ヘリオス 赤い諜報戦(2016 / Netflix)

評価
つまらん(途中断念)
あらすじ
韓国で開発された核爆弾が謎の組織に奪われる。韓
国政府、中国公安、香港警察がそれぞれの思惑を抱えながらその行方を追う──国家間の駆け引きと陰謀が交錯するサスペンス・アクション。
感想
まず、登場人物がとにかく多すぎで、立場や目的、対立関係が錯綜しすぎて、誰がどの陣営で何をしているのかが全く整理できないまま物語が進む。
緊迫感のある追跡や銃撃戦のシーンが多いにもかかわらず、肝心の“状況の理解”が追いつかないので、まったく爽快感もなければ感情移入もできない。
1時間ほど経っても「結局いま何の時間で、この人たちは何をどうしたいのか?」という疑問が拭えず、情報量の多さ以前に脚本の交通整理が致命的に下手。
テンポの速さで誤魔化している感が強く、観ていて次第にストレスが募る。
そもそも「小型の何かを奪い合う」系の物語というもの自体が「フロッピーディスク」とか「USB」でないだけまだいいとしてもやはり古臭いし、核兵器を題材にしているわりにスケール感が乏しい。
せめて『24 -TWENTY FOUR-』のように明確な“対テロリスト構図”にしていればまだ整理がついたと思うが、本作は“目的が曖昧で何を描きたいのか分からない”まま終盤へ。
総じて、映像やアクションの派手さに比べて中身が伴っておらず、諜報サスペンスとしての緻密さも欠ける。
どうにも“誰が敵で誰が主役か分からない諜報戦”という時点で、物語としての説得力が崩壊している印象。
正直、中国・香港系のこの手の群像スパイものは、まだまだ苦手分野だと痛感させられる一本だった。
作品情報
| 製作年・国 | 2016年 公開日:2016年3月4日 |
| 製作総指揮・監督・脚本・音楽 | ■監督: リャン・ルオミン ルー・ジエンジュン ■脚本: リャン・ルオミン ルー・ジエンジュン ■製作: クァン・ジーピン ■音楽: キム・ペイダ |
| キャスト | ジャン・ジャーフイ ユー・ワンレイ ワン・シュエチー ウェン・ビージャ チー・ジンヒ チョ・ソウォン ユン・ジニ グー・ジャフイ フォン・ウェンジュアン イ・テラン キム・ヘスク チャン・チェン チュ・シュエン ジャン・ダーウェイ リー・チャンサン リー・キホン ゾン・チェンシャン ユエン・フーファ チェン・チュンカイ ジエン・ムーハ カム・ビ フォン・ケアン ジル・モヒンド・ポール・シン マイク・リーダー フィリップ・ジョリー |
| 時間 | 119分 |
| ジャンル | アクション, クライム, スリラー, |
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ヘリオス 赤い諜報戦(2016 / NF)
つまらん(途中断念)
韓国製の核爆弾が謎の組織に盗まれ、韓国政府・中国公安・香港警察がそれを巡って争う話
兎に角登場人物が多すぎて、それぞれの立場や対立構造があまりにも難解故に、今・誰が・何をしているのかが把握できないままhttps://t.co/fRbo6yKWcu pic.twitter.com/pgEGwW1XZQ
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) October 20, 2025
「FD」とか「USB」じゃないだけまだいいが、ジャンル物とは言えたかだか10年前の作品なのにあまりに古臭すぎ
だったらせめて24みたいに「対テロリスト」の話の方が、対立構造もわかりやすくなるので、まだ良かったと思う。要は「目的が不明瞭すぎ」
中国とか香港って、この手の話作るの下手な印象。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) October 20, 2025