バットマン ビギンズ(2005 / NF)

評価
まあまあ
あらすじ
幼少期に両親を目の前で殺された富豪の御曹司ブルース・ウェインが、悪を憎み、自身の恐怖の象徴として「蝙蝠」をモチーフにした仮面を被り、闇の中で犯罪者と戦うまでの軌跡を描くアクション作品。
感想
“バットマンがいかにして誕生したのか”という過程を、精神的・思想的な側面まで丁寧に描いており、単なるヒーロー映画ではなく、復讐・正義・恐怖といったテーマをしっかり掘り下げている点は非常に良かったし、物語の流れもスムーズで、構成的にはかなり完成度が高い。
一方で、アクション面はやや難あり、暗所での戦闘が多く、カメラも動きすぎるため、スピード感はあるのに“何が起きているのか”が分かりにくく、結果的にカタルシスが薄かったのが残念。
せっかくの肉弾戦やガジェット描写が映え切らず、そこだけ少しもったいなかった印象。
とはいえ、全体としてはしっかり楽しめる良作で、これがあのダークナイト三部作の始まりだと思うと感慨深い。
次作でどう進化するのか、期待しかない。
作品情報
| 製作年・国 | 2005年 / アメリカ・イギリス アメリカ:2005年6月15日 日本:2005年6月18日 |
| 製作総指揮・監督・脚本・音楽 | ■原作: ボブ・ケイン / ビル・フィンガー 『バットマン』 ■監督: クリストファー・ノーラン ■脚本: クリストファー・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー ■音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード ハンス・ジマー |
| キャスト | クリスチャン・ベール マイケル・ケイン リーアム・ニーソン ケイティ・ホームズ ゲイリー・オールドマン キリアン・マーフィー トム・ウィルキンソン ルトガー・ハウアー 渡辺謙 モーガン・フリーマン |
| 時間 | 141分 |
| ジャンル | アクション, ヒーローもの, リブート, アメコミ原作, バットマン, ダークナイト・トリロジー |
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そのものは非常に面白かった
が、肝心のアクションが暗所中心な上、スピード感はあるもののゴチャついててわけがわからず、どうにもカタルシスが欠けてしまった感があるのが残念
とは言え、それなりに見応えもあったので、次作も楽しみ。
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) November 1, 2025