新ポリス・ストーリー(吹替:1993 / Amazon Prime)

製作年・国 | 1993 / 香港 |
製作総指揮・監督・脚本・音楽 | ■監督: カーク・ウォン ジャッキー・チェン(ノンクレジット) ■脚本: チュン・ティンナム チャン・マンキョン ■製作: チャイ・ラン ■製作総指揮: レナード・ホー ■音楽 ジェームズ・ウォン |
キャスト | ジャッキー・チェン ケント・チェン プア・レンレン ロー・カーイン |
時間 | 107分 |
公開日 | 香港:1993年6月24日 日本:1993年10月9日 |
ジャンル | アクション / カンフー / 実話原作 |
評価
いまいち
あらすじ
不動産王の警護を任命されるも見事に誘拐されてしまい、別の警官と組んでそれを追うが、実はその警官も黒幕の1人だったというクライムアクション。
感想
本作については「ポリス・ストーリー」の名を冠しているものの、ナンバリングタイトルとのストーリーの関連性は一切なく、1990年に香港で実際に起きた資産家誘拐事件を映画化したノンフィクション・サスペンスであるとのこと。
なんというか、80年代~90年代前半にかけての日本でのジャッキー人気が高かったからなんだろうけど、ジャッキーの映画ではこうした「過去の人気作との関連性がありそうな邦題」というのが多くて、正直その安直さには呆れる。
※「プロジェクト・イーグル」や「プロジェクトV」なんかも、「プロジェクトA」及び「A2」とは一切関係がないし。
で、本作は実話を元にしていることも有り、コメディ要素は一切なく、かなりシリアスな作りとなっているため、ヒロインも巻き込んでのドタバタはもちろんのこと、エンドロール恒例のNGシーンもない。
まあそれ自体は別に全然いいんだけど、ならばドラマパートや基本的なシナリオ自体にもっと厚みや重みがあるのかというとそれほどでもなく、これまでに見てきたジャッキー映画と、然程変わらない。多少、事件性が強めってだけ。
肝心のアクションについては、90年代前半のジャッキーなので、動きそのものは悪くはないが、やはりそれこそジャッキーの代表作である「プロジェクトAシリーズ」やナンバリングタイトルの「ポリス・ストーリー」に比べると、面白みにかける。
実話を基にしているということもあり、コメディ要素はゼロでかなりシリアス
別にそれ自体はいいのだけど、ならばもう少しドラマ部分に深みがあっても良さそうなのに割とその辺も雑な印象
※捜査シーン簡略化の事情は仕方ないが。
ただ「90年代前半のジャッキー」ということでアクションは良かった。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) February 8, 2024