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色づく世界の明日から(2018)

めっちゃ面白かった。というか感動した。

ぼくはこれまでに、「君の名は」とか「あの花」みたいな「ハートウォーミング系恋愛ドラマ」みたいなジャンルはかなり苦手だったんですよね。

ところが、Amazonプライムで次のアニメのネタを探していた時に、絵柄とかが何か妙に目を引くものがあって、直感的に「これ自分的に名作かも」と思って見始めたら、まんまとそのとおりだったと。

(ぼくは昔から、音楽でもAVでも映画でも、ジャケ買いとか外したことがないんですよね)

あと、ヒロインの「月城瞳美」をキャリさんこと「石原夏織」さんがやっているというのも決め手だった。

実は、キャリさん結構好きで、過去にもこのブログでPVを紹介したことがあるのだけど、SAOでちょい役っぽいのしか聞いたことがなかったので、ちょっとこの辺りも楽しみにしていた。

※関連過去ログ
http://blogrider.tokyo/archives/13814243.html

アニメの内容的には、現実世界のヒューマンドラマに「魔法」の要素を入れているのだけど、その魔法具合が決してトゥーマッチでもなければ、ご都合主義にもなっていないところが良かった。

あんまりさりげなさすぎても「魔法の概念が存在している意味は?」ってなるところだけど、最終的にこの「魔法」の存在自体が、ヒロイン瞳美の成長に大きく関わってくる辺りが、宮崎駿の代表作である「魔女の宅急便」とも重なり、非常に好感が持てた。

また、この物語の恋愛面においては、ヒロインの瞳美が、魔法写真美術部の1個上の先輩「山吹 将」に告られるシーンが有る。

この時点で瞳美は同じ部の別の1個上の先輩「葵 唯翔」に対する恋愛感情的には、「気にはなってるけど定まってない」感があるだけに、もしこれが女性作家による少女漫画とか実写ドラマとかなら、告られたシーンとかでそのままキスとかしちゃう流れもあったかもしれない。

それか、あるいは「とりあえず付き合っちゃう」みたいな描かれ方すらしちゃってた可能性もあったと思う。

でもこの作品では、他の人物でもそうなんだけど、所謂「強引に唇を奪う」とか「そのまま流れでベッドになだれ込む」みたいな、恋愛感情がそのまま性欲に直結するような描き方は一切しておらず、徹頭徹尾一貫して「純愛」として描いていたところに、非常に強く好感をもった。

もうね、恋愛にいい思い出のない男なもんで、所謂ドラマで描かれるような、「好きな人がいるはずなのに別の男に流されちゃう」みたいな女を見ると、途端に冷めてしまうので、その点は強く評価したい。

(あーゆーのをこのむのって大抵女性ですよね。男はそういうシーン好きじゃない人が多いはず)

な、だけに逆にそういうのが好きな人(特にフジテレビ系のリアリティ番組とかが好きな人w)とかにとってはきっと「ぬるい」んだと思う。

でもこれは、あくまで「高校時代の青春の1ページ」を通じて、「色盲になってしまったヒロインの成長物語」を描いたものなので、それが正解だったと思う。

唯一、惜しかったなと思う点としては、「色盲」であるヒロインの「モノクロの視点」がもっと描かれていたら良かったのになと思ったところくらいかなあ。一応あるにはあるんだけど、ちょっと少ないかなと言う印象。

それこそ、モノローグも挟まずに「彼女のモノクロの視点で何かをずっと見つめる」とか、そう言うシーンで、彼女の主観を通して、視聴者側に彼女の心理を読み取らせるみたいなシーンがもう少し多くても良かったんじゃない中と思った。

ともあれ、この作品が1クール(13話)で完結したというのも非常に良かった。2クールだと絶対中だるみしちゃって、ここまで面白くはならなかったと思う。

この手の話は、短いほうが面白い。


 
 

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