脳窓全開ブログ

どうでもいいことにムキになりながら無駄に熱く長く書きなぐる日記帳ウェブログ。毎日更新!

    カテゴリ: ■レビュー

    High and Low the movie 3 "Final Mission"

     

    ※前もって言っておくと、ぼくはこの作品のTVシリーズは一切見たことがなく、予備知識が殆どない状態で見ました。

     

    不覚にもちょっとおもしろいと思ってしまった。

     

    所謂「LDH系」といいますか、要するにEXILE及びEXILE TRIBEのLDHファミリー+最近のヤンキーものの映像作品に必ずいる役者さんたちが勢揃いな、オラオラ系作品。

     

    とはいえ、世界観だとか背景とか、細かなディテールとかその辺についてはかつて日テレ土8枠でやっていた子供向けドラマに、クローズZERO的なヤンキー感を取り入れた感じ。劇中に出てくる「無名街」ってのを最初聞いた時は、キンキキッズが主演していた「未満都市」を思い出したくらいだし。

     

    で、これはそうした子供向け映画だと思っていたのだけど、劇場版だからなのか元々そうなのか知らないけど、それ以外の役者勢がまあ割と豪華な顔ぶれで。

     

    岸谷五朗は、クローズZEROにも出ていたし、割とこの手の子供向けの作品でも見かける機会はあるのでわかるんだけど、ヤクザの親分役として「津川雅彦」だったり、その組織の幹部連中として「岩城滉一、高嶋政宏、笹野高史、木下ほうか、加藤雅也」ら、豪華ベテラン陣が揃っている。

     

    そればかりか、その幹部連中の中に、元BLANKY JET CITYのDs. 中村達也までいるから驚いた。女性陣だと「小泉今日子、飯島直子、YOU」なんかも参加していて、キョンキョンとYOUに至ってはラストあたりでチョロっと出てくるだけだったので、「なんて贅沢な無駄遣いだろう」とも思った。

     

    でも、物語の世界観なんかは、やはり先述したように、かつての日テレ土8の子供向け路線で、最初の「これまでのあらすじ」的な説明で「九龍グループと政府の癒着」とか「それを暴くためのUSBメモリを巡って」とか、ちょっといくらなんでもベタすぎやしませんかと思って、逆に笑えたw

     

    「機密情報が記録されたUSB」ですよ?きょうび、USB出しますかとw もう、一昔前の海外ドラマでも扱わないでしょw まあでも、これが「フロッピーディスク」じゃないだけマシかw

     

    しかしながら、あまつさえ物語も佳境にに入ってきた頃、仕掛けられた爆弾を止めるために、なんとダメ押しとばかりに「何色のケーブルを切るか」という描写まで出てくるから、流石にこの時ばかりは飲み物を吹き出しそうになったw

     

    でも流石にそのシーンを大真面目に緊張感たっぷりにやってしまうとコントになってしまうと危惧したからなのか、ここについては言わば「外し」の演出がされている。

     

    具体的には、カットが変わって爆発する描写が出てきたので「あ、ミスったんだなw」って思うんだけど、シーンが戻ると、実は「切るかどうか迷っているうちに爆発してた」ってオチで「いや切ってへんのかい!」ってなったw

     

    更に言うなら、その爆弾の色付きコードが5本あって、それぞれの色が劇中に出てくる「S.W.O.R.D地区」のイメージカラーと意味ありげに一致しているとか、「いやいやそんなわけねーだろ!」って話だったり。

     

    他にもいくつもの、言わば「ご都合主義」みたいなものが出てくるんだけど、この辺については見ながら「あ、これは仮面ライダーだと思ってみればいいんだ」ということに気づいたので、途中からは気にならなくなったw

     

    あとは、劇中でのアクションシーンとか、パルクール的なスタントなんかは非常に見応えがあった。でも、どうやらファンからすると前作に比べるとその比率が減少してしまっているようで、物足りなかったとのこと。

     

    ということはこの物語は、ストーリー物っていうよりかは、MATRIXみたいな「ヴィジュアル系アクションもの」ってことでいいのかな。

     

    いずれにしても、子供向けではあるけど、ぼくはこーゆーの結構好きなので、この際、TVシリーズを追いかけてみようかなってちょっと思いました。半笑いで見つつも、ちょっとテンション上がったしw

    【【邦画】High and Low the movie 3 "Final Mission"】の続きを読む ■EDIT

     

    山口組の慟哭 菱の死闘 ~元直参組織最高幹部の激白~
    桜井 健治 ジーウォーク (2017-11-28) 売り上げランキング: 16,391

     

     

    メチャクチャ面白かった。

     

    最近、山口組関連の本を読むのにハマっていて、前々回「山口組 顧問弁護士 - 山之内幸夫」を紹介したわけなんだけど、同じ「山口組関係者」でも、あっちは「顧問弁護士」で一応カタギであるのに対し、こっちは「直参組織の幹部」というモロな当事者。な、だけに、書かれている内容のリアリティーがすごい。

     

    と言っても、ありがちな現役時代の懐古に浸りながらの武勇伝自慢などなどは一切なく、今回の分裂そのものよりも山口組の歴史をおさらいする方に字数を割いているので、過去の分裂抗争(山一抗争)をはじめ、様々な歴史について知ることができるので、山口組関連の本を読み始める最初の本としてはすごくいいんじゃないかという気もする。

     

    あとは、終盤「六代目山口組」と「神戸山口組」からさらに袂を分かった「任侠山口組」を率いる「織田絆誠」について、これでもかというくらいケチョンケチョンに書いてて思わず笑った。

     

    とは言え、ページ数もまあまあ多く、B6版のソフトカバーの大きさに対して文字数もやや多めなので、読み終わるのに時間がかかった。(通勤電車の中でのみラノベと併読していたので、1ヶ月位かかったw)

     

    コンビニで買った本としては、非常に読み応えがある良著。ヤクザを知る上では非常に有意義な一冊だと思います。

     

    ■EDIT

    ■すべてのJ-POPはパクリである - マキタスポーツ■

     

    めちゃくちゃ面白かった。2017年に読んだ本の中では、ブッチギリで面白かった。

     

    すっかりこの本のレビューを書いたつもりになってたのに、まだ書いてないことに驚いたので、慌てて書く。いや、それにしても、コレは非常に面白い。

     

    「第一章:ヒット曲の法則」なんかは、千原ジュニアが「にけつッ!!」とかで話していたのを先に聞いていたので、「あーここにその元ネタがあったのか」と思った。確かに「カノン進行」は一発屋に非常に多いなというのはぼくも以前から気づいてはいたけど、それを更に面白おかしく話を広げてくれていたので、非常に楽しめたし納得感も大きかった。

     

    他にも、ぼくがかつて大好きだったEテレの番組で、東京事変やDo As Infinityのサポートベーシストでアレンジャーでもある「亀田誠治」の番組「亀田音楽専門学校」宛らに、音楽理論をかなりわかりやすく噛み砕きながら、ヒットの法則について解説している部分は非常に面白かった。

     

    続く「第二章:なせCDが売れなくなったか」についても、ぼくが思っていたとおりの部分もあったし、どの章でもそうだけど、具体的なデータを用いて論を展開しているので、非常に説得力があった。

     

    音楽理論と市場とかそこまで本格的に詳しくないけど、でもJ-POPをちょっと小馬鹿にしている人にぜひ読んでいただきたいw

     

    ■EDIT

    ■山口組 顧問弁護士 - 山之内幸夫

     

     

     

    非常に面白かった。

     

    2015年の「六代目山口組」と「神戸山口組」の分裂騒動に端を発し、そこから2017年4月の「神戸山口組」から「任侠山口組」のさらなる分裂を経て、今、揺れに揺れている日本最大の広域指定暴力団「山口組」――そんな暴力団の「顧問弁護士」を40年も努めた、異色の弁護士による非常に生々しい手記。

     

    ある意味で「ヤクザに最も近いカタギ」という、かなり特殊な立場からの発言という時点で非常に興味深い。

     

    そして、文中でも親交のあったヤクザの人に対し「××さん」と言う風にフランクに表記していることから、かなり親しくしていた様子についても詳らかに書かれている辺り、ことによれば嫌悪感も抱かれかねないとも言えるくらいの内容だったと思う。

     

    だがそれゆえに、内容的には非常に生々しくリアルではあった。とは言え、「山口組の顧問弁護士」という立場上、多分にして山口組寄りな書き方ではあるのは当然といえば当然ではあるが、しかしそもそもそれ以前に「カタギの弁護士」でもあるため、必要以上に美化や擁護はしていない。

     

    要は顧問弁護士という立場上(厳密には「元」だが)「山口組」を擁護しても、「ヤクザそのもの」を認めているわけでもないという点で、しっかりと意見を述べている点については好感が持てると思う。

     

    そういう意味では、ヤクザという必要悪を受け入れ、その上で「弁護士」という法の番人として極めて中立的な立場の人間として、職務を全うしようとしたプロ意識の高さというものが窺えた。

     

    ヤクザそのものについて、こうした立場でここまで語れる人自体が稀有だと思うので、そうした意味では非常に興味深く、意義深い良著だと思った。

     

    因みに、著者の「山之内幸夫」という人は、無名の鉄砲玉の悲哀を描いた小説で、後に映画化もされることになった「悲しきヒットマン」という作品の原作者でもあるそうだが、実は「鉄砲玉」のことが一般的に「ヒットマン」と呼ばれるようになったのは、この作品がブレイクしたことキッカケなんだそう。

     

    著者の歩んできた40年というキャリアは、ある意味で近代ヤクザの歴史そのものと言ってもよく、最も抗争が苛烈だった頃から、現在の深刻な人手不足に至るまでが、詳らかかつ赤裸々に描かれていて、資料として見るには申し分がないのではないかと思う。

     

    ■EDIT

    ■1日5時間で仕事を片づける人の習慣術 (PHP文庫) 文庫 – 2007/2/1 知的生産研究会 (著) まあまあ参考になった。何より非常に読みやすかった。 通勤の電車内でしか読んでおらず、別の本との併読であったにも拘らず、2日目で読み終わったので、恐らく読んでいた時間は正味2時間程度といったところかもしれない。 このカテゴリは久々の更新になるけど、内容的にはこれまでに紹介してきた「読書術系」のものや「仕事術系」のものとほぼ同様。というか全く一緒。ここのレビューには書いてないけど、同じような内容の本についてはもう何冊か読んではいるのだけど、当たり前の話だけど、大体同じことしか書いてない。 もちろん「だからダメ」というのではない。作者が「知的生産委員会」と団体名になっていることと、参考文献の数が多いこととPHP出版であるということから、同系統のあらゆる本のダイジェスト版とでも言うような内容ではあるけど、非常によくまとめられている。 奥付を見ると第1版が2007年ではあるが、15刷まで刷られていることからもわかるように、時代の流れにあまり左右されない普遍的とも言える仕事術の本だと思う。コレについては1回読んで終わりにするのではなく、常に携帯して、忘れた頃に読み返したほうがいいかもしれない。 内容としては以下の5項目からなっている。  

     1:時間管理術  2:情報収集術  3:整理術  4:コミュニケーション術  5:勉強術

    全てに於いて共通しているのは、当然のことながら「兎に角無駄を無くせ」ということ。特に、個人的には「3:整理術」については強く心がけなければならないなと、ひしと感じた。 あとは何より、文体とか、「この本の情報自体に全くの無駄がない」というところで、非常に読みやすいというのもあるんだけど、なんか「この手の本を上手に読むコツ」みたいなのがつかめた気がして、ものすごく効率よく読めたのが、個人的に嬉しかった。 具体的には最初に「目次」を熟読して、そこのタイトルに目を通していると、変な話、この段階でもうこの本の7割位は理解できたというか、読んだも同然な気がして、その後の部分については流し読みというか、いい感じに飛ばしながら読めた。 ぼくは本を読む時、つい頭からバカ正直に全部読んでしまうので、1冊読み切るのにいつも時間がかかってしまう。今回はそれをしないで、尚且つある程度頭に入れながら読めた。まあ、過去に同じような本を何冊も読んでいたから、「内容をインプットする」と言うよりほぼ「答え合わせ」みたいな感じだったから、というのもあるんだろうけど。 目新しさはないけど、常時携帯しておきたい1冊。

    ■EDIT

    ■crows zero 3 sub indo■ 死ぬほどつまらん映画。こんなにつまらんのも珍しい。もうなんていうか全てに於いて中途半端。 実は見たのはだいぶ前ではあったんだけど、YouTubeにコイツも上がってたので、ここに書くためにもっかいサラッと見たけど、やっぱつまらんなあ。唯一の救いは「勝地涼」がメインキャストとして出ているってことくらいか。 高橋ヒロシ原作の大人気ヤンキー漫画「クローズ」の、原作の前日譚として1作目「クローズZERO」が小栗旬・山田孝之主演、三池崇史監督によって作られ、2作目は敵対勢力である鳳仙学園の頭役として「RIZE」のドラマーでもあり役者でもある「金子ノブアキ」他、「三浦春馬」や現在人気絶頂の「綾野剛」等を迎えて作られたわけだけど、この1作目・2作目が面白かっただけに余計にこの映画のだめな部分がものすごく浮き彫りになっている気がする。 ま、監督と脚本が前作と異なる時点でそれはもう別の映画だよなって話ではあるけども。  

    【クローズEXPLODE】の続きを読む ■EDIT

    ■下妻物語 めちゃくちゃ面白かった。 YouTubeを見ていたらまるまる1本上がっていて、どうせ大して面白くないんだろうと高を括って夜中にクリックしたのが間違いだった。なんだこれ。めっちゃおもろい。深田恭子のロリータが可愛いのは当然として、土屋アンナのヤンキーもかっこよくて可愛かった。(残念ながらコレを書いている途中で、YouTubeの動画は削除されてしまった。当然か。) 冒頭、状況等の説明を深田恭子演じる「桃子」がナレーションで行うわけだけど、その時の映像の見せ方が非常にコミカルかつテンポよく進んでいくところが面白かった。 この手の演出ってセンスが悪いと途端にダサくなってしまう上に、見せ方を優先しすぎると今度は説明が説明として機能せず、訳がわからなくなったりで、何気に難易度は結構高いと思うんだけど、そのあたりを難なくクリアしていたところに上手さを感じた。 特に、開始から3分と経ってないのに、いきなり軽トラに轢かれて「下妻物語 終」って出るとことか、なかなか面白かった。で、そこからプレイバックする形で映画本編に入っていくところなんかは、木更津キャッツアイぽくて、テンポ感といい、田舎を舞台にしている点といい、その類似性を感じられる点も面白かった。 実際、クドカン脚本に欠かせない「阿部サダヲ」や「荒川良々」も出演しており、阿部サダヲのリーゼントなんて完全にコントのそれで、明らかに崩し過ぎなのに、そもそも作品自体が終始「バカ&ハイテンション」だから何の違和感も感じなかった。 更には、途中、状況説明のためにアニメを差し込むあたりも秀逸だった。惜しむらくはこのアニメの絵柄が、もうちょっと日本の如何にも「アニメ」って感じの絵柄ならもっと面白かったと思う。 キャラクタ的には、主人公の桃子が、ものすごいロリータファッション大好きっ子なのに茨城のど田舎に住んでるというギャップと、そこから代官山のお気に入りのショップまで足繁く通ってるいるというところも含めた絵面自体の面白さも去ることながら、そうした環境や、離婚して離れた母親、ろくでもない親父とクセの強すぎる祖母等、諸々に対し何の不満も抱かず、その状況の中でも一切ブレずに自分のスタイルを貫き通しているという強さを、あくまでさり気なく描いている点が良かった。 片や土屋アンナ演じる「イチゴ」は、もう典型的なわかりやすい記号化されたヤンキーそのもので、いわゆる「ヤンキーとそうでない人」との友情を描く物語に決まって出てくるテンプレ的王道パターンである「ヤンキーが所属しているチームから足抜けするために、リンチを受けに行く」というシーンも当然出てくる。 足抜けするきっかけとして、桃子が初めて自分を必要としてくれたことが嬉しくて、集会よりもそっちを優先させたことという描写があるが、それ以外にも「7人だけで走ってた頃のほうが楽しかった」的な台詞でポツリと語られるだけで、チームに対して不満を持っていたという描写が少なかったため、若干唐突感が否めないところではあるものの、先述の通りそもそもこの手の話で「ヤンキーが抜ける」はお約束なので、大して気にならなかった。 それよりも、ここに出てくるレディースの人たちが絵面的に割とリアリティがあってカッコよかった。特に「まちゃまちゃ」なんてあの奇抜な髪型と特攻服があまりにも芸風そのまま過ぎて何の違和感も感じなかったし、それまでコミカルに描かれていた土屋アンナのヤンキーっぷりもこのシーンでは非常にカッコよく見えた。 特に、所属していたチームの頭を演じる「矢沢心」を、ちょっと上から見下ろす形で睨みつけながら「ステゴロでタイマン張りましょうや」って言う時の土屋アンナの表情とか普通にカッコよかった。 あと、いい意味ですげー細かいなと思ったのが、鑑賞後、下妻物語のWikipediaのページを見ていたら、桃子が大好きなブランドである「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」というブランドが実在のブランドで、そこの社長である「磯部」役を「岡田義徳」が演じているんだけど、この社長の名前自体も実際の社長と同じ名前でびっくりした。 更には、そこのデザイナーさんが、元々このブランドのファンで、このブランドが好き過ぎてこのブランドのデザイナーになったというサクセスストーリーが、桃子のストーリーとかなり近くて面白いと思った。 映画の長さとして2Hなく、100分程度で丁度いい長さでよかった。動画が削除されてしまったのでちょっと残念だけど、今度DVDレンタルしようと思ったし、何より、俄然、原作小説を読みたくなった。久々にいい映画を見た。 ※追記 また、別アカウントでアップロードされていたようなので、一応埋め込んでおく。

    ■EDIT

    ■ジャンク・ランク・ファミリー(ヤングチャンピオン・コミックス)    高橋ヒロシが描いているのだから面白くないわけがない。で、実際面白かった。 とは言え、著者はデビューからこれまでの間、読み切り等も含めてそのほぼ全てが「ヤンキー物」というジャンルばかりを書いてきており、強いて言えば「QP」だけが唯一の例外的存在だというくらいだ。(とは言えこのQPも、物語の大半を占める長い回想シーンがやはりヤンキー物ではあるのだが、大筋の話としてはノワール系バイオレンス) 個人的には鈴蘭男子高等学校を舞台としたクローズおよびWORSTも好きなのだが、QPのように「暴力をちゃんと暴力として描いている」バイオレンス物も好きで、それこそぼくが好んで読んできた馳星周系ノワール小説に近い匂いを感じていた。 で、このJANK RUNK FAMILYは、そこからも更に外れて、時代設定も現代なのかどうかもよくわからないし、舞台も「世界のどこか」という感じで、少なくとも日本的雰囲気は一切ない。背景画とかからすると、開拓時代のアメリカのような荒野だとかのイメージ。 で、設定としては、大地震によって荒廃した世界の各地で戦争が起き、その中で生きるために略奪などが当たり前に行われている世界ということなので、所謂「北斗の拳」的な荒廃した世界が舞台だったりする。水と食料とガソリンを奪い合うとか正にそのまんま。なので、第1話目から普通に、人が後ろから刃物に刺されて殺されるシーンなんかも出てくる。 そんな中、敵対する組織として「ザボ・ローチェ」という名前のチームが出てくるが、名前からして如何にもイタリアンマフィアっぽかったりするし、先述したように描かれている世界観が、開拓時代のアメリカのような趣を感じる。 ​
    ※しかし「ザボ・ローチェ」という言葉を調べてみたが、特に何か由来と思しきものはHITしなかった。 ※更には「JANK」と「RUNK」という英単語も、ありそうでなかった。作中でも人の名前から取っている旨が説明されているが、やはり英単語そのものにこれと言った意味はなさそうだった。 このことから、映画:アメリカン・ギャングスター的な、ギャング・マフィアの発祥を描こうとしている風さえ伺えるし、実際、主人公たちの所属しているチームは、タイトルであるジャンクランク【ファミリー】となっていることから、イタリア系マフィアの「ファミリー」を想起せずにはいられない。 2巻までの段階では、あくまで世界観の説明というところにページを割いているところがあったので、これと言った大きなヤマはそこまで出てこず、正直物足りなさを感じるところではある。 しかし、これまでの「ヤンキーもの」という、ある種わかりやすくて感情移入しやすい存在を描いてきた著者が、今度はこうした架空の世界感で、どのように「漢の生き様」みたいなものを見せてくれるのか、恐らく作者自身が新たな領域に挑戦したかったんだろうなということが伺える。 いずれにせよ、今後の展開が非常に楽しみではある。
    ■EDIT

    ■ミンボーの女■ ※1992年公開 面白かった。 だが、今回はマルサ、スーパーとは異なり、宮本信子演じる井上まひる自身が活躍するというよりかは、彼女はプロデューサー的立場で裏方に回るため、実際には「大地康雄」と「村田雄浩」が中心となって活躍する話となっている。 このため、宮本信子がしばらく出てこない局面もある。それどころか終盤とある事情で引っ込まざるを得なくなる局面を迎えるので、そういう意味では他の女シリーズと比較しちゃうと、見せ場が減っている分、やや物足りなさ感は否めないかもしれない。  

     

    【ミンボーの女】の続きを読む ■EDIT

    ■合法都市 - 東條仁■ まだ全部は読んでないが面白いと思う。 大規模な油田を掘り当てたある男が、その莫大なオイルマネーを元に街をひとつ作ってしまい、治外法権のなんでもアリと化した無法地帯となり、そんな街に潜入捜査した主人公が、内側からその街をブッ壊そうとする話。 絵柄はややもすると古臭くもあり、話自体もどこか子供向けというか、かつての土曜の日テレ21時枠とかでやってそうな雰囲気さえ漂う感は否めないが、それでもぼくはこの手の話が好きだ。韓国あたりで実写映画化されてそうな話。 これの前作である「CUFFSシリーズ」は割と長いことやっていたようなので、知っている人も多いのだろうけど、この作品で初めてこの作者の作品に触れたぼくとしては、まず何に驚いたって、このマンガのアクションシーンが秀逸だということだ。 兎に角スピード感が凄い。多分この作者、絶対ジャッキー・チェンとかのカンフー物が大好きに違いない!ってことが確信できるくらいに、カンフー映画宛らの細かくて速い動きを、ものの見事にマンガで表現している点が凄いと思った。 他にも軍隊格闘技と思われる動きなんかも出てくるし、格闘のみならず、ガンアクションなど、兎に角「アクション」と名の付く動き全てにスピード感と躍動感があり、グイグイ引き込まれていく。 所謂ドラゴンボール的な、瞬間移動とかの超人的な動きによるものではなく、そうしたアクション映画的な動きの表現がものすごくカッコいい。コレを見ていて、ジャッキー・チェンの「スパルタンX」或いは「サイクロンZ」という映画における、ジャッキー・チェン vs ベニー・ユキーデのバトルを思い出した。 何故かこのマンガ、全巻無料で読めるので、ぜひ読んでみて欲しい。 ※↓ジャッキー・チェン VS ベニー・ユキーデの映像は、続きを読む以降で。↓※   【合法都市 - 東條仁】の続きを読む ■EDIT

    このページのトップヘ