超久々にこのカテゴリ更新しますね。
と言っても1日過ぎちゃった上に、旧ブログから引っ張ってきただけですけども。
1989年4月15日:TM NETWORK – GET WILD ’89(19th SINGLE)
- TM NETWORK – GET WILD ’89(19th SINGLE)
作詞:小室みつ子/作曲:小室哲哉/編曲:ピート・ハモンド
1989年4月15日リリース - c/w:FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW)
- 収録アルバム:DRESS 他・GET WILD ’89
- FOOL ON THE PLANET (WHERE ARE YOU NOW)
作詞:小室みつ子/作曲:木根尚登/編曲:ジミー・ブラロウアー、ピーター・ウッド
34年前の今日リリース。
ああ、30年以上経ってしまいましたか。。。
この曲はぼくの人生の音楽ヒストリーを語る上でも絶対に外すことが出来ないほどの重要な曲で、ある意味では、ここからぼくの音楽人生が始まったと言っても過言ではない。
ま、「音楽人生」とかって、別にミュージシャンじゃないですけどね。
TM NETWORK 『Get Wild』
元祖GET WILDのPV。
TM NETWORKのPVって、「曲はかっこいいのに映像が死ぬほどダサい」っていうものが結構多くて、これはその中でも五指に入ると言っていいくらい、歴代でダサいPV。
楽曲の世界観ガン無視で香港で撮影とか。しかも限りなくオフショットに近い撮り方。何がしたかったのか甚だ疑問。
15年くらい前のJOY SOUNDとかのカラオケ映像とかのほうがよほどマシなレベルで本家がダサい。テキトーに作ったとしか思えない。「ミュージックビデオ」の悪い手本そのもののと言っていいですね。
でも楽曲そのものは当然のことながらものすごい名曲ですよね。超有名な話ですけど、小室哲哉氏はこの曲を「ひと息」で作ったそうです。
どういうことかというと、最初のサビのメロディが思い浮かんでそれをピアノで弾き始めて、そのままAメロもBメロも含めて、最後までノンストップでピアノを引ききってそのまま楽曲の原型が完成っていう流れ。作曲完了まで5分足らず。
でも、これミュージシャンあるあるというか作曲あるあるだと思うんだけど、そういう曲のほうが評判良かったりするし、後々名曲として語り継がれたりするんですよね。
時間かけてガチガチに作り込んだものほど、いい曲でも何故か評価されにくかったりする。おそらく、前者のほうが肩の力を抜いて作っているからか、余計な要素が入ってないんでしょうねきっと。
あと、以前にもなにかの記事で書いたことがあると思うけど、この曲って「スネア」の音が一切入ってないんですよね。このアレンジをドラマーの人が提案したっていうのが、すごく面白い。
やっぱGET WILDといったら、こっちの「GET WILD ’89」でしょう。
イントロど頭がパーカッションという、当時のTM NETWORK的には意表を突く始まり方で、そこから徐々に楽器が増えていき、イントロのメインテーマである「サビのメロディー」に到達するまでがまあ長い。結局歌入りまでに1分半くらいかかる。
でも中学生当時はこれがカッコいいとか思ってたんですよねー。
あと、この曲って何気に「シンセメインの4つ打ちビート + DJスクラッチ的なサンプリングアプローチ + ディストーションギター」っていう手法を編み出した最初の曲なんじゃないかという気がする。
この曲が、後の「初期B’z」や「access」ら小室チルドレンらにまず影響を与え、その後「初期ZAIN・B-Gram系」の所謂「ビーイング系(ZARDとかWANDSとかKIX-Sとかあの辺)」に伝播した気がする。
で、楽曲のアレンジについてなんだけど、オリジナルバージョンがスネアの音を抜いているのに対し、こっちは当時のテクノポップ系全開(C-C-Bみたいなやつ)なシンセドラムのスネアとタムの音がガンガン入っている。
で、BPMもおそらく少しだけ上がっているので、非常にダンサブルなビート感があって、ぼくはこっちのほうが断然好きですね。正直オリジナルバージョンはあまり好きじゃない。