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lynch. - ULTIMA(12th ALBUM?)

2020年3月18日リリース。

最高だった。

「12th ALBUM?」となっているのは、Wikipediaの情報がアテにならないためで、Wikipedia情報だと「14枚目のオリジナルアルバム」と書かれているのだけど、そんなはずはない。

というのも、前作の「XIII(サーティーン)」が、「結成13周年」で、「シングル・ミニアルバム・フルアルバム全部合わせて通算13枚目」という意味でつけられたタイトルだからだ。

なので「アルバムの枚数そのもの」自体はもっと少ないはずだし、そもそも2004年に結成されて16年で14枚のアルバムって、近年ではハイペースすぎるだろう。

なので、ミニアルバム・ベストアルバム・再録アルバムを覗いてカウントしたら、このアルバムが12枚目だったので、「12th ALBUM」としてカウントすることにする。

 収録曲

●収録曲
  1. ULTIMA
  2. XERO
  3. BARRIER
  4. EROS 
  5. ALLERGIE
  6. IDOL
  7. ZINNIA 
  8. IN THIS ERA
  9. RUDENESS
  10. MACHINE
  11. ASTER 
  12. EUREKA
※M4、M7、M11 - 作曲:悠介
※それ以外の全ての全作詞・作曲:葉月

大好きなバンドの大好きなアルバムなので、全曲レビューやります。

 1. ULTIMA

 作詞・作曲:葉月



オープニングナンバーということもあって、個人的には前作「XIII」の1曲目に収録されているタイトルチューンと似た雰囲気ですね。

この曲には、以前にもこのブログで紹介したことのある「MAHONE」さんというデスボイスのヴォカルの方がコーラスで参加されていますね。

※関連過去ログ

 2. XERO

 作詞・作曲:葉月



こちらについては、正にこのMVが先行公開されていたこともあり、その際に一度過去ログでも触れているので、詳細についてはこちらで。

※関連過去ログ


ここでも触れているんですけど、やはりこの曲の聞き所としては、間奏最後の葉月さんのグロウルと、楽曲の最後の最後での、LUNA SEAのVo. RYUICHIとのユニゾンでしょうね。

あと、MVについては、やけに近未来的だなと思っていたら、どうやらアルバムそのもののコンセプトが、「サイバーパンク」ってことらしくて、他の曲とかも併せて聞いてみて納得した。

 3. BARRIER

 作詞・作曲:葉月



これも前作「XIII」のM4に収録されていた「EXIST」的なナンバー。

如何にも2曲目~4曲目感のある曲で、イントロでビートが入ってきてからのファンクなノリなんかからして、ライブでの序盤に来ることを想定して作っていることは間違いないですよね。ライブで思いっきり頭を振りたくなるようなビートがめちゃくちゃ気持ちいい。

で、そこからのサビのファストビートの疾走感もこれまた最高。

 4. EROS

 作詞:葉月 / 作曲:悠介



ここでGt. 悠介さんによるクールダウン曲。所謂、lynch. のエロチシズム全開な曲なんだけど、ヴォーカルの音域とか、しっとりとした濡れた感じが昔のBUCK-TICKっぽくてたまらないですね。

もしくは、the UnderneathのDollsにも非常に近いと思う。というより、ぼくが最初に思い浮かべたのはむしろこっちの方だった。

また、そのAメロでのオブリガードとして入ってくるギターのトリルが非常に曲の雰囲気やヴォーカルにあっていて、見事だなと思った。

多分これ、最初からこのトリルのイメージだけは明確にあったんでしょうね。後付け感がまったくない。むしろこれを引き立たせるためにほかが存在しているようですらある。


Dolls - The Underneath


 5. ALLERGIE

 作詞・作曲:葉月



全編英詞による、lynch.の攻撃性が全開のナンバー。ここでも、M2. XERO同様のグロウルが炸裂する。

更には、途中でファスト店舗になる辺りのギターのフレーズといい、このアルバムのギターのフレーズが今回のアルバムでは割とメタル寄りなのも面白いなと思う。

 6. IDOL

 作詞・作曲:葉月



こちらも先のM2. XERO同様、過去ログにて取り上げているので、詳細はそちらで。

※関連過去ログ


けど、改めてアルバム全体を聞いた上でのこの曲での評価ということで言うと、やはりなんだかんだぼくの一番好きな系統の曲だなということ。

また、前曲からの流れも秀逸で、個人的にこのアルバムのM5~M7までで1セットみたいなところがあると思っている。

 7. ZINNIA

 作詞:葉月 / 作曲:悠介



この曲もめっちゃ好きな曲。これはGt. 悠介さんの曲なので歌ものなのだけど、これはおそらく今までのlynch. にはなかったタイプの曲なんじゃないかと思う。

イントロはドラム始まりなんだけど、そのドラムのフレーズがめっちゃ気持ちよくてかっこいい。でもって、この曲も非常にBUCK-TICK感がある。BUCK- TICKが歌っていても何の違和感もないと思う。

 8. IN THIS ERA

 作詞・作曲:葉月



イントロでの、おそらく悠介さんのものと思われるギターのディレイの温度感とかは、個人的にはSTYLEの頃のLUNA SEAを想起させるものがあるなと感じた。

で、ビートが入ってきてからのゴリゴリのベースだけで引っ張っていくところや、あっさりとしつつBPM的には早いビートなんかは、まんま彼らのシングル「LIGHTNING」のカップリングに収録されている「THE MORNING GLOW」に通ずるものがあると思う。

あとはその系譜として「INFERIORITY COMPLEX」のラストに収録されている「A FLARE」にも非常に近い気がする。というか、久々に聞いてみたら、こっちのほうが近い気がする。

 9. RUDENESS

 作詞・作曲:葉月



なんかこの曲については、サビの部分だけに関して言えば個人的に「lynch.流のメロコア」みたいな気がする。

と、思ってよくよくきいてみると、この曲ほぼサビしか無いというか、つなぎの部分でサビの歌詞をつぶやいてるのと、シャウトがちょっとあるくらいなんですよね。

なんかlynch.ってこういう曲多いですよね。あと、1曲も非常に短いものが多い。


 10. MACHINE

 作詞・作曲:葉月



これもこのアルバムの中で最も好きな部類に入る曲。いわゆるlynch.における「アグレッシヴ系」で、「BLOØD」のようなわかりやすい感じと言うよりは「BLACK OUT DESTROY」の方が近いですね。

もうなんかパンチ力が強すぎて自分の拳をも破壊してしまうハードパンチャー宛らに、攻撃性が溢れすぎてグシャグシャにブッ壊れている感じが良いですよね。

 11. ASTER

 作詞:葉月 / 作曲:悠介



今回、悠介さんの曲多いですね。

でもって、lynch.の中でもLUNA SEAの影響を最も強く受けている人でもあるので、この曲については特にその色合いが強いなと感じた。

と、同時にlynch.の既存楽曲の中でいうと、「FAREWELL」とかが近い気もします。

また、タイトルの「ASTER」なんですが「 キク科シオン属の草花」らしく、M7. ZINNIA同様、花の名前が続いているんだけど、でもASTERについてはラテン語で「星」という意味もあるようなので、ダブルミーニングなのかなとも思ったり。

でも、葉月さんの歌詞って、よくも悪くも意味不明なものが多いので、「実はあまり深い意味はない」という可能性もありますね。

 12. EUREKA

 作詞・作曲:葉月



ラストを飾る曲。これはもう「D.A.R.K.」に収録されている「MOON」の系統ですよね。

でも、ハイハットカウントからのサビ始まりなので大分シングル感があるし、シングル系という意味で言うなら「LIGHTNING」にも非常に近い気もしますね。

というよりもサビ始まりで且つシンコペーションのビートとか、往年のV系王道路線そのまんまのアプローチなんだけど、音は当時のペラペラなV系サウンドではなく、そこはlynch.さんですから、ラウドロックゴリゴリなので、違和感も古さも全く感じないですよね。

 まとめ


急ぎで書いたので中身スカスカ感が否めませんが、ぼくはこのアルバムが大好きなんです。

確か前作リリース時、Vo. 葉月さんは「激しめの曲が少なくなって物足りないかもしれないけど」みたいなことを言っていたけど、今回はそういう意味では全体のバランスが非常に整っていたと思う。

と言うよりも、激しい曲での壊れっぷりと、グロウルが過去最大級に低音域なのがすごかった。

ULTIMA(初回限定盤)
lynch.
キングレコード
2020-03-18

 
 

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