iPhone6奮闘記シリーズ第2弾です。
過去ログはこちらから。


■前回までのあらすじ■

●第1話●

・中古で「iPhone6端末」を購入
 ⇒初日に、いきなりSIMトレイをふっとばす。

・仕方がないので「SIMトレイのみ」Amazonで購入。

 ⇒しかし待ちきれず、血迷ってSIMカードを本体に直挿しする暴挙に出る。

・近所のiPhone修理屋さんに¥1000払って取り出してもらう。

 ⇒ようやく振り出しに戻り、改めてSIMを挿しては見たものの…


さあ、ここからが大変だぞ。というお話です。
ここまでは、単なる序章に過ぎなかった。


■今度はちゃんとSIMトレイに載せる

iPhone修理屋さんから帰宅したぼくは、別途購入した既に到着していたSIMトレイを、これでもかというくらい慎重に開封し、そこまでするかというレベルの慎重さでSIMカードをトレイにセットし、本体にブッ挿――いや、優しく包み込むように挿し込んだ。するとiPhone6には



という文字が!あれ?ただの文字のはずなのに、ぼくに微笑みかけてくれているように見えるのは気のせい?なんてことを考えながら、画面を先に進めていくけど、よくよく考えたら、SIMを直挿しした時にも一応、この画面は見れていたので、まだ喜ぶのは早かった。


■APN設定ができない!その1
 「君とはSIM世界が違うのだよ」


画面を進めていくと、ネットワークを選択する画面?が出てくるんだけど、どうもWifiを選ばないといけない雰囲気。モバイルネットワーク通信を選択しても、結局、この一番最初のAPN設定をおこなっていないので、ネットに繋がらない。

ネットに繋ぐための設定をするために、ネットに繋がなくてはならず、その方法が、ぼくの場合その段階においては「Wi-fi」に縛られてしまっていた。

でも、ぼくの家は普通にLANケーブルで繋いでいて、無線LANも使っておらず、Wi-Fiルーターなんて持ってない。仕方がないので、iTunes経由で設定をおこなおうとするも



こんな感じの画面(文言は微妙に異なっていた気もする)が出てきて、SIMが挿さっていることは認識しているものの、どうもiTunes側から「いやいや、それじゃねーから」って言われているかのような状況。え~何それ~めんどくさい~。

結局、家のすぐ近くにあるコンビニのフリーWi-Fiスポットを利用してAPN設定をおこなおうとするも、電波が弱いのか、全く拾えない。

もうこの時点で疲れ果てていたこともあり、何が何だかさっぱりわからないので、遂に耐えかねて楽天モバイルのサポートに電話する。しかし「自力で解決できない」ということが、ぼくにとっては「リテラシーの低いこと」のように思えて非常に屈辱的でもあった。

しかしこの時点で時刻は「17:00」を少し過ぎていた。営業時間を確認する――18:00。背に腹は替えられない。どうせものすごく混み合っているだろうが、それでも一応電話し、スピーカー状態にしてデスク上に転がしておくことにした。すると予想していたより遥かに早い時間で繋がった。

で、聞いてみたところ、結局「最初にMNPの開通手続きをおこなうための番号に電話しなければならない」とのこと。うわ、ホントだ…最初の方に書いてあるじゃん…

――ますますリテラシーの低い、初歩的なミステイクを犯してしまい、忸怩たる思いに歯噛みしながら、結局そのまま指示通り電話をした。するとMNPによる楽天モバイルへの切り替え自体は、一瞬で終わった。

しかし、ここからが本当の地獄の始まりだった。


■APN設定ができない!その2
 「君とは歩んできたキャリアが違うのだよ」


楽天のサポートの人と話していた時、現在の状況を伝えたところ「docomoのiPhoneじゃないとSIMロック解除が必要になるので、そのまま手続きを進めると、場合によってはご利用できなくなる場合がありますよ」ということは言われていた。

ぼくはこの言葉をしっかりと肝に銘じておく必要があったはずなのに、「あーはいはい。了解っすー」みたいな感じで華麗に流してしまっていた。

で、先述のように、MNP開通のための番号に電話して、開通は一瞬で終わった。

しかし、その後の作業はMNP開通手続きをおこなう前と一向に変わらない。移行したのに、iPhone6の設定画面では、何の変化も見られない。

おかしいなと思いながらも、結局この日は何もできないまま20時近くになり、ほぼ一日を無駄に終えてしまったな等と思っていたその時、ふとこのスマートフォンを購入した時の商品ページが気になったので見てみた。

そしてぼくはここで初めて、重大なミステイクを犯してしまていることに気付いてしまった。
――商品名には、こうあった。

 SoftBank iPhone6 128GB A1586 (MG4A2J/A) スペースグレイ



うん。ソフトバンクのiPhone6の128GB。
うん、そうだね、ソフトバn――って、えっ「Softbank」!?




うわあああああああああ!!!!!!!


――やってもうた。脳裏に楽天モバイルのサポートのお姉さんの言葉が蘇る。
「docomoのiPhoneじゃないとSIMロック解除が必要になるので、そのまま手続きを進めると、場合によってはお手続きできなくなる場合がありますよ」


そうだった。楽天モバイルは「docomo」の回線を利用しているため、「docomoからのお下がり端末」であれば、別段SIMロック解除はおこなわなくとも、そのままSIMをブッ挿して利用することができる。

しかし、auもしくはSoftbank出身の端末の場合、SIMロック解除が必要になるのである。しまったぁぁぁっ!コレは迂闊だった。何故購入するときにもっとよく確認しなかった!

念のため、上記商品ページをもう一度よく隈なく確認してみるも、何処にも「SIMロック解除済」とは書いてない!

なんで購入する時にもっとよく確認しなかったんだあああ!で、元の携帯を確認すると、既に「緊急通報のみ」としか書かれておらず、もう既にネットも通話も使えなくなっている状態。

ああもう、面倒くさい!

リアルに禿げるんじゃないかという勢いで頭を掻きむしりながら時間を確認する。――19:30。自宅から歩いて10分くらいのところにSoftbankのショップがある。恐らくまだ、20:00くらいまでなら空いているはずだ!



ネットでいちいち最寄り店舗の営業時間を確認するのももどかしく、非常に面倒くさいがMNP開通をおこなったことで退路が絶たれてしまった以上、SIMロック解除を先送りにすることは出来ない。

1秒でも早く解除して電話を使える状態にもっていかないと、もっと面倒なことになる。と言うより、言ってみれば今のぼくは「音信不通状態」に限りなく近い。

まあ、メールは元より、FacebookやLINEもブラウザで使えるので、誰かと連絡を取ることは出来るっちゃ出来る。しかし、家から一歩出てしまえば、PCが利用できる環境にならない限りは、誰かと連絡を取るなんてことは一切できなくなる。これは結構怖い。

このブログでもこれまでに、「携帯を家に忘れたまま仕事に行ったけど、何の問題もなかった」とか、とある事情から電話使えない日が2日位続いて「別に電話なんて無くても生きていけると思った」なんてことを生意気にも書いていたことがあった。

しかし、この「退路が絶たれた」という状況になってはじめてわかったことだが、今までぼくが「電話なんて無くても何の問題もない」と思えていたのは、「使いたいときに、端末はいつでも使える状態だったから」という事にほかならない。

「いつでも使えるという安心感」ひいては「いつでも帰る家がある安心感」があるから、ぼくは自由でいられたのだ。そして愚かなぼくは、いつの日か、それを「当たり前」だなんて思い上がってしまっていたのだ。失ってからわかる本当の大切さとは、正にこのことだと痛感した。

しかし、そんな反省も虚しく、更なる試練が僕を待ち受けていた。


~その3へ続く


■次回予告■
~どうか…どうかこの子を助けてやって下さい!
~うわあああああああああ!!!!!!!

~気がつくとぼくは走り出していた。
~ネオンに彩られた暗闇の中を、ただただ叫びながら走っていた。
~涙で滲んだ水彩画のようなネオンの景色が、疾風(かぜ)とともに流れていく――



次回、中古iPhone6奮闘記第3話

「わかってたわ。いつかこんな日が来るってことくらい」

デュエルスタンバイ!


※画像引用元:
 https://support.apple.com/ja-jp/HT203434
 https://gigazine.net/news/20111014_sbm_iphone_ios5/
 http://www.m-digi.co.jp/sb_naganokita.html
 https://iosys.co.jp/