
めちゃくちゃ面白かった。
あらすじ
「ONE PIECE自体のあらすじ」については説明するまでもないと思うので割愛。
このNetflixドラマでのあらすじとしては、「原作1巻~11巻」の「アーロンパーク編まで」を「1話50分ベースの全8話」にまとめている。
このため、麦わらの一味は「ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ」までとなる。
ドラマの「脚本」について
原作付きの実写化におけるもう一つの壁として「脚本のアレンジ」があるが、これも非常に上手だったのではないかと思う。
原作1巻~11巻までの流れ、特にゾロやナミが加入するまでの経緯は忘れてしまっていたので、ドラマでのあの流れが原作通りなのかどうかはわからない。
が、全く違和感を感じなかたので、仮にアレンジや省略していたとしても、その辺りについては非常に上手にいじってるんだと思う。
キャストについて
キャストさんについては、当初キービジュアルでのルフィの顔を見た時に「ちょっとイモすぎないか」と正直思ったし、ナミとサンジも「ちょっと老けてないか?」とも思ったが、最終的に全員それぞれぴったりだったと思った。ただ、サンジの髪型がベッタリしすぎているのがちょっと気にはなったってくらい。
しかし何より特筆すべきは、唯一の日本人キャストである「ロロノア・ゾロ役」の「新田真剣佑さん」ですよね。彼のかっこよさが異常だった。
顔も原作に近いし、肉体も出来上がってるし、アクションも出来るし、ロロノア・ゾロというキャラクターを表現する上では申し分ないどころか、最早非の打ち所が全く無いくらい完璧で、「正解を出した」と思う。
まとめ
「アニメの実写化」という絶対的に越えられない壁をちゃんと超えてきたことにただただ驚愕。
無論、ゴムゴムの実の能力表現等やバトルシーンについては若干違和感を感じてしまったり、スピード感が若干鈍ってる感は否めない。
が、それでも原作やアニメの世界観を忠実に出来るだけ近付けようという試みはしっかりおこなわれているし、海外ドラマとして見ればそれなりにちゃんと面白い上、何より吹替の声優さんがアニマと全く同じなので、全然気にならなかった。
ただ、Twitter上での反応として「声優さんがちゃんと実写に合わせて演技を変えてるのが凄い!」って言う意見が多かったけど、それについては「そんなの当たり前じゃん」的な感じというか、おそらく「そうせざるを得ない」という感じだと思いますけどね。
何故なら、「アニメーションでのキャラの動きのスピード感」と「実写キャラの動きのスピード感」が全然違いますしね。
「画に対して声を当てる」ということを考えると、アニメとは異なる以上、寧ろ同じになんて出来ないと考えるほうが自然でしょうね。
ONE PIECE(吹替:2023 / NF)
めちゃくちゃ面白かった
当初実写化を知った時は鼻で笑ってたし「ルフィ、イモじゃんw」と思っていた
けど声がアニメと全く一緒なので途中から何の違和感もなく、全てにおいてちゃんと「ONE PIECEしていた」という点で非常にクオリティが高い pic.twitter.com/oFwTz0F4Tm
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) September 12, 2023
やはりリブートにせよ実写化にせよ、原作者がしっかりと厳正にディレクションすれば面白くなるということがよくわかった。本作然り、THE FIRST SLAM DUNK然り
因みに本作は「1話50分ベースの全8話」で、個人的には倍速で見ても原作のようなスピード感があって、それはそれで十分面白いと思ってる。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) September 12, 2023