毒

製作年・国 | 2023 / アメリカ |
製作総指揮・監督・脚本・音楽 | 原作:ロアルド・ダール 監督・脚本:ウェス・アンダーソン 製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン 編集:アンドリュー・ワイスブラム 、バーニー・ピリング 音楽監修:ランドール・ポスター |
キャスト | ベネディクト・カンバーバッチ デヴ・パテル ベン・キングズレー |
時間 | 17分 |
ジャンル | コメディ / 小説原作 |
評価
いまいち
あらすじ
就寝中、自分の腹の上に小さな蛇が這い上がってきて動いたら噛まれると思い、身動きが取れなくなった男と、それをどうかしてあげようと奔走する友人と医者の話。
感想
ロアルド・ダールの小説原作で、ウェス・アンダーソン監督脚本による4部作のうちの1つということで、この話自体にオチはない。
前日紹介した「ヘンリー・シュガーのワンダフルな冒険」および「ねずみ捕りの男」同様、小説をそのまま読み上げるスタイルのシュール&ナンセンスなお話。
なので、最後まで見ても「で、結局何が言いたかったんだよ」とか「なんの話やねん」としか思えないんだけど、舞台的な演出とカメラワークや、若干色褪せた感のある画質や無駄に明るさのある輝度等、原作の時代を反映しているかのような「レトロ感」はしっかりしていると思う。
そういう意味でこの映画はかなり独特な雰囲気を持っているし、この映画はウェス・アンダーソンにしか撮れない作品だなという個性はめちゃくちゃ感じる。
が、言ってしまえば「その雰囲気だけで押し通す映画」でもあるので、この雰囲気が楽しめる人じゃないと、この作品は面白くならないと思う。
面白さはなかったが、嫌いじゃないし嫌いになれないという類の映画。
皆無だが、演出的には「ヘンリー・シュガー」の様に、舞台セット的な演出でカメラワークも最小限で、雰囲気自体は独特で退屈しない
が、言ってしまえばそれだけなのでそこを理解できる人じゃないと楽しめず、大分人を選ぶ作品
ぼくは決して嫌いじゃないが面白いかどうかで言えばやっぱ「いまいち」。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) January 9, 2024