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【洋画:アクション】タイラー・レイク – 命の奪還1&2 -(2020・2023 / NF) ⇒ 面白かった

シリーズ2作品で、良くも悪くもどっちも同じ様な内容だったので、1本の記事にまとめちゃいます。

タイラー・レイク ー命の奪還ー(吹替:2020 / NF)

ストーリー的には「依頼を受けて対象を救出し生還させる」というだけで、無論細かい人間関係やら事情やらは色々あるものの、そうした細かい要素が物語を動かしたり巧妙な伏線やその回収があるかと言うと、そういった子難しい話は一切ない。

そうしたストーリーは全て「アクションのためだけにおまけとして存在しているだけ」のものでしか無いので、その辺りの深みがどうのなんてものをこの作品に求めるのはナンセンス。

で、その目玉となっているアクションについては、方々で語られているように、「序盤の10分以上に渡る超ロングワンカットアクション」ですね。

まあワンカットと言いつつ、おそらくはわからないようにかなり上手に編集をしてシームレスに魅せては要るんだろうけど、初見だと絶対びっくりする。

特に驚いたのが、車に乗り込んでから始まるカーアクション。

主人公たちを車内後部座席からカメラが写してたかと思いきや、振り向き後方からの追手に視点を切り替え、そのままリアウィンドウをすりぬけて、今度は追手のパトカーを見る視点に切り替わっていたり、「これどうやって撮影しているんだ」と驚かされるばかりだった。

タイラー・レイクー命の奪還2ー(吹替:2023 / NF)

で、2作目についても1作目と同様、やはり超ロングワンカット(今度は20分以上!)が登場する。

ただ、こっちのは、刑務所内の広場で起きた暴動なので、風景的な切り替えがあまりないのが残念。

でも、途中タイラーがやられて倒れる際のカメラワークが、タイラーを固定カメラで写しており、タイラーが倒れる様子ではなく「後ろの風景が倒れる」という絵面にするというカメラワークが斬新で面白かった。

とは言え、やっていることは1作目と殆ど変わらないし、ストーリーはあってないようなものなので、これはもうそういう「ジャンル映画」としてみるべきですね。

なので、この作品の批評においてストーリーを批評することにはほとんど意味はないです。

あと、1作目の時から思ってたけど、ワンカットシーンについては、絶対FPS系の影響を受けていると思う。

個人的には10年くらい前に激ハマりした「レイジングストーム(2009:バンダイナムコゲームス)」というガンシューティングがあるのだけど、それにすごく似てると思った。

それこそ1作目のカーアクションシーンで、タイラーがニックと通話してるやりとりや、タイラーが時々漏らす「くそっ!」みたいな細かいセリフの連発が、正にゲームのそれに非常に近い気がした。

一応3作目の制作も決定しているようなので、今後が楽しみですね。

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