アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争
バーバラ・スミット
ランダムハウス講談社
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いまいち。

アディダスおよびプーマの成り立ちについては、一応以前から軽く知ってはいたので、その確認だけで終わってしまった。

結構なページ数で、かなり小さい字で書かれているため、全てを最後まで読み切る気は最初からなかったが、半分も行かずに断念してしまった。


 アディダスとプーマの始まり

  • 弟である「アドルフ・ダスラー」と、その兄「ルドルフ・ダスラー」の二人の兄弟による「ダスラー兄弟商会」というスポーツシューズの会社がスタート。
  • 靴の制作に関しては弟のアドルフ、営業に関しては兄のルドルフのほうが長けており、性格も正反対の二人。
  • 他にもそれぞれのカミさんやら息子夫婦やらも経営に絡んできて、家族で会社を回していた
  • そんな中、経営方針を巡って二人の兄弟が対立。袂を分かつことに。
  • アドルフは自身のニックネームである「アディ」とファミリーネームの「ダスラー」を略して「アディダス」と言名のブランドを立ち上げる。
  • それに怒りを覚えた兄ルドルフは、やはりニックネームの「ルーダ」をブランド名にしようとするが、より軽快な「プーマ」の名前でブランドを立ち上げる。
  • スポーツブランドを看板にした、壮絶な兄弟喧嘩が始まる。
というのが、それぞれの成り立ちだ。この2大ブランドの創業者が「実の兄弟だった」っていうのを初めて知ったときは驚いた。

ただ、本書では当然その部分について詳しく書かれてはいるものの、二人が袂を分かって其々のブランドを起ち上げて以降の話はほぼほぼ「会社の政治的な話」となっている。

それ自体は別にいいし、オリンピックやサッカーワールドカップ、そこに紐づくスポーツ用品の歴史を知る上でもかなりいい資料になり得ると思うのだけど、本の構成が下手くそというか何というか。

アドルフ側のことについて書いているのか、ルドルフ側のことについて書いているのかたまに見失いそうになるので、この辺りをもう少しわかりやすく明確にしてほしかったところ。

この辺について、目次の作り方とかが雑すぎて、とても最後まで読む気にはなれなかった。話そのものは絶対面白いはずなのに。

なので、この辺については、オリラジ中田敦彦のYouTubeチャンネルの偉人伝とかで取り上げてほしいなあと思った。

あと思ったのは、日本の「大塚家具」にしてもそうだけど、家族経営でのし上がって規模がでかくなると、経営方針を巡ってトラブルが起きるし、そのトラブルは家族間だけに余計に修復が難しいんだろうなというのを改めて思った。

コンビニ経営ですらそう。フランチャイズ店で家族経営している店って、代替面倒くさいもの。

 
 

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