脳窓全開ブログ

どうでもいいことにムキになりながら無駄に熱く長く書きなぐる日記帳ウェブログ。毎日更新!

    カテゴリ: ■レビュー




    面白かった。

    前作から一年後の話で、今回は新宿を飛び出して「横浜にシマを広げる」という内容。原作の「横浜王国編」が描かれており、人気のエピソードらしい。

    とは言え、今回は前作以上にも「派手さ」が先行した印象。

    本作の特徴として、前作から既に「ヤクザ映画感」はあったが、前作はどちらかと言うと「ヤンキーもの寄り」だったのに対し、今回は完全に「ヤクザもの」となっている印象だった。

    前作はまだ「スカウト」の話がちゃんと盛り込まれていたのに対して、本作はスカウトそのものはおまけ程度にしか描かれてなく、メインキャストの一人である「関」の因縁の地である横浜に乗り込むと言った「ヤクザ映画」としての成分が9割型を占めると言っても過言ではない。

    故に、賛否が分かれるところではあるが、ぼくは結構楽しめた。前作の感想でも書いたけど、本作にスカウトとしてのディテールやリアリティーは求めてはいけない。

    これは「そういう設定のヤクザ系アクション映画として見る」が正解だと思う。

    【【邦画:裏社会系】新宿スワン2(2017)】の続きを読む ■EDIT





    面白かった。

    原作のマンガがヤングマガジンで連載していることは知っていたし、どんな内容かもなんとなく把握はしていたけど、ちゃんと読んだことはなかった。

    2007年頃に、「ごくせん」や「ROOKIES」に出演していた川村陽介主演でのドラマを見たことがあったけど、深夜ドラマでバジェットが少ないからなのか、安いVシネっぽいだけで正直イマイチだった印象しかない。

    だがこっちは、少なくともドラマ版よりかは俳優陣が豪華だし、劇場公開されている映画ということでバジェットもそれなりにかけているようではあるけど、とはいえ、主人公を「綾野剛がやる」という部分で、正直最初は地雷臭がすごいなと思った。

    だけど、蓋開けてみたらなんだかんだで最後まで楽しめたという感じ。

    【【邦画:裏社会系】新宿スワン(2015)】の続きを読む ■EDIT

    映画 「予告犯」 (通常版) [DVD]
    生田斗真
    TCエンタテインメント
    2015-12-04

    上映時間:119分

    ■スタッフ
    監督:中村義洋
    原作:筒井哲也
    脚本:林民夫

    ■キャスト
    生田斗真:奥田宏明(ゲイツ)
    戸田恵梨香:吉野絵里香
    鈴木亮平:葛西智彦(カンサイ)
    濱田岳:木原浩一(ノビタ)
    荒川良々:寺原慎一(メタボ)


    2回目。超面白かった。

    元々はマンガ原作で、この人のマンガが非常に好きだったこともあり、たまたま読んでいたわけだけど、実写化されて、ライムスター宇多丸さんのウィークエンドシャッフル内で放送されていた映画評論のコーナーで、氏の評論を聞いたことで見るに至った。

    とはいえ、ジャケットの感じからして「マンガ原作だけど、これはアタリのやつだ」と確信した。

    数年前の映画なので、以降は「ネタバレ」を含みます。

    【【邦画:サスペンス】予告犯(2015年公開)】の続きを読む ■EDIT

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    戦極 -Bloody Agent-
    2014年10月11日公開
    監督:竹田直樹
    脚本:橘慎

    ■キャスト
    木下あゆ美:アイカ
    山口祥行:飛燕
    大下源一郎:ソルジャー
    戸田れい:モモ
    西脇理恵:サユリ

    クソつまんなくてそれが逆に面白かったw

    まあ、つまんないっていうか、個人的にはつまんなくはなかったんだけど、まあ、ありきたりっちゃありきたりで、目新しさが皆無どころか、むしろ時代遅れ感がすごかった。てゆーか、それ以前にクオリティがまあ低いw

    その上「お互いをコードネームで呼び合う謎の組織が、闇社会の組織を潰す」って、売れなくなったグラドルやセクシー女優が出演する低予算Vシネそのまんまじゃないですかwしかもこのコードネームもまあ酷いんだ。

    主人公の「アイカ」、お色気担当の「モモ」はまだいいとして、司令官的ポジションで日本刀使いの「飛燕」の厨二臭に加え、重火器担当が「ソルジャー」って、ちょっと名付け方、雑すぎませんかねw

    あと、序盤のシャブ取引で、ペロッと舐めて「上物じゃねえか」って、きょうびマンガでも出てこないでしょうにw 

    女子高生がパンくわえながら「遅刻遅刻~」って走った先の曲がり角で男子高校生とぶつかり、「いってー…どこみてんだよ!」「そっちこそ!」の流れを経て、「えー、今日は転校生を紹介する。入りなさい」からの、「「あーーー!おまえはーーー!」」っていうのと同じくらい、ど定番の流れ。

    とはいえ、「Vシネにクオリティ求めるのは酷な話だよな…」と思って、生暖かい目でゆる~く見て、むしろ微笑ましくすらあったんだけど、終わってから調べてみたら、これ劇場公開されている映画なのなw

    いや、そうとなったら話は別でしょw劇場公開でこのクオリティはまずいってw

    【【邦画:アクション】戦極 -Bloody Agent-(2014年公開)】の続きを読む ■EDIT



    High and Low the movie 3 "Final Mission"

    ※前もって言っておくと、ぼくはこの作品のTVシリーズは一切見たことがなく、予備知識が殆どない状態で見ました。

    不覚にもちょっとおもしろいと思ってしまった。

    所謂「LDH系」といいますか、要するにEXILE及びEXILE TRIBEのLDHファミリー+最近のヤンキーものの映像作品に必ずいる役者さんたちが勢揃いな、オラオラ系作品。

    とはいえ、世界観だとか背景とか、細かなディテールとかその辺についてはかつて日テレ土8枠でやっていた子供向けドラマに、クローズZERO的なヤンキー感を取り入れた感じ。劇中に出てくる「無名街」ってのを最初聞いた時は、キンキキッズが主演していた「未満都市」を思い出したくらいだし。

    で、これはそうした子供向け映画だと思っていたのだけど、劇場版だからなのか元々そうなのか知らないけど、それ以外の役者勢がまあ割と豪華な顔ぶれで。

    岸谷五朗は、クローズZEROにも出ていたし、割とこの手の子供向けの作品でも見かける機会はあるのでわかるんだけど、ヤクザの親分役として「津川雅彦」だったり、その組織の幹部連中として「岩城滉一、高嶋政宏、笹野高史、木下ほうか、加藤雅也」ら、豪華ベテラン陣が揃っている。

    そればかりか、その幹部連中の中に、元BLANKY JET CITYのDs. 中村達也までいるから驚いた。女性陣だと「小泉今日子、飯島直子、YOU」なんかも参加していて、キョンキョンとYOUに至ってはラストあたりでチョロっと出てくるだけだったので、「なんて贅沢な無駄遣いだろう」とも思った。

    でも、物語の世界観なんかは、やはり先述したように、かつての日テレ土8の子供向け路線で、最初の「これまでのあらすじ」的な説明で「九龍グループと政府の癒着」とか「それを暴くためのUSBメモリを巡って」とか、ちょっといくらなんでもベタすぎやしませんかと思って、逆に笑えたw

    「機密情報が記録されたUSB」ですよ?きょうび、USB出しますかとw もう、一昔前の海外ドラマでも扱わないでしょw まあでも、これが「フロッピーディスク」じゃないだけマシかw

    しかしながら、あまつさえ物語も佳境にに入ってきた頃、仕掛けられた爆弾を止めるために、なんとダメ押しとばかりに「何色のケーブルを切るか」という描写まで出てくるから、流石にこの時ばかりは飲み物を吹き出しそうになったw

    でも流石にそのシーンを大真面目に緊張感たっぷりにやってしまうとコントになってしまうと危惧したからなのか、ここについては言わば「外し」の演出がされている。

    具体的には、カットが変わって爆発する描写が出てきたので「あ、ミスったんだなw」って思うんだけど、シーンが戻ると、実は「切るかどうか迷っているうちに爆発してた」ってオチで「いや切ってへんのかい!」ってなったw

    更に言うなら、その爆弾の色付きコードが5本あって、それぞれの色が劇中に出てくる「S.W.O.R.D地区」のイメージカラーと意味ありげに一致しているとか、「いやいやそんなわけねーだろ!」って話だったり。

    他にもいくつもの、言わば「ご都合主義」みたいなものが出てくるんだけど、この辺については見ながら「あ、これは仮面ライダーだと思ってみればいいんだ」ということに気づいたので、途中からは気にならなくなったw

    あとは、劇中でのアクションシーンとか、パルクール的なスタントなんかは非常に見応えがあった。でも、どうやらファンからすると前作に比べるとその比率が減少してしまっているようで、物足りなかったとのこと。

    ということはこの物語は、ストーリー物っていうよりかは、MATRIXみたいな「ヴィジュアル系アクションもの」ってことでいいのかな。

    いずれにしても、子供向けではあるけど、ぼくはこーゆーの結構好きなので、この際、TVシリーズを追いかけてみようかなってちょっと思いました。半笑いで見つつも、ちょっとテンション上がったしw 【【邦画:アクション】High and Low the movie 3 "Final Mission"】の続きを読む ■EDIT


    映画「クローズEXPLODE」【TBSオンデマンド】
    東出昌大
    2014-12-03


    死ぬほどつまらん映画。こんなにつまらんのも珍しい。もうなんていうか全てに於いて中途半端。

    実は見たのはだいぶ前ではあったんだけど、YouTubeにコイツも上がってたので、ここに書くためにもっかいサラッと見たけど、やっぱつまらんなあ。唯一の救いは「勝地涼」がメインキャストとして出ているってことくらいか。

    高橋ヒロシ原作の大人気ヤンキー漫画「クローズ」の、原作の前日譚として1作目「クローズZERO」が小栗旬・山田孝之主演、三池崇史監督によって作られ、2作目は敵対勢力である鳳仙学園の頭役として「RIZE」のドラマーでもあり役者でもある「金子ノブアキ」他、「三浦春馬」や現在人気絶頂の「綾野剛」等を迎えて作られたわけだけど、この1作目・2作目が面白かっただけに余計にこの映画のだめな部分がものすごく浮き彫りになっている気がする。

    ま、監督と脚本が前作と異なる時点でそれはもう別の映画だよなって話ではあるけども。

    【クローズEXPLODE(2014年)】の続きを読む ■EDIT


    映画「下妻物語」
    深田恭子
    2016-08-31


    めちゃくちゃ面白かった。

    YouTubeを見ていたらまるまる1本上がっていて、どうせ大して面白くないんだろうと高を括って夜中にクリックしたのが間違いだった。なんだこれ。めっちゃおもろい。

    深田恭子のロリータが可愛いのは当然として、土屋アンナのヤンキーもかっこよくて可愛かった。(残念ながらコレを書いている途中で、YouTubeの動画は削除されてしまった。当然か)

    冒頭、状況等の説明を深田恭子演じる「桃子」がナレーションで行うわけだけど、その時の映像の見せ方が非常にコミカルかつテンポよく進んでいくところが面白かった。

    この手の演出ってセンスが悪いと途端にダサくなってしまう上に、見せ方を優先しすぎると今度は説明が説明として機能せず、訳がわからなくなったりで、何気に難易度は結構高いと思うんだけど、そのあたりを難なくクリアしていたところに上手さを感じた。

    特に、開始から3分と経ってないのに、いきなり軽トラに轢かれて「下妻物語 終」って出るとことか、なかなか面白かった。

    で、そこからプレイバックする形で映画本編に入っていくところなんかは、木更津キャッツアイぽくて、テンポ感といい、田舎を舞台にしている点といい、その類似性を感じられる点も面白かった。

    実際、クドカン脚本に欠かせない「阿部サダヲ」や「荒川良々」も出演しており、阿部サダヲのリーゼントなんて完全にコントのそれで、明らかに崩し過ぎなのに、そもそも作品自体が終始「バカ&ハイテンション」だから何の違和感も感じなかった。

    更には、途中、状況説明のためにアニメを差し込むあたりも秀逸だった。惜しむらくはこのアニメの絵柄が、もうちょっと日本の如何にも「アニメ」って感じの絵柄ならもっと面白かったと思う。

    キャラクタ的には、主人公の桃子が、ものすごいロリータファッション大好きっ子なのに茨城のど田舎に住んでるというギャップと、そこから代官山のお気に入りのショップまで足繁く通ってるいるというところも含めた絵面自体の面白さも去ることながら、そうした環境や、離婚して離れた母親、ろくでもない親父とクセの強すぎる祖母等、諸々に対し何の不満も抱かず、その状況の中でも一切ブレずに自分のスタイルを貫き通しているという強さを、あくまでさり気なく描いている点が良かった。

    片や土屋アンナ演じる「イチゴ」は、もう典型的なわかりやすい記号化されたヤンキーそのもので、いわゆる「ヤンキーとそうでない人」との友情を描く物語に決まって出てくるテンプレ的王道パターンである、「ヤンキーが所属しているチームから足抜けするために、リンチを受けに行く」というシーンも当然出てくる。

    足抜けするきっかけとして、桃子が初めて自分を必要としてくれたことが嬉しくて、集会よりもそっちを優先させたことという描写があるが、それ以外にも「7人だけで走ってた頃のほうが楽しかった」的な台詞でポツリと語られるだけで、チームに対して不満を持っていたという描写が少なかったため、若干唐突感が否めないところではあるものの、先述の通りそもそもこの手の話で「ヤンキーが抜ける」はお約束なので、大して気にならなかった。

    それよりも、ここに出てくるレディースの人たちが絵面的に割とリアリティがあってカッコよかった。

    特に「まちゃまちゃ」なんてあの奇抜な髪型と特攻服があまりにも芸風そのまま過ぎて何の違和感も感じなかったし、それまでコミカルに描かれていた土屋アンナのヤンキーっぷりもこのシーンでは非常にカッコよく見えた。

    特に、所属していたチームの頭を演じる「矢沢心」を、ちょっと上から見下ろす形で睨みつけながら「ステゴロでタイマン張りましょうや」って言う時の土屋アンナの表情とか普通にカッコよかった。

    あと、いい意味ですげー細かいなと思ったのが、鑑賞後、下妻物語のWikipediaのページを見ていたら、桃子が大好きなブランドである「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」というブランドが実在のブランドで、そこの社長である「磯部」役を「岡田義徳」が演じているんだけど、この社長の名前自体も実際の社長と同じ名前でびっくりした。

    更には、そこのデザイナーさんが、元々このブランドのファンで、このブランドが好き過ぎてこのブランドのデザイナーになったというサクセスストーリーが、桃子のストーリーとかなり近くて面白いと思った。

    映画の長さとして2Hなく、100分程度で丁度いい長さでよかった。動画が削除されてしまったのでちょっと残念だけど、今度DVDレンタルしようと思ったし、何より、俄然、原作小説を読みたくなった。久々にいい映画を見た。

    映画「下妻物語」
    深田恭子
    2016-08-31


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    ■ミンボーの女■ ※1992年公開 面白かった。 だが、今回はマルサ、スーパーとは異なり、宮本信子演じる井上まひる自身が活躍するというよりかは、彼女はプロデューサー的立場で裏方に回るため、実際には「大地康雄」と「村田雄浩」が中心となって活躍する話となっている。 このため、宮本信子がしばらく出てこない局面もある。それどころか終盤とある事情で引っ込まざるを得なくなる局面を迎えるので、そういう意味では他の女シリーズと比較しちゃうと、見せ場が減っている分、やや物足りなさ感は否めないかもしれない。  

     

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    ■合法都市 - 東條仁■

    まだ全部は読んでないが面白いと思う。

    大規模な油田を掘り当てたある男が、その莫大なオイルマネーを元に街をひとつ作ってしまい、治外法権のなんでもアリと化した無法地帯となり、そんな街に潜入捜査した主人公が、内側からその街をブッ壊そうとする話。

    絵柄はややもすると古臭くもあり、話自体もどこか子供向けというか、かつての土曜の日テレ21時枠とかでやってそうな雰囲気さえ漂う感は否めないが、それでもぼくはこの手の話が好きだ。韓国あたりで実写映画化されてそうな話。

    これの前作である「CUFFSシリーズ」は割と長いことやっていたようなので、知っている人も多いのだろうけど、この作品で初めてこの作者の作品に触れたぼくとしては、まず何に驚いたって、このマンガのアクションシーンが秀逸だということだ。

    兎に角スピード感が凄い。多分この作者、絶対ジャッキー・チェンとかのカンフー物が大好きに違いない!ってことが確信できるくらいに、カンフー映画宛らの細かくて速い動きを、ものの見事にマンガで表現している点が凄いと思った。

    他にも軍隊格闘技と思われる動きなんかも出てくるし、格闘のみならず、ガンアクションなど、兎に角「アクション」と名の付く動き全てにスピード感と躍動感があり、グイグイ引き込まれていく。

    所謂ドラゴンボール的な、瞬間移動とかの超人的な動きによるものではなく、そうしたアクション映画的な動きの表現がものすごくカッコいい。

    コレを見ていて、ジャッキー・チェンの「スパルタンX」或いは「サイクロンZ」という映画における、ジャッキー・チェン vs ベニー・ユキーデのバトルを思い出した。

    何故かこのマンガ、全巻無料で読めるので、ぜひ読んでみて欲しい。

    ※↓ジャッキー・チェン VS ベニー・ユキーデの映像は、続きを読む以降で。↓※  
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    ■スーパーの女 伊丹十三監督作品:1996年公開 面白かった。 伊丹監督の映画って、やはり「タンポポ」とか「マルサの女」の印象が強すぎるからなのか、これも勝手に80年代~90年代前半くらいに思っていたのだけど、公開は96年なんですね。まだ20年ちょいしか経ってないとか意外。どうりで、内装的な部分とかレジの感じとかが今のものとそこまで大きく違わないはずだ。 ぼくの場合、スーパーではないけど、かなり近しい職種であるコンビニ業界にものすごく長いこと身をおいていたので、内部的なことについてわかりすぎるくらいにわかってしまう部分もあった。 しかし反面、主演の宮本信子演じる花子が、あっという間に副店長に就任してしまったり、おにぎりの具のたらこを作っている工場まで足を運んで、制作方針について直訴したりと言った部分は、多少誇張されて描かれている部分ではあると思う。 ただ、パートのおばちゃんが出世する、と言うのは決してありえない話ではなくて、確かBOOK OFFで、パート⇒店長⇒社長とのし上がった人がいたと思う。そういう意味では、まるっきりのフィクションとは言えない。 なので、そうした意味では、このお話における花子のサクセスストーリーとは、決して不可能な話ではない。だからこの映画はどちらかと言うと、起業家とかこれから起業しようとしている人とか、そういう人が見たほうがいいような気がする。 あとはやっぱり何と言っても、主演の宮本信子が、この作品でもものすごく輝いて見える。マルサの女のときにも書いたけど、凄まじく美人とかってわけでもないのに、すごく魅力的に見える。 で、その理由について考えてみたんだけど、ひとつは伊丹作品における宮本信子演じる「女」が、軸のぶれない真っ直ぐな人であり、非常に男顔負けのパワフルさを持っていることもそうなんだけど、彼女の周りにいる男性陣が、皆どこか彼女を魅力的な眩しい存在として見ている、というような描かれ方をしているからなのかなとも思った。 特に、津川雅彦演じる五郎が、明らかに花子に好意を持っていて、花子の方もまんざらでもないくせに、最後までくっつきそうでくっつかないところが良かった。 クライマックスのカーチェイスシーンとかは流石にやり過ぎ感は否めないけど、でもその若干コミカルなまでに逸脱した感じもまた、伊丹作品の特徴でもあり魅力だとも思う。そういう意味ではこの作品は、リアリティとマンガな部分のバランスが非常に上手く取れているいい作品だとも思う。  

    ■EDIT

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