TARO SOUL & KEN THE 390さんが2人でアルバムをリリースしたみたいですね。

その中の楽曲で、餓鬼レンジャーをフィーチャリングした楽曲があまりにもかっこよすぎたのでシェアしたい次第。

 

 TARO SOUL & KEN THE 390
 Booyaka!! Feat. 餓鬼レンジャー




TARO SOUL & KEN THE 390 - Booyaka!! Feat. 餓鬼レンジャー


 PVについて


Vはサムネ画像でもわかるように、全員が「黒スーツ+マスカレードマスク+日本刀」という、まんまキル・ビルな映像。

でもやっぱケンザさんはスーツ似合うし、餓鬼レンジャーのラッパー2人はまんまヤの字の人にしか見えないですね。

 トラックについて


トラックはフィーチャリングしている餓鬼レンジャーのDJである「GP」さんという方が作られているそうですけど、このトラックがそもそもむっちゃかっこいいんですよね。

音数はそこまで多くないものの、三味線とか琴系の雅楽系弦楽器のシーケンスにより、全体的に和のテイストでPVの雰囲気とよく合ってる。ロックでもHIPHOPでも、この手の和風ミックスすごく好きなんですよね。

あと、この曲のビートは、いわゆる「アップ・ビート(アップでリズムを取るビート)」って言うんでしょうかね。HIPHOPではあまり使われないタイプのリズムパターンだと思う。

で、この癖のあるビートに対する全員のラップの載せ方が非常に上手いですよね。


 ラップについて


 KEN THE 390


これまでのケンザさんのリリックとかライムとかフローって、言っちゃえば「ものすごく普通」なんですよね。別段突出した何かがあるわけではないっていうか。まあ、それだけに癖がなくて聞きやすいってことでもあるんですけど。

でも、このエントリのタイトルにも書いたんですけど、個人的には少なくともこの曲に関しては、ぼくが今まで聞いてきたケンザさんがバースを蹴っている曲の中では一番好きな曲ですね。むちゃくちゃハマってる。

特に2バース目の「Wa wa booyaka wa booyaka yeah / Word word ビートにはっちゃけちゃう yeah」の部分がすごく気持ちいいし、その後の早口の畳み掛けもむっちゃ気持ちいい。

 TARO SOUL


この人は乗せ方が非常にトリッキーで、リリックにもあるようにアクロバティックと言うか、縦横無尽に壁や塀伝いにストリートを駆け回る、パルクール的な地に足を「つけない」感じの乗せ方が印象的ですね。

特にこのメンツの中だとそれが一層際立つし、実際この曲を聞きながら、概要欄にあるリリックを見つつ自分も歌って見るんですけど、この人のバースが一番難しい。掴みどころがなくて。その上、声が非常に特徴的でものすごくインパクトは強いですね。

因みにリリックに登場する「アデトクンボ」はNBAミルウォーキー・バックスに所属している「ヤニス・アデトクンボ」のことで、同様に「ステフ」は、NBAゴールデンステート・ウォリアーズに所属している「ステフィン・カリー」のことと思われます。

そういや、ケンザさんもバスケやってた人なので、TARO SOULさんもバスケ好きなんでしょうかね。

 Yoshi(餓鬼レンジャー)


この方のラップをちゃんと聞いたのは、ガキレンの楽曲「The Skilled feat. LITTLE & FORK」が初めて。

で、まずその曲自体が「韻の頑固職人」をテーマにして、正に韻の職人であるLITTLEさんとFORKさんを客演に迎えて、粉々に韻を踏みまくるという曲なんですよね。

なので、韻の職人ということもあって、このメンバーの中では最も韻が堅くて、その踏み方がもう気持ちいいのなんのって。

ZORNさんみたいに、1ラインを2つに分割して7文字8文字とかで丸ごと踏むみたいな豪快な踏み方ではなく、例えば1バース目の1行目以降「あう(au)」の音を連続して入れ込んで「細かく連射するタイプの韻」なんですよね。

例えば
 Rhyme がツボな / が集うRap
 タフ / な頭脳はナチュ / ラルボーン
 引き出しの まるで雑 / 学王 
 はつ / らつ動 揺らす / ダンスホール
とか。

赤文字は全て同じ母音「au」で連続しているので、否が応でもリズミカルになるので、むちゃくちゃ心地よい。

この方もやはり個人的には2バース目の方がお気に入りで、こっちでは「ououa」の5文字の韻を早口でまくしたてるのがまた心地よい。

あと、動画のコメント欄見てびっくりしたのが、ラストヴァース。

いちいち位置に(1112)つき 斬新(34)な語録(56) 
悩(78)む程に究極(99)な句(9)で落とす
気付く奴は気付く10連コンボ
役者が揃えば はい!九連宝燈

これ。麻雀知らないので最初はわからなかったんだけど、どうやらこの「九蓮宝燈(チューレンポウトウ)」という役が「門前で「1112345678999+X」の形をあがった時に成立する」らしく、リリックもそのとおりに作られてて驚いた。

 ポチョムキン(餓鬼レンジャー)


この方は先のTARO SOULさんとはまた異なる系統の癖のあるトリッキーなラップですよね。

TARO SOULさんが空中技とか跳び蹴り系の、見た目が派手なアクロバティックな技なら、ポチョムキンさんは「寝技・関節技」の類で、トリッキーと言うより、すごく難易度の高い技や、あまり他の人が使わないような珍しい技を駆使してきそうなイメージ。

阻止tこの方も2バース目が非常に面白く、概要欄に掲載されているリリックも、フローに合わせて普通じゃしないような改行の切り落とし方や、スペースの空け方をしていて非常に面白い。

 余談


今の今まで知らなかったんですけど、ケンザさんはこのTARO SOULさんとユニットを組んでたんですね。R-指定さんとKOPERUさんによる「コッペパン」みたいな感じですかね。

でも、この「TARO SOUL」という名前になんか聞き覚えがあるというか、Vを見たときにもなんか見たことあるなと思っていたら、どうやら14年くらい前のYouTube動画が記憶に残ってたみたいです。


超・ラップへの道 / Ken the 390 feat Taro soul & DEJI

コレをなにかのキッカケで10年以上前にYouTubeで見たことがあって、ケンザさんの名前もその時に見てはいたんですよね。

にしてもこの曲、めっちゃオールドスクールなHIPHOPだけど、全員めっちゃラップ上手くてかっこいいですね。

因みにこのかっこいいトラックは、RHYMESTERのDJ JINさんが作ってるみたいですね。

 まとめ


本当は今日、別のエントリを予約投稿していたんですけど、どうしてもこの曲がかっこよすぎて早くシェアしたいと思って、でも割り込みで差し込むから軽めにするかと思ってたのに、ガッツリ書いちゃった。

いやしかし、コレはかっこいい。昨日もずっとコレばっかり聞いてた。今日も多分そうする。