日本の町並みがやや中国っぽい薄暗い感じで描かれていたが、映画の世界観としてはそれでも良かったと思う
日本人役者としては「國村隼、浅野忠信」といった昨今のヤクザ映画常連の安定感に加え、華と毒を兼ね備えた「MIYAVI」が非常に良いスパイスになっていて、絵面として申し分ない。
— (株)ゆう (@yusuke1006_t) August 11, 2023
「海外の人が作った日本のヤクザ社会の映画」というと、「ブレット・トレイン(2022 / 原作:伊坂幸太郎、主演:ブラッド・ピット)」だったり、Netflixオリジナル映画の「アウトサイダー(2018)」や、何より「ブラック・レイン(1989)」なんかがあるけど、そのいずれとも毛色の異なる作品で面白かった。
何より主人公「KATE」の吹替を「本田貴子さん」が当てられていて、個人的に吹替系の声優さんの中で最も好きな方なので、嬉しい。
なんか本田さんが演じられる海外の女性って、大体「強くてかっこいい」という役柄が多い印象で、正にこの作品の主人公も本田さん以外に考えられないといったところ。
ストーリー的には「ジョン・ウィック」や「キル・ボクスン」と同じく、「伝説的な殺し屋だったがそろそろ引退したい」ものの、そう簡単に足抜けさせてもらえず毒を盛られてしまい、その犯人を探す過程で、かつての標的の娘と行動を共にするという話。