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歌舞伎町シャーロック


微妙。いまいち。

 感想


何の予備知識もない状態で見始めたら、どうやら「シャーロック・ホームズ」を現代のパラレル歌舞伎町(架空の歌舞伎町)を舞台にしたもののようだった。

舞台は歌舞伎町なのに、登場人物はみな原作と同じ名前らしく、以前紹介した「トクナナ」の「人間と別種族が混在する世界」のように、「そういう世界なんだ」という風に脳内変換しないといけない世界には、少々違和感を覚えた。

しかもそれが実在する「歌舞伎町」をモチーフにしているだけに尚更。な、だけに「歌舞伎町である必要、ある?」という疑念はずっとあった。(しかも言うほど歌舞伎町の実風景を反映してるわけでもないし)

しかしこれがタダのトリビュート作品ではなく、本作のオリジナル要素として「推理落語」というものを用いているのは、一見すると斬新な手口であるかのようにも見えなくは無い。

しかし、クドカン(宮藤官九郎)脚本の「タイガー&ドラゴン」をリアルタイムで見ていたものからすると、どうしてもそっちがチラついてしまって、推理落語が霞んでしまう感は否めない。

とは言え、ぼく個人的には決して嫌いではなく、面白い発想だなとは思った。その辺りの演出方法をもう少し上手いことやれば、もっと面白くなったのかも知れないとは思う。

シャーロック VS モリアーティ


現在物語が佳境に入ってきており、原作にもあったらしい「シャーロック VS モリアーティ」が描かれているんだけど、モリアーティについてはその前の、双子の妹が殺されるエピソード関連も含めて、何かと胸糞展開が目につくのがちょっと。

なんというか、独特の世界観の歌舞伎町の中で推理落語とかやりながら、あまりシリアスに寄り過ぎない感じのままであればまだ良かったのに、どういうわけか終盤でこんなシリアス展開を持ってきてしまって、逆に興ざめ。

長屋の他のメンバーがそれぞれ活躍するシーンが描かれているのはいいけど、これまでのエピソードがエピソードだけに、これがあんまり面白くない。

更に極めつけは、そもそもモリアーティがああいった感じになる理由がなんだかふわっとしていて納得感がない。共感できる理由や要素が何一つ無い上に面白くないもんだから、クライマックスの今が一番だるい。

これがなければ、もう少し評価できる作品だったと思うんですけどね。

 OP



EGO-WRAPPIN' 『CAPTURE』

EGO-WRAPPIN'自体は悪くないんだけど、アニメの方が彼女たちの世界観に負けちゃってる感。

あと、この曲自体はもちろん悪くないんだけど、やはり同系統の曲で言うなら、かつてのヒット曲「くちばしにチェリー」がどうしてもインパクトとしては強いんですよね。

 ED


これら2曲は非常にいいんだけど、肝心のアニメのほうが負けちゃってる感がどうしても否めない。

強いて言うなら、後曲の「パレード」の方がまだ作品世界とリンクしている缶はあるというか、「パレード」が示しているのが正に「探偵長屋」であるかのように解釈できなくもない。

何れの楽曲も「切なさ」とか「儚さ」みたいなものをキーワードに据えているかのような、切ない系ののバラードであるのは、モリアーティを始めとするエピソードに対する伏線なのか、或いは「仲間との別れ」を暗示しているものなんでしょうかね。


ロザリーナ 『百億光年』Music Video

なんかSAOといい、最近のアニメのEDでの女性ヴォーカル曲って、独特な声質の方が多いですね。



この方は男性だけど、この人も独特な声質で、楽曲自体も非常にいい曲ですね。

 まとめ


第3話辺りまではコメディ路線で、しかもそれがスベってる感があって「大丈夫かこのアニメ」って心配になったけど、この世界観を理解できるようになれば、とりあえずは許せてくるし、推理落語という発想自体も悪くはなかったんでっすけどね。

でも先述のように、後半でモリアーティ絡みの話でシリアスで胸糞な話が立て続いたことで、一気につまらなくなりましたね。

それまでは「つまんないけど、しょーがねーからとりあえず最後まで付き合うか」という許容できる憎めない感じだっただけに残念ですね。

うーん。ここ最近、見るアニメがことごとくハズレが多いなあ。鬼滅はマシだったけど。


 
 

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