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【アニメ】新世紀エヴァンゲリオン(1995 / NF:全26話) ⇒ 面白かった

新世紀エヴァンゲリオン(1995 / Netflix:全26話)

https://netflix.com/title/81033445
製作年・国 1995年 / 日本
放送期間:1995年10月4日(水)~1996年3月27日(水)
製作総指揮・監督・脚本・音楽 ■総監督:
庵野秀明
■副監督:
摩砂雪/鶴巻和哉
■脚本:
庵野秀明/薩川昭夫/榎戸洋司
■企画:
GAINAX/Project Eva.
■アニメーション制作 :
タツノコプロ
GAINAX
■絵コンテ:
摩砂雪/樋口真嗣/鶴巻和哉
■キャラクターデザイン:
貞本義行
■メカニックデザイン:
山下いくと/庵野秀明
■作画監督:
鈴木俊二/本田雄/長谷川眞也
■音楽:
鷺巣詩郎
■主題歌:
OP:「残酷な天使のテーゼ」高橋洋子
ED:「FLY ME TO THE MOON」CLAIRE
キャスト 碇シンジ:緒方恵美
葛城ミサト:三石琴乃
赤木リツコ:山口由里子
綾波レイ:林原めぐみ
惣流・アスカ・ラングレー:宮村優子
碇ゲンドウ:立木文彦
冬月コウゾウ:清川元夢
日向マコト:結城比呂
伊吹マヤ:長沢美樹
青葉シゲル:子安武人
加持リョウジ:山寺宏一
キール・ローレンツ:麦人
鈴原トウジ:関智一
相田ケンスケ:岩永哲哉
洞木ヒカリ:岩男潤子
渚カヲル:石田彰
赤木ナオコ:土井美加
時間 24分 / 全26話
ジャンル SF, 近未来, ロボットモノ, ヒューマンドラマ, エヴァンゲリオン,

評価

面白かった。

あらすじ

「使徒」と呼ばれる謎の生命体を迎撃する巨大ロボット型人造人間「エヴァンゲリオン」のパイロットに選ばれてしまい苦悩する少年と、その周囲の人間を描いたSF&ヒューマンドラマ。

感想

言わずとしれた名作だしぼく自身もこのTVシリーズは20年くらい前に初視聴以降2~3周ほどしていたので、物語は割とよく覚えている状態での再視聴だった。

が、年月を経てからの再視聴という点については、改めて向き合う意義は大いにあったと思った。

エヴァという物語の持つテーマ的な部分だけでなく、単純にSFロボットモノとしてのアプローチも、実は結構練られていたんだなということも改めてよくわかった。

例えばエヴァにおいては名物とも言える「ヤシマ作戦」等のオペレーションなんかは、後のシン・ゴジラに活きていると言えるのは言えずもがな。

更には、敵である使徒が謎形状の物体(正八面体・球体・紐状)だったり魚だったり鳥だったり細菌だったりで戦い方のバリエーションが都度異なるため、初見ではまるで予想もつかない展開を見せている。

このため戦闘シーンについては見ていて飽きることがなく、純粋に見せ方が非常に秀逸な作品だったなと改めて思った。

もっと具体的にいうならば、ロボットものでありながら「人間が人間の持つ力で必死に戦っている」という感じが非常によく現れていたと思う。

無論、SFなのである程度高度なテクノロジーではあるんだけど、それも「人間が自力で獲得した力」という意味で、決して超サイヤ人的な超的覚醒等ではなく「人間であることを超越しない力」で概ね解決しているあたりが、エヴァの面白さの理由の1つだと思う。

※もちろん、時折「エヴァの暴走」とかはあったけど。

テーマ的な部分については、20年程経過し自分も加齢を重ね、かつ現代の価値観も当時から変容しているという前提を踏まえた上で見ると、やはり大幅に見え方は変わったと思う。

特に主人公「碇シンジ」については、初見の頃は「なんて弱いやつなんだろう」と思いながら、あまりにグズる彼の姿に苛立ちすら感じたが、今見ると何故かシンジに感情移入してしまい、そうなるとまるで見え方が変わってくる。

兎角シンジ周辺の大人達があまりに身勝手過ぎるというか、大人たちが自分達の都合を一気にシンジ一人に押し付ける形になっているくせに薄っぺらい励まし以外に何のフォローもしないので、むしろシンジがああなるのは致し方ないどころか「むしろそれが普通では?」とすら思えてしまい、兎に角シンジが不憫でならなかった。

ブームだった当時にエヴァの関連書籍を片っ端から読み漁り、多くの考察を目にした中で「シンジ=庵野監督」というものも目にしたが、なんとなくそれもわかった気がする。

これ以上書くとキリがないのでこの辺にしておくが、いずれにしてもこの作品をオンタイムやブームだった当時に見てハマった人ならば、20年以上経過した今見ることで別の見え方になるので、好きな人は改めて見ることをオススメします。

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