まあまあ面白かった。

本作は、前期みたいな「キリト・ハーレム」とも言うべき、女性キャラがみんなキリトにメロメロな甘ったるい展開はなかったので、安心して見れたという部分はある。

だが、その一方で所謂「SAOの世界観」というものについての説明はほとんど排されていたので、何も知らない人がいきなりここから見ても、然程面白みは感じないと思う。

要は、ストーリー的には独立しているのでどこから見ても問題ないと言いつつも、結局この「SAOにおけるVRMMORPG」という物自体が予備知識として入っていないと、まあ間違いなく置いてけぼりを食うだろうねという話w

とは言え、原作を知っている人や前期から引き続き見ている人にとっては、見やすいのではないかと思う。

本作(第2期)は、以下3つの章+総集編からなっている。
  1. ファントム・バレット編(GGO - ガンゲイル・オンライン)
  2. 総集編
  3. キャリバー編(ALO - アルブヘイム・オンライン)
  4. マザーズ・ロザリオ編(ALO - アルブヘイム・オンライン)
時系列的にもこの並びなんだけど、前回(1期)のレビューにも書いたけど、1期で丸々アインクラッド編をやって、2期で「ALO編」と「GGO編」をやり、特番的な感じで「マザーズ・ロザリオ編」を挟んでから「アリシゼーション編」にすればよかったのに。

っていうのを改めて思った。

※関連過去ログ
 http://blogrider.tokyo/archives/17782535.html

 ファントム・バレット編
 (GGO - ガンゲイル・オンライン)


SAO及びALOとは打って変わって、ここで舞台となるゲーム「GGO」は所謂「FPS」っていうんでしょうか、ガンシューティング型VRMMORPGとなっている。

ただこれ、原作のときから思ってたんだけど、結局ここでもキリトは「剣」使って戦うので、そこがちょっとつまらんなと。(一応、銃も使うには使うけど)

で、ストーリー的には「相手役(ヒロインというのとは少し違う気がする)」となる「シオン(CV:沢城みゆき)」の過去のトラウマと、キリトのSAO時代の因縁である殺人ギルド「ラフィン・コフィン」の話。

このあたりの話の「重たさ・シリアスさ」とかは結構好きなんだけど、これもまた原作の時から思ってたんだけど、肝心のSAO時代の因縁となったシーン(ラフィン・コフィンとの一騎打ちでキリトが2人斬った話)が、回想でしか描かれてないもんだから、取ってつけた感が否めない。

いや、それなりに感情移入できるような話の運び方ではあると思うんだけど、尚の事、そこちゃんと描いててほしかったなあっていうのを個人的にはちょっと感じてしまった。

特に、1期の段階で「キリトがラフコフのザザの名を聞くことを拒否するシーン」ってのを入れておいてくれれば、すごくいい伏線になっただけに、もったいないなと思った。

あと、これも原作段階からの話になってしまうけど、キリトが「デス・ガン」の秘密を暴くわけだけど、そのトリックの暴き方が、「推理」というよりも「ただの推測」というレベルだけで暴いたことになってしまっているのが若干もやもや。

「オンラインでのデス・ガンの動きに合わせて、オフラインで誰かが注射で毒殺」という推理なら、それこそわざわざGGOにログインしなくとも、菊岡が既に先に予測してそうな話だと思う。

少なくともそれを立証するに足るだけの物的証拠や第三者証言、或いはそれを確定させる要素たる伏線が必要なはずなのに、その確証が何一つ得られていない状態のまま、シノンの家に誰か忍び込んでいる「可能性がある」というだけで話が進んでしまうのがなんとも。

※そしてキリトが「たまたま近くからダイブしている状況」というのも、所謂「ご都合主義的」と言われても仕方がないのかなと言う気もする。

1期の時の「圏内殺人」もそうだけど、ちょいちょい出てくるミステリ要素に、どうもこじつけ感が否めない。


 総集編


ここは文字通り総集編なので、特筆すべき事はなし。まあ、1期から数えると長い話なので、こーゆーのも間に挟まってたほうがいいですよね。

 キャリバー編
 (ALO - アルブヘイム・オンライン)


ぶっちゃけこれ、死ぬほど退屈。原作では普通に読めたけど、これわざわざアニメにする必要ある?っていうくらい、どうでもいい話。いや、ある意味では「一番ゲーム的な話」ではあるんですけどね。

でもこのエピソードに3話も使う必要はなかったんじゃないかなあ。


 マザーズ・ロザリオ編
 (ALO - アルブヘイム・オンライン)


感動話。ストーリーそのものはめっちゃいい話。だが、アスナと相手役である「絶剣」こと「ユウキ」の話なので、主人公であるはずのキリトはほとんど登場しない。

※途中、ものすごく「オイシイ」登場の仕方をするが、このエピソードについてのストーリーテリングは、完全にアスナ視点。

しかし、この「ユウキ」の役を、狙ったのかたまたまなのか知らないけど「悠木碧(ゆうきあおい)」さんがやっていたわけだけど、これ、めっちゃドンピシャのハマリ役だと思う。イメージ通り過ぎた。

というか、悠木碧さんの他の出演作品って「まどマギ」くらいしか知らないけど、その時とは全然異なる雰囲気だったと思うので、すごく上手いなあと思った。

 楽曲(OPとED)について


ファントム・バレット編

 OP「藍井エイル - IGNITE」

これ、すごくかっこいい曲。藍井エイルについては以前から知っているには知っていたし、その時から上手い人だなとは思っていたけど、世界観ともあっているし、すごくいい曲だと思う。


藍井エイル 『IGNITE』MV(Short Ver.)


 ED「春奈るな - Startear」

これもかなりいい曲。これは歌詞をよくよく聞いてみると、ファントム・バレット編の主役である「シノン」のことについて歌ってますね。

あと、EDの時のアニメが、デュラララ1期のEDっぽいなと思った。


春奈るな 『Startear MV(short ver.)』


キャリバー編&マザーズ・ロザリオ編

 OP「戸松遥 - courage」

これ微妙~。

アスナ役を演じられてる戸松さんの曲で、1期の時の最初のEDも確か戸松さんだったと思うんですが、その時から思っていたんだけど、ぶっちゃけ戸松さんの歌、ものすごい微妙ですよね。

この方の歌唱って「下手ではないけど決して上手くもない」っていうか。20代の女性声優としては結構珍しいと思う。大体この世代の女性声優さんってみんな押し並べて上手い印象があるだけに。

身も蓋もない言い方をしてしまうと、歌に関してはすごく「素人くさい」んですよね。

まあ、その要因について、元ヴォーカリストとして分析すると「アクセントにある」って言うことになるんですが、彼女の歌はそこがすごく弱い。というか、ほとんどアクセントがないので、そこが素人臭くなってしまう原因なんですけども。

この曲自体は非常にパンキッシュなアッパービートな曲だから、それこそ「藍井エイル」さんとか、後述する「LiSA」さんみたいに「力強さ」っていうのが必要になるわけで、その源とにあるのが「アクセント」になるわけです。

けど、彼女にはそれがほぼ皆無。故に、パンチ力が足りなすぎるというか清楚過ぎる歌い方なんですよね。

まあ、サウンドアレンジとして、ポップ・パンク的にギターの音が強すぎない感じで、代わりにピアノを被せたりしていたのがせめてもの救いですかね。

これでもし、ギター全開だったら完全に音に負けちゃうというか、埋もれちゃってたでしょうからねえ。


戸松 遥 / courage(Short Ver.)

 ED「LiSA - シルシ」

これはめっちゃいい曲。

このブログでいつかこの人のレビューを書きたいと思っているくらいにはこの方大好きで、アルバムも何枚か聞きまくっているんだけど、正直この方のバラード曲ってそんなに好きじゃなかったんですが、ここで聞いてこの曲が好きになった。(アルバムではいつも飛ばしてた)

1個だけ難を挙げるとしたら、ファルセットがあまり上手くないのかなと言う気がした。多分、本人も苦手なんじゃないかなっていうのを、実は以前から感じてた。


Shirushi シルシ LiSA リサ


 まとめ


やはり、原作に忠実すぎるがゆえに中だるみ感が否めないのが正直なところではないかと思う。

とはいえ、なんだかんだ批判的なことを書きつつも、全体的にはまあまあ楽しめたので、全然問題ないし、前期から通しておすすめ出来る名作だと思う。

そしてここからは、ある意味でSAOの最大の山場であり、大河ドラマともいうべき「アリシゼーションシリーズ」に入っていくので、非常に楽しみ。

というか、アリシゼーション編って今年(2019年)に始まったばかりなんですね。で、その2期が10月にやると。

一旦劇場版挟んで、しばらく間を置いてから見ようかなあ。

と思ったら、劇場版はAmazonプライムでも「有料レンタル」という罠。だったらGEOでレンタルしたほうが早そうやな。

ということで、次に見るアニメは、SAOとは打って変わって「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」を見ようと思いますw


※画像引用元
 https://s.mxtv.jp/anime/swordart2/episode.php?ep_id=3613_39



 
 

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