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「商売」や「仕事」に感情移入してる人は言っちゃ悪いが「頭悪い人」だと思う

気になるツイートがあったので、引用リツートしつつ更に掘り下げたいなと。

経営者の責務は「顧客満足&利益」の両方を最大化すること

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●元ツイート

テレビで常軌を逸した激安店とかデカ盛りのお店とかを取り上げて赤字だけどお客様が喜ぶから~みたいなお涙頂戴やってるのが昔から死ぬほど嫌いなんだよね。あーいう業態って必ず誰かが必要以上の我慢を強いられた上で成立してるもんだしとても商売とは呼べない。もはや自己満通り越して迷惑行為。
午後1:11 · 2022年9月30日

●リツイート

ほんこれ

商売に熱い想いを入れ込むのは勝手だが、感情にウェイトを置くならいっその事商売ではなく「無料」にしろと

「商売」としてやるのならば、「きちんと利益を出すところまで考えるのが経営者としての責務」って話

結局「カッコつけ」による承認欲求にしか見えないのよね

マジでほんこれすぎ。
価格を下げるのは一向にかまわないと思う。そこにしっかりとした「利益」があるのならば。そしてその利益が十分量あるのであれば。

しかし、「利益が少なすぎる or 赤が出てる」という状態であれば「そもそもお金を取る意味無いですよね?」って話だ。

お金を取る意味は「かかった経費の回収+自分の利益の獲得」であり、その一連の流れを「商売」と呼ぶのだ

「利益は出ない。が、どうしてもこれをこの価格で届けてお客様が喜ぶ顔が見たいんです」というのならば、中途半端に値札なんて付けずに無料でバラ撒けばいい。その方が喜ばれるに決まっているのだから。

でも無料にはせず「激安」で売る。それは何故か。その方が話題になるからではないだろうか。

いずれにせよそんなものは商売とは言わない。ツイートにも書いたけど、「商売」は「利益を出すことがゴール」なわけだ。

「お客様を笑顔にすること」はゴールではなく「前提」だ

よく「お客さまを笑顔にすることが私達の使命です」みたいなことをスローガン的に掲げて、社内とかでも共有されることがある。ぼくのバイトしている会社でもそうだ。

だが、ぼくから言わせればそれはゴールではなく「前提」だ。誰がなんと言おうと、商売のゴールは「利益を得ること」以外にほかならない。どんなに顧客満足度が上がろうが、そこに利益が生まれなければ、それはもう商売として成立しない。

「利益至上主義」というと、「お客様のことを大事にしていない」とか「ユーザーファーストで考えていない」って思われがちだ。

確かに世の中には利益追求に目がくらんで、本質的なサービスの質を蔑ろにしているかのような悪質なサービスもあるとは思う。

じゃあ、「良いサービス」って、利益を度外視して「ユーザー至上主義」で考えていることなのかと言ったらそれは違う。

良いサービスとは「質の高いサービス」を「適正な価格で提供し、提供側にも適切な利益をもたらすもの」ことをいう。

「価格」は提供する側が決めることだが、「価値」は消費者が決めている

「物の価格」はメーカーやサービス提供側が値札を付けて決めている物だ。

しかし、それに見合う「価値」があるかどうかは、常にユーザーが決めているということを、肝心の経営者がわかっていなければ何の意味もない。

どういうことかというと、例えば、「1本¥100の水」とそのとなりに「1本¥500」のあったとする。どちらも同じ500mlとする。

どちらを買うかと問われれば、言うまでもなく当然安い方を選択するに決まってる。

では、どちらのほうが「適正価格か」と問われたらば、これもやはりほぼ全員が「1本¥100の方」と答えるだろう。何故なら「それが相場」だから。

そしてここで言う「相場」と言うのは、そのまま「そのモノの一般的な価値」という基準でもあるわけだ。

つまり「500mlの水は一般的に1本¥100の価値である」と潜在的に認識しており、それが共通認識として世に浸透しているということであり、これが「物の価値は消費者が決めている」という意味だ。

で、何が言いたいかというと、あまりにセールや薄利多売な安売りを乱用していると、「消費者によってあなたの商品の価値を下げられてしまう」と言うことだ。

相場的に言えば、あるランチセットが「¥1000」であるところを「¥200」で売ることが当たり前になってしまえば、常連客は「このランチセットは¥200が通常価格である」と認識する。

それはつまり「¥200程度の価値のものである」という認識に変わっていくことをも意味する。

そうなると、売る側はもう価格を戻せない。戻したらせっかくの客が離れていくからだ。

そして「何故、離れていくか」といえば、¥1000に「値上がりした」と思うからだ。値上がりではなく「元の価格に戻しただけ」なのにだ。

これはつまり、¥200で売ることが常態化していたことにより、消費者の中での「その商品に対する価値が下がった」からだ。

よって、「¥200の価値しか無いのに¥1000にまで値上げしやがった」となるのだ。

まとめ:上手な商売とは

結局のところ、「じゃあ適切な上手な商売って何よ」って話であれば、それはもう「気持ちよくお金を払ってもらい、利益を得ること」だ。

気持ちよくお金を払ってもらうには、金額以上の「価値」を提供する。価値はユーザーが決定することと先述したが、そのために「選ばれる商品やサービス」である必要がある。

「少々高くても、この商品・サービスがいいんだ」とか「この店から・この人から買いたい」と思わせるものを提供する。

その引きのために「価格を下げる」なんてのはバカが考えることだ。発想が安易すぎる。結果として下げた値段の分、価値も下がるのだ。

価格を下げずに価値を上げていく施策を考えるのが、経営者が考えなければならないことだ。

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