脳窓全開ブログ

どうでもいいことにムキになりながら無駄に熱く長く書きなぐる日記帳ウェブログ。毎日更新!

    カテゴリ:■読書 > 小説・エッセイ・エンタメ系




    超面白かった。

    川原礫さんといえば、「ソードアート・オンライン」や「アクセル・ワールド」の原作者でもあるし、どっちもほぼ全巻読んできたけど、個人的にはこのシリーズが一番好きなんですよねー。所謂「能力者モノ」ってやつ。

    1巻からずっと面白かったんだけど、今作では遂に、ある目的を果たすため、敵方幹部の最強の能力者である「液化者(リキダイザー)」と手を組むというお話。

    昔から、「一時的に敵と共闘する」って言うのは、ベタですけど燃えますよね。ドラゴンボールで例えるなら、ナメック星編(フリーザ編)で、クリリン・悟飯とベジータが手を組むみたいな状況。

    これ、我ながらなかなか的確な例えだと思っていて、というのも「悟空&ベジータ」ではないんですよね。あくまで「クリリン・悟飯&ベジータ」ってところがミソ。

    要は「力量がほぼ同等なライバル同士の共闘」ではなく、「明らかに自分より強い敵との共闘」ってところもまた熱いんですよね。

    「少しでも気を緩めたら食い殺されるかもしれない」と言う緊張感の中でのこの共闘については、正にこのナメック星での彼らを思い起こさせるようなエピソードだと思った。

    また、序盤に出てきた、主人公ミノルの学校内での、連続疾病が今回のミッションと関係してくるのかと思いきや、実は関係なくて、でも終盤で新たな能力者が出てきて、それが次巻に繋がっていくという話の引っ張り方は実にうまいなと思った。

    次巻がものすごく楽しみなんだけど、でもこれ超不定期なんですよね。実際この巻も全巻から2年も開いてるし。

    次はいつリリースされることやら。気長に待ちます。
    ■EDIT




    無理。途中で断念した。

    先にTVアニメの方を見てしまったというのを差し引いても、この作品に限らずですけど、やはり「ノベライズ」と呼ばれるもので、面白かった例がないですね。

    まあ、正直4月~5月にかけて、本を読む集中力が散漫になってしまっていた時期ということもあるので、しっかり集中して読めば面白かったのかもしれないけど、でもやっぱり「小説」としての面白さとしては、ちょっと微妙すぎた感。

    と言うよりも、このノベライズは非常に難易度が高いと思う。

    映像でさえも、途中から訳わかんなくなってきているところがあったのに、それを小説で表現するというのは、単純に表現方法として難しいはず。

    これが逆に「小説原作からのアニメ化」とかで、見る順番もそれだったら評価も変わってくるんだろうけど、映像を先に知ってしまっていて、かつ設定もアニメ版とだいぶ異なるということなので、これは、アニメを知らない人向けだと思う。

    13巻まで出ているようだけど、とてもじゃないけど無理。ここで断念します。

    ※関連過去ログ
     http://blogrider.tokyo/archives/17624069.html

    ■EDIT

    ファミコンに育てられた男
    フジタ
    双葉社
    売り上げランキング: 24,784

    むちゃくちゃ面白かった。


    プロローグ

    まず、プロローグからかなりヘヴィーな話で驚いた。

    以前、彼のYouTube動画で、彼自身が生い立ちとか幼少期の頃の話をほんの少しだけしているのを見たことがあったので、そこで「あ、結構複雑な家庭事情とかで重たい人生を歩んできた人なんだな」という想像はついていた。

    だがそれが想像以上だったので、彼のことを表面的にしか知らない人が読んだらドン引きするだろうと思う。

    【ファミコンに育てられた男 - フジタ】の続きを読む ■EDIT

    (153)高橋名人のゲーム35年史 (ポプラ新書)
    高橋名人
    ポプラ社
    売り上げランキング: 119,394

    超面白かった。

    もうこれは言わずもがなドンピシャ世代必読ですよ。正に子供の頃にこの人を見てファミコンやっていた世代なら絶対楽しめる本。

    ただ「ゲーム35年史」ってタイトルにはあるけど、あくまで高橋名人を主軸においた、高橋名人のドキュメントなので、ややタイトルが誇張されている感は否めないが、ページ数的にも240Pに満たないので、最初からそうした資料的な情報を期待している人はいないだろう。

    個人的に面白いと感じたのが、「第1章:高橋名人誕生」の「裏技という言葉はなぜ生まれたのか」というエピソードや、「第2章:高橋名人とファミコンの時代」における「ゲームは1日1時間」とか「高橋名人の冒険島」とか「16連射」の誕生エピソード。

    このあたりは、リアルタイムで知っているだけに読んでいて非常に楽しかった。

    「第3章:ファミコン後の高橋名人」については、完全にブームが過ぎ去って、表舞台にはあまり姿を表さなくなった後の名人についてのエピソードなので、正直「ふ~ん。そんな感じだったんだー」程度の感想にとどまった。

    だが「第4章:これまでに名人が触れてきたゲーム機・ゲームソフト」については、ハドソンのみならず、他社のハードやゲームについて語られていて、非常に興味深かった。

    特に、個人的に大好きな「PCエンジン」は、ハドソンが大きく関わっていたハードだけに非常に興味深かった。

    あと、ハドソンでは企画宣伝部だったということもあり、「ゲームを作って売る側の立場」という内側の人間ならではの視点でそれぞれのハードについて語っているのが、単純に「へぇ~」っとなれて面白かった。

    先述のように240Pのボリュームなので、通勤電車でガーッと読めば1日で読めるくらいのボリュームなだけに、少々物足りなさも感じるが、内容的には非常に楽しく読めたので、これはこれでいいかなと言う気もした。

    それにしてもこの本、ジャケットが秀逸だよねwこのジャケットに何かを感じるファミコン世代には、絶対におすすめです!


    ■EDIT


    ■新装版 こんな僕でも社長になれた 単行本(ソフトカバー) – 2012/8/31■

    すげえ面白かった。下手な小説なんかより遥かに面白い。

    僕が今書いているこの「JUGEMブログ」をはじめ「ロリポップサーバー」や「ムームードメイン」や、「minne・カラメル・カラーミーショップ」などのサービスを提供して いる、現GMOペパボ株式会社の創立者である著者の自伝。

    陽気な少年が引きこもりになるまでの経緯、体育祭の逃亡事件、引きこもり時代と、新聞配達しながら芸大を目指していた時代までが、淡々とした語り口で語られており、こ れがまた一遍の小説を読んでいるようで面白い。

    序盤、中学校でのある出来事をキッカケに学校での自分の居場所を完全に失ってしまい、そこからリカバリーできないまま高校に進み、環境が変わった高校でも挽回することが叶わず、遂には体育祭から逃亡するという流れが、なんとなく自分の少年の頃と重なってしまい、涙が出そうになった。

    別に彼と同じような状況下にあったわけではないのだけど、中学時代に僕が感じていた 孤独感や正体不明の焦燥感などを、読んでいるうちになんとなく思い出してしまった。

    でもそうしたことを、本当に「淡々と」語っている上に、余計な説明などが徹底的に省かれているので、割と分厚目な本の割に、スイスイと読める。と言うより、読ませる文章だと思う。この人は本当に文章が上手いと思う。

    特に、第五章の「ペパボ黎明期」からが俄然面白い。 




    ■EDIT


    ■一瞬で人生が変わるアウトプット速読法 - 小田全宏■

    非常に読みやすかったしものすごく参考になった。

    また、1P辺りの文字数も多くなく、字も比較的読みやすい大きさで書かれているので、かなりわかりやすく必要なことだけが書かれているので、スイスイ読めた。

    前回紹介した「読書は「アウトプット」が99% - 藤井孝一」と内容的にはほぼほぼ一緒 ではある。

    しかし、あちらはあくまで「読書術全般」というテーマであり「読んだ本の内容を忘れ ないようにするためのメソッド」

    なので、「アウトプットという手段についての詳細」に フォーカスを当てているが、こちらについては「アウトプット前提で本を読むから、効率 よくインプットされるし、集中している結果、速読できる」という視点で書かれているの が特徴的だ。

    しかも筆者の言うアウトプットとは「この本について講演で喋ってくれ」とか「原稿にまとめてくれ」という「必要・必然に迫られているアウトプット」なので、リミットが設け られている状況下で「否が応でも読まなければならない」ため、読書に集中力が増する

    また「無駄を省いて必要なところだけ」を抜粋して読むのでインプットができるというもの。

    やはり例に漏れず過去に紹介した「本は10冊同時に読め! - 成毛眞」や、前回の「読書は 「アウトプット」が99% - 藤井孝一」を紹介した際にも書いたけど、やはり「本を頭から 尻尾まで全部読む必要はない」というところは共通して語られているところだった。

    あとは「1日最低30分は読書のための時間を確保しよう」というもの。

    一見すると「1日30分」ってすごく短い気もするけど、日本人の読書量については実に8割 もの人が「月に1冊、読むかどうか」という程度なのだそうなので、1日30分だけでも確保 できれば「週1冊程度」つまり「年間50冊は読めるはず」なのである。

    しかしそれさえも確保できていないような現状なので、思い切って「予め時間を決めて読む」 つまり、先述した「リミットを設ける」ことで、短時間でも集中して読めるということにつ いても書かれていて、なるほどと思った。

    で、確かに自分でも試してみたけど、例えば「今から15分だけ読もう」みたいな時間の設け 方をすると、確かに集中して読めるし、そして何より驚いたのが、集中できているからと言 うのもあるのだろうけど「思いの外ページ数が進む」という効果に驚いた。

    これ「時間管理術」的な話にも通ずるので、次回は是非「通勤時間「超」活用術 - 久恒啓一」 を紹介したい。
    一瞬で人生が変わる! アウトプット速読法
    小田 全宏
    SBクリエイティブ
    2013-04-25

    ■EDIT


    ■さくらえび - さくらももこ■ さくらえび (新潮文庫) 文庫 – 2004/6/27

    さくらももこと言えば、言わずと知れた国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者であり、ちびまる子ちゃんそのものでもある人なわけだけど、僕は結構前から、この人のエッセイ が好きだったりする。

    それこそ、20歳くらいの頃に読書に目覚め始めた頃、まだ活字に慣れていない頃に「本を読む楽しさ」を教えてくれたのはこの人のエッセイだった。

    この本が刊行されたのは、奥付を見ると今から12年前で、リアルタイムで読んだことだけは記憶にあったが、エッセイという性質上、内容まではハッキリ覚えていなかった。

    更にはその時点までに刊行されている「さくらももこ関連の本」はほぼ全て読んでいたこともあり、度の本にどのエピソードが収録されているかまでは流石に覚えていなかった。なので、10数年ぶりに新鮮な気持ちで読むことが出来た。

    それにしてもこの人は本当に文章が上手い。非常にわかりやすくて面白い。

    一番最初に読んだ「もものかんづめ」のときほどのインパクトは流石にないけど、安定の面白さだ。特に息子ちゃんである「めろんくん(本書ではそう呼ばれている)」の「息子いましめビデオ」のエピソードが非常に微笑ましかった。

    また、さくらももこのエッセイを文庫で集めようかなあ。

    さくらえび (新潮文庫)
    さくら ももこ
    新潮社
    2004-06-27



    ■EDIT


    ■新ケチケチしないで500万円貯金しました-ハイシマカオリ

    サブタイトルが「三十路OLのゆるゆる節約ライフ」というところからも「普通のOLでも こうすれば500万円貯められる!」という節約&貯蓄メソッドと思いきや、著者自身のヘ タウマなマンガによる日記・エッセイ的ブログが書籍化されたもの。

    なので、タイトルについての具体的なメソッドがあって「こうすべし!」と導くものでは なく「私のライフスタイルはこんなんですよ」という絵日記なので、ガチな内容を期待していると期待はずれに終わるかもしれない。

    実際BOOKOFFで¥108で売られていたものを購入しただけなので、正直価格的にはこの あたりが妥当なところだと思う。

    あと「マンガ」という形式で書かれていることに加え力説系でもないため、何も考えず に読み進めてしまうと、内容が全く頭に残らない可能性があるので、監修の小宮一慶さん のまとめだけは読み飛ばさないようにしたほうがいい。

    とは言え、逆に言うと肩の力を抜いて読みやすくなっており、それでいながら結構なるほ どなと参考になる部分も多く、例えば別の節約系の本でも最近よく語られていることだけど「しょぼい節約なんてするな」という点には大きく共感できた。

    この漫画の場合だと、節約に必死になるがあまりにかえって時間がかかったり効率が悪くなったりすることに疑問を呈しており、その点は大きく頷けた。

    これについては、図らずも「【お題】ランチが楽しみ!あなたはお弁当派?それとも外食派?」にて同様のことを ぼく自身が痛感し、書いている。

    あと、何でもかんでもDIYするタイプの節約術も万人に通用する方法ではなく、向き不向きがあるという点もなるほどと思った。 まとめとしては、節約はライフスタイルを壊さない程度に「無理をせず」行うべきであり、 「何かを我慢する」よりかは「現状のムダを省くこと」を推奨している。

    その上で著者自身がそこまで無駄遣いするタイプではないため、結果として500万貯まったという話。

    また、別の節約系の本に書いてあった共通項として「使うと決めたものには遠慮せずバーンと使う」的なことも書かれていて、結局著作のメッセージの方向性としては「貯蓄とは 貯めるために行うものではなく、使うためにしていることだ」ということが書かれている。

    これはひとえに「お金」というものとしっかり真正面から向き合い、上手に付き合いましょうという意味合いなのだと思った。

    故に、かなりライトタッチで描かれてはいるが、実はある種「お金」というものを哲学的に捉えた、深い内容なのかもしれない。 少なくとも、良いヒントにはなった。



    ■EDIT

    【レビュー:小説】チルドレン - 伊坂幸太郎
    チルドレン (講談社文庫)
    伊坂 幸太郎
    講談社
    2007-05-15


     伊坂幸太郎のその他の作品はこちらから
    短編形式をとっているが「短編の顔をした長編小説」と著者本人も言っている通り、登場人物が一部共通していたり、全てのエピソードに登場する人物もいる。

    ただやはりそこは伊坂さんで、何の捻りもないまま、まっすぐ時系列に沿って同じ視点から作品を描くようなことはしない。

    まず語り手が各話で異なるのだが、その語り手のすぐ近くには必ず「陣内」という男がおり、コイツが全てのエピソードに登場する人物であることから、「チルドレン」という作品の真の主人公であることが窺える。

    そして基本的には、この陣内の「大学生時代」と「その12年後」と「更にそこから1年後」の話になっており、その時系列をあえて崩して書いている所が伊坂さんらしくて面白い。

    伊坂作品を何作品か読んだことのある人なら知っているだろうが、彼の作品には「奔放且つ破天荒で型破り、言ってることも屁理屈だらけなんだけど、でも妙な説得力を持つ男」と言うのが必ずと言っていい程出てくる。

    「陣内」とは正しくそうした男で、彼が話をドライブさせていく。

    読後に思ったのは、この男こそが正に「伊坂幸太郎」という作家の本性であり、「チルドレン」とは正に「陣内=伊坂幸太郎」のことなのではないかと思った。要は「純粋そのもの」なのだと思う。

    陣内が変に型にはまらずカテゴライズされることを嫌う所や、独自の美学を貫き通す姿は、正に作者の小説のスタイルそのものだと思う。

    多くの大人達が無くしてしまった大事なものを彼等は持ち続けている。

    「大人がカッコ良ければ子供はグレねえんだよ」というセリフがそれを見事に裏付けている。

    チルドレン (講談社文庫)
    伊坂 幸太郎
    講談社
    2007-05-15


     伊坂幸太郎のその他の作品はこちらから  多分、伊坂幸太郎は、このセリフを言いたいがためにこの小説を書いたんじゃなかろうか。
    ■EDIT

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