だった
ストーリーとしては、殺し屋から足を洗ったのにそこに出戻るキッカケが「割とショボめな悪意に巻き込まれただけ」ではある
が、理由付けとして十分に納得でき、その辺りの描き方は上手いなと思った
シリーズとして4作目が今年公開されたばかりのようなので、早くサブスクに降りてきてほしい
— ゆう@404 NOT FOUND (@yusuke1006_t) June 22, 2023
おそらくこれも「ジャンル映画」と呼ばれる類のものになると思うので、ストーリーを語る類の映画ではないですね。所謂、北野映画における「アウトレイジ」とかその辺と同じ。
で、ストーリーについては、殺し屋稼業からは足を洗ったはずの伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、亡き妻の残した犬と愛車だけを心の支えに隠居生活をしていたものの、そのレア物の車をギャング小僧に目をつけられると。
で、寝込みを襲われ車を奪われ、おまけに妻の遺した愛犬まで殺されたことで、「よし。あのガキ絶対ぇブッ殺す」という流れで殺し屋に戻るという話。
凄くシンプルな話なんだけど、理由付けとしての前フリの説明量を最小限にとどめつつ、ジョンの静かな怒りを表現するには十分だったと思う。
マジで序盤のしっとりした暗い雰囲気は、北野映画にかなり近しいものを個人的には感じたし、些細なキッカケからものすごくオオゴトになるという流れなんかは、マジでアウトレイジそのものだと思った。
また、前回レビューした韓国映画「キル・ボクスン」が本作との類似性を指摘されていたけど、確かに設定等も含めて似てはいるが、個人的には言うほど一緒ではないと思う。
アクション部分については、ツイートにも書いたように、ガンアクションではあるんだけど、格闘技の要素も込みの「近接的銃撃戦」なので、割とトリッキーな動きでの打ち方も多く、それが結構店舗よく進んでいたので、クラブシーンでの銃撃戦は非常に見応えがあった。