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警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-


微妙。

警察モノ好きとしては惹かれるタイトルだけど、全っ然面白くない。けど、なんだかんだ最後まで見ちゃった。

 タイトルとか世界観について


まず「タイトル無駄に長すぎ」で、そのくせ面白くないっていうのがいただけない。

ぼくは「警察モノ」がジャンルとしてすごく好きなもんだから、最初このタイトルを見た時に「お?これはもしや?」という期待があったのだけど、サムネで絵柄を見た時に「いや大丈夫かこれ。地雷なんじゃないのか」という危惧を感じた。

したらば、まんまと地雷踏んだ。

なんていうか、警察モノのドラマとかって、この手の「舞台となる架空の部署名」をタイトルに持ってくることが多いけど、その中でもとりわけこの「トクナナ」とか、なんか1999年のTBSドラマ「ケイゾク」の影響を受けてるんだろうなあと言うのがどうしてもチラつく。

更には、主人公の名前が「七月清司(ななつき せいじ)」なんつって、名前の中に「ナナ」が入っていたり、他のメンバーも「1~6」の数字が名前に入っているとか、いくらなんでもやりすぎ。

挙げ句、主人公が警官を志すきっかけになった9年前の事件の首謀者が「ナイン」だったり、兎に角何かと数字のこじつけが安易過ぎて、ちょっと「う~ん」という感じだった。

でも、各エピソードのナンバリングに対応してエピソードタイトルに、その話数と同じ数字を入れるというのは、いいと思った。

※例:第3話「三重の罠」、第4話「四人の家族」といった具合。

でも一番ひどかったのは、トクナナメンバー各人に割り当てられている「コードネーム」で、これが全然センスがない。

リーダー的存在の「一ノ瀬 栞」は「カリスマ」、以下「二条 クジャク⇒アナライザー」、「四季彩 紅音(女性)⇒サムライ」、「ベルメール・サンク(※サンクはフランス語で5の意味だそう)⇒ニンジャ」、「遠藤六輔⇒スナイパー」

カリスマ、アナライザー、スナイパーは「そのまんまかよ」って感じだし、女性陣である「サムライとニンジャ」はしっくりこないしで、挙句の果てには主人公の七月に至っては、最後に入った新人だからという理由で「ルーキー」なんて呼ばれる始末。

おまけに、せっかくコードネームが存在するのに、誰もその名前で呼び合わないので、ほとんど意味がない。

これなら「PSYCHO-PASS」みたいに「執行官はハウンド1~4、監視官はシェパード1・2」みたいに、変に凝った感じにしないほうがよほど良かったのにと思う。

 時代設定と世界観とストーリーについて


見た感じの時代設定は「現代」っぽいのに「エルフとかドワーフとかの別種族が混在している」っていう世界らしいけど、正直それが全然ピンとこなかった。

というのも、第1話でそのあたりが冒頭のモノローグで雑なナレーションで説明されただけで、そうした「種族特有の文化」とか、「種族間のわだかまり」みたいなものがわかりやすく描かれているわけではなかった。

ただなんとなく「耳の長い人がいる」とか、その程度の描き方しかしてないので、言わば「初期ドラゴンボールで、擬人化された犬や狼が普通に人語を話し、人間と共存しているだけ」みたいな感じにしか見えなくて、全くピンとこなかった。

故に、メンバーの特性等も、別段そのあたりが活かされているわけでもなかった。

メンバーの中には「エルフ、ドワーフ、ヴァンパイア、ホムンクルス(人造人間)」なんてのがいて、それぞれ様々な能力に特化はしている。

けど、だからといってそれが「種族由来の固有能力」というわけでもなく、「ただそこに特化しているだけ」という感じで、何の面白みも感じなかった。

例えば、トクナナメンバーの独り「遠藤 六輔」は、種族は「ドワーフ」で、見た目は「ゴリゴリのマッチョで毛深い兵士」っていう、如何にもパワータイプなのに、コードネームは「スナイパー」で、ほぼほぼ遠隔攻撃専門だったりとか。

それだけに「その設定、いる?」という取ってつけた感が否めなかった。しかし、結局の所この「種族」って言うのが物語後半で鍵を握るだけに、もう少しそのあたりの説明とか世界観の提示を、しっかりやっておくべきだったんじゃないのかと思う。

更には、途中「魔術」とか「術式」なんて魔術的概念までブチ込んでくるもんだから、もうすっかり世界観がブレブレで、何をやりたいのか。何を目指しているのかが非常にわかりにくかった。

しかしなんと言っても一番面白くないのが、脚本だった。

後半に差し掛かるまでは、話そのものは「手垢にまみれた推理モノ」で目新しさは何一つ無く、何一つ面白みがなかった。

そのくせOPは明らかに「PSYCHO-PASS」を意識しすぎてて、作画も世界観もそこに追いついてないもんだから完全にOP負けしてて痛々しいだけでしかなかった。

20年前のB級アニメとC級刑事ドラマを中途半端に融合させただけ。子供向けにも大人向けになれず、ただただ中途半端。

「ケイゾク」とか「コナン」の方がまだましかと。

 OPとED



OLDCODEX【Take On Fever】

アニメ本編とは裏腹に、楽曲は超かっこいいと思うんですよね。

なんか、どこか「GRANRODEO」を彷彿とさせるなあと思っていたら、どうやらトクナナメンバー「二条クジャク」役の「鈴木達央さん」がヴォーカルを務めているそうで、そういうところも含めてGRANRODEOっぽいですねw

※GRANRODEOのヴォーカル「KISHOW」さんは、声優の「谷山紀章さん」



SCREEN mode / One Wish [Official Video] TVアニメ「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-」ED主題歌

ぼくはこの曲嫌いですね。確かに歌はうまいけども。

で、よくよく調べてみたら、このユニットもヴォーカルの「勇-YOU-(ゆう)」さんという方は、「ハイキュー」とかで有名な声優さんである「林勇さん」らしいですね。

曲だけ切り取ったら確かにいい曲なのかもしれないけど、明らかにトクナナの世界観とは合ってないと思うんですよね。

 まとめ


はっきり言って、作品そのものはつまんなかったんだけど、でも何故か続きは気になると言うか、なんだかんだで最後まで見ちゃいましたね。

なんというか、世界観とか色々「惜しい」と思うんですよね。もう少しきれいに丁寧に描けていれば、もう少し面白くもなり得たのかなと言う気もしないでもない。

でもやはり、PSYCHO-PASSみたいに、時代設定は完全に未来にして、もう少しSF色を強めるか、現代にするならするで、ケイゾクとかSPECのようなバランスで描くべきだったと思うんですよね。

そういう意味でいうと、非常にバランスが悪いと言うか、「どっちつかずの中途半端な世界観」というのが、この作品をつまらなくしてしまっている一番の原因なのかなと言う気もしました。


 
 

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