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【韓国ドラマ】ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え(2022 / NF:全12話) ⇒ 最&高

ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え(2022 / Netflix:全12話)

https://netflix.com/title/80997343

 

評価

最&高

あらすじ

南北統一が実現し、共通通貨の導入を進める近未来の朝鮮半島。しかし、その裏では経済格差が深刻化し、社会の不満が募っていた。

そんな中、謎の男「教授」を中心とした強盗団が統一造幣局に立てこもり、大量の紙幣を印刷するという前代未聞の計画を実行に移す。

警察や人質との駆け引き、内部の裏切りや対立など、緻密な心理戦が展開される中、果たして彼らの計画は成功するのか——。

※スペインの人気ドラマ「ペーパー・ハウス」の韓国版リメイク。

感想

銀行ではなく「造幣局に立てこもってお金を刷る」という発想が秀逸で、単なる強盗劇ではなく、壮大な計画とそのバックボーンの作り込みが非常に巧みだった。

スペイン版をリメイクするにあたり、「朝鮮半島の南北統一」という韓国ならではな独自設定を絡めたことで、単なるコピーに終わらず、韓国ならではの社会的テーマが色濃く反映されているのも見応えがあった。

また、12話の1シーズンのみでありながら、造幣局内の攻防だけでなく、外の世界での動きも丁寧に描かれており、単なる閉鎖空間のドラマに留まらないスケール感もあってその点も非常に面白かった。

その上で、多数の登場人物それぞれにしっかりとしたドラマがあり、彼らの背景や動機が緻密に描かれているため、物語に厚みが感じられた。このあたりは本当に脚本が巧みだなと感心する。

特に「イカゲーム」を彷彿とさせるような、追い詰められた人間の心理や暴走の描写が秀逸で、誰が正義で誰が悪なのか、一概に割り切れない人間ドラマが展開される。

そのため、登場人物それぞれに感情移入しやすく、最初から最後まで緊張感が途切れることなく楽しめた。

本家のスペイン版も評価が高いので、比較の意味でもいずれ見てみたいと思った。

作品情報

製作年・国 2022年 / 韓国
パート1:2022年6月24日(第1話~第6話)
パート2:2022年12月9日(第7話~第12話)
製作総指揮・監督・脚本・音楽 ■監督:
キム・ホンソン
■脚本:
リュ・ヨンジェ
キム・ファンチェ
チェ・ソンジュン
■音楽:
キム・テソン
キャスト ユ・ジテ
パク・ヘス
チョン・ジョンソ
イ・ヒョヌ
イ・ウォンジョン
パク・ミョンフン
時間 63分~78分 / 全18話
ジャンル クライムサスペンス, ヒューマンドラマ, 立て籠もり系, ストックホルムシンドローム

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