見応えのある面白い作品だと思う。
こんな骨太な作品をアニメで見れてよかった。
MONSTER(全74話:2004 / NF)
面白かった
ドイツで活躍する日本人天才脳外科医が、院長命令を無視してある少年を助けるも、その彼が後に連続殺人犯となってしまい、自分の手で始末すべく彼を追跡していくサスペンス
医師として命の平等性を誰よりも強く訴え助けた結果、その少年が殺人鬼となる pic.twitter.com/fOyyBOPXyM
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) March 14, 2024
立ち替わりで話が進んでいくため、視聴ペースが飛び飛びだと、状況が把握が困難になると思う(ぼくは原作単行本でそうなった)
また話数が「74話」と非常に多く、兎に角展開が遅いので、結構ダレる
なので、倍速での連続視聴がおすすめだが、ぼくの場合それでも3ヶ月かかった。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) March 14, 2024