K.O.(2025 / Netflix)

評価
つまらん
あらすじ
試合中に相手を死なせてしまった総合格闘家。罪悪感に苛まれ、世間から身を引いて孤独に生きていた彼のもとに、亡き対戦相手の妻が現れ、行方不明となった息子の捜索を依頼する。
やがて、事件の裏にある陰謀や暴力の世界が明らかになっていく——格闘アクション要素を含んだサスペンスドラマ。
感想
アクション面では一定の見応えがあり、格闘家ならではの肉弾戦も悪くなかった。
ただ、肝心のストーリーはありがちな「贖罪と救済」をなぞった構造で、既視感が強く、特に新鮮味や深みは感じられない。
また、停職処分を受けた女性刑事との共闘展開も説得力に欠け、物語上そこまで必要性を感じなかった。
むしろ、三者三様の思惑がぶつかるような「三つ巴」の構図にした方が、より緊張感が生まれて面白くなったのでは?と思える部分も多かった。
総じて、ジャンルものとして最低限は押さえているが、物語的な厚みに欠ける凡作。アクション以外の部分でもう一捻り欲しかった。
作品情報
| 製作年・国 | 2025年 / フランス・ベルギー |
| 製作総指揮・監督・脚本・音楽 | ■監督: アントワーヌ・ブロシエ ■脚本: ギヨーム・ルマン ルイ・オベール クレマン・マルシャン ■製作: ディミトリ・ラサム アントワーヌ・ブロシエ ■製作会社: スタジオカナル ■配給: Netflix |
| キャスト | シリル・ガーヌ アリス・ベライディ アンヌ・アズーレイ マローム・パキン フエド・ナバ イブラヒマ・ケイタ サミュエル・ジュイ ヴィルジル・ブラムリ マローン・エットリ ナフィ・スアレ マチュー・レストラード |
| 時間 | 86分 |
| ジャンル | アクション, 格闘技, 裏社会系 |
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面白みがほとんどなく、要するに「誰かを助ける・保護する」的な話なのでめちゃくちゃよくある話
ジャンルものなのでストーリー性はそれほど重要視すべき部分ではないものの、停職処分を受けた女性刑事と手を組む必要性をそれほど感じず、それならば三つ巴の対立構造にしておいた方が良かったと思う。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) June 25, 2025