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ヴィンチェンツォ(2021 / Netflix:全20話)

https://netflix.com/title/81365087
製作年・国 2021年 / 韓国
放送期間: 2021年2月20日 – 2021年5月2日
製作総指揮・監督・脚本・音楽 企画:スタジオドラゴン
脚本:パク・ジェボム
演出:キム・ヒウォン
制作:ロゴスフィルム
キャスト ソン・ジュンギ
チョン・ヨビン
オク・テギョン
ユ・ジェミョン
キム・ヨジン
クァク・ドンヨン
時間 80~90分 / 全20話
ジャンル ダークヒーロー, ダークコメディ, マフィア, サスペンスミステリ, 韓国ドラマ

評価

まあまあ。

あらすじ

イタリアンマフィアの顧問弁護士をしている韓国系イタリア人が、韓国大企業の巨悪に対し「悪党」として立ち向かうダークヒーローもの。

感想

話そのものは面白いが、1話80~90分ベースな上、それが全20話もあるのでとにかく長く、それだけに無駄の多さも目立ってしまっていたのが残念。

特に第1話は本格的フィルムノワールの雰囲気を醸し出しているのに、韓国に渡ってからは一転してコメディ的な展開になる。

で、「冷酷非道なマフィアの顧問弁護士」をフリにしたコメディになるのかと思いきや、でもやっぱりそうではない展開になったりで演出が雑な印象。

なによりこのコメディ要素がずっとスベりっぱなしで全く面白くないのがよろしくない。

で、なまじコメディ的な軽いノリを見せてしまっているものだから、主人公のヴィンチェンツォが冷酷非道な人には見えないため、工場の爆破とか、終盤で割と人を殺しちゃう辺りに違和感。

特に、ヒロインであるホン・チャヨン弁護士もそこに乗っかっているのもなんだか違和感。

また、このホン・チャヨン弁護士がヒロインでありながら「美人の中では微妙」という感じで、特に序盤なんててっきり「ただうるさいだけの脇役」とすら思っていた。

それだけに感情移入もしづらかったが、徐々にヴィンチェンツォに惹かれる様子が描かれていて、場面によってドレスアップしたり、ヴィンチェンツォと偽装カップルを演じる局面ではそれなりに美しくて、最終的にはめっちゃ美人に見えてきた。

が、やはりキャラ的に凄く頭悪そうに見えてしまっているので、そうした意味でノワールとしての緊張感をそいでしまっていた缶があるのは否めない。

なので、演出的にノワールならノワール、コメディ要素込みで日曜劇場的な正当路線で行くなら正当路線で、演出の方向性を固めておいて時間と話数も削ってくれた方がスッキリして見やすくなったと思う。とにかく要らん要素多すぎ。

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