
面白かった。
こういっちゃなんだけど、正直この絵面と役者さんの風防を見た時に、「あ、こりゃ完全に低予算のB級モノだ」と直感したんですよね。
もうアニメの実写化が同行とかのレベル以前に、多分役者さんも大根で、低予算だから演出もショボいみたいなイメージだったから、逆にその答え合わせとして「どれくらいショボいのかを半笑いで生暖かく見守る」というスタンスで見始めた。しかも香港映画だし。
が、カースタントは日本の「タカハシレーシング」という、カースタントとしてはかなり有名なところがやっているらしく、原作にもでてきた「溝落とし」なんかもCGとかではなく実際に実演して見せていて「お?」とはなった。
また、脚本的にも、各キャラ設定において設定変更はなされているものの、アレンジの仕方としては非常に上手いなと感じたし、原作初期の「主人公【拓海】が走り屋としてデビューするまで」を描いており、その流れ自体はおそらく原作に忠実に沿っているので、非常にわかりやすかった。
だが、原作の頃から個人的にずっと、ヒロインであるJK「なつき」の存在が不要だと思ってて、やはりあのエピソードは完全に蛇足だと思った。
というのも、原作の段階からそうなんだけど、ヒロインだけど「実は援助交際してた」という設定で、何故ヒロインにその設定を取り入れたのか、その意図が完全に不明というか無意味としか思えない。
原作連載開始が「1995年」で、正に「援助交際」というワードがトレンドだった時代ということもあって、それを離しの中に取り入れたんだと思うけど、その割に拓海と親しくなってて以降、あっさりそれを辞めたりしているので、マジで何のための設定だったのか謎。
一応、「援助交際をやめると決めた、パパとの最後のデート現場を拓海に目撃される」というシーンが原作にも映画にもあって、その亀裂とか決別を描きたかったんだろうけど、本作のシナリオの本筋には関わってこない話なので、マジでノイズでしか無いので、そこは削ってほしかったなというところ。
あと、単純に拓海役の人がそれほどイケメンでもなかったのが、本作のB級感を更に加速させてしまっていた感があってそれも残念。
とはいえ、作品全体としては悪くなかった。
頭文字D THE MOVIE(字幕:2005 / NF)
面白かった
かつて峠最速の伝説の走り屋と言われ、今は豆腐屋を営む男の息子が、豆腐の配達中に走り屋を抜いたことをキッカケに、徐々にその世界に入っていく話
設定改変は色々なされているものの、ストーリーはアニメ1st~2nd Stageを纏めたもの pic.twitter.com/PT8dR8kRPs
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) September 15, 2023
実際に高度な技術で再現されていて迫力があった
ただ、ヒロイン「なつき」のエピソードについては、個人的に原作の段階から不要だと思っていたので、映画であれば尚の事不要だったと思う
あと、レース中のBGMがダサかったのが本当に残念
それ以外は概ね悪くなかったと思う。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) September 15, 2023