
面白かった。
寝てる時に見る「夢」を他人と共有できるシステムが開発されたものの、それが何者かに盗まれた上、周辺の人々がその「他人の夢」に蝕まれて精神が汚染されていく的な話。
2006年の作品なんだけど、ぼくはこの作品の存在を全く知らなかったが、主人公の女性「パプリカ」の声は「林原めぐみ」さんが担当している。
林原さんと言うともうすっかりエヴァの「綾波レイ」とコナンの「灰原哀」をはじめ「少女役」のイメージが大分強い。
そのため、こういう現実世界に居る大人の女性の役で聞くことがぼくは殆どなかったため、落ち着いたトーンの美人の声にすごくドキドキした。
また、夢が可視化された状態のシーンが、映画「AKIRA」で鉄雄がラボに収容されていた時の「人形たちが動き出す幻覚」みたいな不気味さで、サイケデリックな色使いと相まって、「ヤバい幻覚感」の表現が凄いなと思った。よくあんな絵面を思いつくもんだなと。
そんな独特な世界観に対して、サントラが「平沢進」というのもこれまた適任というか、あの人じゃないとあの異様な世界は表現できないと言うか、あまりにハマりすぎてて怖いくらいだった。
音楽も映像も何もかもが不気味。ドラッグみたいな映画。
パプリカ(2006 / NF)
難解だが面白かった
「夢」を他人と共有可能にするマシンが盗まれ、周囲の人々が他人の夢に蝕まれ精神が冒されていくという話
途中、夢なのか現実なのかがわかりにくい所もあったが、話そのものはどうにか理解できた。 pic.twitter.com/iIUS9lcTyQ
— (株)ゆう (@yusuke1006_t) August 25, 2023
特にヌルヌル動くパレードが、かつて子供の頃に見た「AKIRA」で鉄雄がラボに収容されている時に見た幻覚っぽい
「よくこんな発想思いついたな」と感心したが、先に制作されていた平沢進の音楽から作ったと知って妙に納得した
これもAKIRA同様、何度か見ないと全容が理解出来ない類の作品だと思う。
— (株)ゆう (@yusuke1006_t) August 25, 2023