面白かった。

ぼくは、年代的にはドンピシャ世代というわけではないのだけど、小さいときに夕方、再放送がやっていたのを見てた記憶がうっすらある。

で、その後、小6から中1・中2頃にかけて「ガン消し」とか「SDガンダムのカードダス」が流行った影響で、モビルスーツ(以下MS)の名前とか、キャラの名前だけは覚えてた。

で、ここに来て不意に「そういやガンダムのストーリーって、ちゃんと知らないな」と思い、これを機に見てみようと思ったわけです。

 ストーリーはこんなだった

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大枠のストーリー


増えすぎた地球の人口問題に対し、「スペースコロニー(宇宙上の居住空間)」に人類を移民させて半世紀ほど経過した、「宇宙世紀0079」と言う時代設定。

そのコロニーは「サイド1~7」とナンバリングされ、地球から最も遠い位置にあった「サイド3」が「ジオン公国」を名乗り、地球連邦政府に対し、独立戦争を仕掛けてきた、というのが大枠のストーリー。

モビルスーツ(以下MS)はそのための兵器で、この戦いのことを「一年戦争」と呼ぶみたいですね。

そんな中、スペースコロニーで平和に高校生として過ごしていたアムロやそのクラスメイトであるフラウ・ボゥ、ハヤト・コバヤシらは、空襲のため避難することに。

ジオン軍(ザクによる偵察部隊)が連邦軍のMS格納基地を発見し、先走ったジオン軍の兵隊の独りが発砲したことから事態は急変。

その場にいたアムロは、直前に偶然拾ったガンダムのマニュアルを片手に、父親の作った「ガンダム」に勝手に乗り込み、応戦し、ザクを撃破する。

これが、人類史上初の「MS同士の戦闘」と言われているらしい。

これによりアムロらを始めとする移民たちはホワイトベースに避難し、コロニーを出航。ここから彼らの長い戦いが始まる。

 キャラクターあれこれ

ホワイトベースのクルーたち

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まず驚いたのが、ホワイトベースの乗組員たちの境遇とその年齢。

例えばホワイトベースの艦長である「ブライト・ノア」は、何と19歳で、「アムロ・レイ」に至っては初登場時は15歳の高校一年生。

で、後のガンキャノンパイロットである「ハヤト・コバヤシ」と「フラウ・ボゥ」はアムロと同じハイスクールに通う同級生。後のガンキャノンのパイロット「カイ・シデン」も同級生だけど、彼だけ留年していて1個か2個くらい上。

ミライさんとリュウ・ホセイが18で、セイラさんも18か19という設定で、ブライトとリュウ以外は「ただの民間人」だ。

もっかい言うよ?「ただの民間人」です。

アムロに至っては、第1話のあのシーン、有名ですよね。先述したマニュアル片手にガンダム動かすやつ。でもこれ、国(地球連邦政府)にとってはめちゃくちゃやばい案件なわけですよ。

だって、敵対しているジオン公国にさえ詳細を知られていない新型モビルスーツに、いくら戦争のどさくさ紛れとはいえ、一民間人に(それもただの高校生のガキンチョ)に、まんまと中に踏み込まれて、あまつさえ操縦されちゃってるんだから。

キー指しっぱの車を乗り逃げされるのとはわけが違います。国家機密ですからね、ガンダムって。

ただ、せめてもの救いと言うか不幸中の幸いだったのが、アムロが「ガンダムの開発者であるテム・レイ大尉の息子だった」ってことですかね。

で、結局混乱に乗じてホワイトベースが出港して、彼らの戦いが始まっていくわけです。これについて、製作者は当初「SF版十五少年漂流記」のような話を描きたかったみたいですね。なるほど。

それどころか、当初は「あくまでSF」であって、ロボットは登場しない予定だったというのだから驚く。

 モビルスーツあれこれ


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冒頭にも書いたように「ガン消し・SDガンダムのカードダス」が流行った影響で、モビルスーツの名前だけは知っていた。(ファーストガンダムのものは一応かろうじて全部知っていた)

それにしても、ジオン軍は割とバリエーション豊富なのに対して、地球連邦軍側はちょっと少ないんですよね。

因みに、上の3つは、まあまあガンダム好きな人じゃないと正確には言い当てられないんじゃないですかね。なんとなくは分かっても、「どれが何であるか」っていうところについては結構わかりにくいんですよ、この3体w

 ベストエピソード 


全43話ある中で個人的にものすごく好きなエピソードは「第30話」だったりする。戦災孤児としてホワイトベースに避難していた「カツ・レツ・キッカ」の3人の子どもたちが主人公となる回。

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左からカツ・レツ・キッカで、年齢も並び順のとおりなんだけど、一番下のキッカが、おそらく4歳くらい。

で、先述の通り戦災孤児として長らくホワイトベースに収容されていたものの、連邦軍本拠地ジャブローに上陸したのを機に、施設に預けられることが決定。

しかし本人たちがこれを拒否。からの脱走という流れ。

でも何がすごいって、施設が連邦軍の本拠地であったことから、量産型MSである「ジム」が並んでいるところに出ちゃうわけなんだけど、なんとその頃、ジオンの工作員によって爆弾が仕掛けられているところで、その現場を目の当たりにする。

で、ジオンの兵士に縄で縛られるんだけど、彼らはそれを自力で解除し、あまつさえその仕掛けられた時限爆弾を1個ずつ除去していくというとんでもない離れ業をやってのけ、ホワイトベースクリーのみならず、連邦軍そのものに大きく貢献する結果となる。

というお話。この回、めっちゃ面白買った。

彼らはそれまでもその後も、殉職していくホワイトベースクルーたちも多い中、数多の修羅場をかいくぐり、最後まで生き残るばかりか、最終話ではアムロをテレパシー的な能力で誘導するなど、ニュータイプとしての片鱗も垣間見せているというとんでもない子どもたちだったりする。

※後の作品で実際に成長した彼らが、ニュータイプとしてパイロットになるらしい。

 急に出てきた「ニュータイプ」の概念


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言うてアムロって初登場時15歳とかの高校1年生だったので、精神的にも相当なガキンチョだったわけですよ。

特徴といううことで言えば、親父である「テム・レイ」がガンダムの開発者で、その親父の血を引いているので、生粋の機械好きってことくらい。

そんなただの機械オタクなもんだから、なりゆきでガンダムのパイロットになり、先頭でさんざん利用されていたことに対してフラストレーションを溜めて、一度は不貞腐れてホワイトベースから降りたりする。

ただ、戦闘になるとそれなりに戦果は上げていて、そもそも15歳の少年が所見でガンダムを操縦しちゃうなんてあたりの「只者じゃない感」は、一応第1話目から伏線的には描かれていた。

それに、ホワイトベースの他のクルーたちの中では、ミライさんあたりが最初にアムロの「普通じゃない感」を看破していて、ある意味でこの人が最初に「ニュータイプ」をいう概念を提唱した人なんじゃないかみたいなところはある。

※まあ、一応設定として元々あったみたいだけど。

で、後半に差し掛かってきて、アムロの情緒も定まってくると、いよいよその能力が開花しだして、キレッキレになってくるんだけど、その能力の根源が「どう見てもただの超能力」なんですよね。

先述した最終回のカツ・レツ・キッカもそうだし。

 最後は生身のタイマン


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ガンダムの最終話っていうと、頭部及び左腕を欠損したガンダムが、上方にいるシャア操るジオングに対してビームライフルをぶっ放すこのシーンが非常に有名ですけど、なんと、このあとふたりとも機体を捨て、生身でのタイマン勝負になります。


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いや、普通にフェンシングですやん。で、この後こうなります。

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念のため言っておきますが、これは二人の対決です。(感動的なラブシーンではありません)

で、ここからアムロが放った一撃が、ヘルメット越しにシャアの額に達するわけだけど、貫くまではいかなかった。

で、シャアは「ヘルメットがなかったら死んでた」みたいな事を言います。

この「互いのバトルギミックが使い物にならなくなり生身で戦う」というのを見てぼくは、仮面ライダークウガの最終話を思い出した。

けど、あっちは「人間 VS グロンギ族」だったけど、ガンダムは「人間 VS 人間」による「戦争」なんですよね。

なので、ものすごく月並みな感想になってしまうけど、ガンダムって結局は「人間を描いた話」だったんだなということがわかる。

 まとめ


まず、この作品の何に驚いたって、この作品が「40年前の作品」だということだ。40年前に既にこんな重厚な大人向けのシナリオの番組が夕方に放送されていたっていうのが信じられない。

そりゃ、玩具は売れにくいだろうなあ。どう考えても子供が見て理解できるストーリーではないし。

そういうところ含めて、「新世紀エヴァンゲリオン」って、ガンダムとよく似ているなということを、改めて思った。

今は続編である「Zガンダム」を見ているところなので、当分はガンダム漬けになります。





 
 

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