
つまらん。
一応最後まで見たけど、つまらなかったですねえ。最後まで見れた分、「ヤキトリ」や「スプリガン」よりマシってだけ。
あらすじ
サイコメトリー能力を持つ青年と、これまたとんでもない能力を秘めていることで謎の組織に狙われている女性と出会い、一緒に逃げるもさらわれて助けに行く的な、めちゃくちゃありきたりな話。
所詮は「雰囲気先行系中二病アニメ」
結局はこの一言で片付けられちゃうんですよねえ。まあ、世界観や設定がこういうものなので致し方ないところではあるけど。
とは言え、なんていうかこう、中身がない or 薄いつまらないアニメほど、序盤で無駄に難解な用語を多用したりしながら謎めいた空気感だけいっちょ前にぷんぷん匂わせて大風呂敷広げるけど、その風呂敷の中身がすごく小さかったりつまらなかったりするじゃないですか。
無論、近未来SFではそうした「演出」ってすごく大事なんだけど、もっと基本的というか大前提として「ストーリーが面白いものであること」って話じゃないですか。
そのストーリーを面白く見せていく(1クールなら11話12話引っ張っていく)という「基礎的な脚本力」がなければ何の意味もないわけですよ。
けど、そもそもが「スマホゲーム原作」ということもあってか、シナリオ展開があまりに一本道すぎて単調な上、「何かあるけどなんだかんだ無事」の繰り返しでとにかく退屈。
「緑と青の陣営に分かれた勢力争い」という要素はちょっと面白いが…
国盗りゲーム的に「緑の陣営(エンライテンド)」と「青の陣営(レジスタンス)」に分かれてそれぞれが勢力争いをするというのが、原作であるゲームの骨子的な部分だと思うんだけど、その要素自体はちょっと「お?おもしろそうやん?」と持ち直した部分ではあった。
が、その設定を全く活かしきれないまま、先述の一本道のストーリーの進行を優先させてしまっていて、せっかくのゲーム要素が大して役に立っていないのが本当に残念。
ストーリーそのものに大した深みがないのならば、せめてこの「ゲーム性」の部分にフォーカスを当てて、ゲームの方で話を引っ張っていけばいいのに。
しかも、「主人公は緑陣営だけど、青陣営のキャラと手を組んで少女の行方を追っている」という話なのだから、その辺りの特性も活かしながらドタバタ・ドンパチやればいいのに、脚本的に何のヒネリもないから全く面白みがない。
※一応そういうシーンもあるにはあるんだけど、そこまで活かされていない。
結末が結局は何のヒネリもない「人類補完計画」のパクリ
決定的にダメなのは、ラスボスの思惑が結局のところ「人類補完計画のパクリ」というところ。
いやまあ、作品中で鍵となる「人間の精神に影響すると言われる謎物質【XM(エキゾチックマター)】という存在」の特性等を考えると、そういう発想自体は自然なのかなと言う気はするものの、なんぼ何でもヒネリがなさすぎると言うか。。。
最終話の1話前でそれがわかるようになっちゃってるから、ラスト2話が本当に退屈だった。
まとめ
やはり、ゲーム原作のアニメ(特にスマホゲーム)って、個人的には全く刺さらないですね。ゲームやってないから尚の事。
ゲーム原作でアニメ作るのは構わないけど、その場合、しっかりシナリオを作り込んでほしいですね。「世界観」だけでは物語は面白くならない。
INGRESS(全11話:2018 / NF)
つまらん
サイコメトリー能力を持つ主人公の青年が、これまたとんでもないポテンシャルを秘めている謎の少女と出会って云々という、めちゃくちゃ使い古されたテンプレートの話
なのでストーリー的な面白さや目新しさは皆無。SF描写も含め、全てにおいて既視感満載。 pic.twitter.com/l9b5Yioi1X
— (株)ゆう (@yusuke1006_t) August 21, 2023
だが、そもそもこの作品自体が「スマホアプリゲーム原作」らしい。ああなるほどね。。。
しかし何が一番酷かったって、結局結末がただの「人類補完計画そのもの」でしかなく、ラスト2話がもう本当にひたすら退屈
なんとか全話見たけどやっぱゲーム原作系アニメってことごとくハズレ多いなあ。。。
— (株)ゆう (@yusuke1006_t) August 21, 2023