面白かった。

聖闘士星矢ドンピシャ世代ということもあり、実は宇宙とか天体とか、そうしたことに子供の頃から割と興味があったので、職場近くのセブンイレブンで見かけて、つい勢いで購入。

で、この本を読み終わった次の日くらいに、「ブラックホールの撮影に成功した」っていうニュースが来て、あまりにもタイムリーすぎてびっくりした。

 Part1:最新の探査から見えてきた宇宙の姿

ここでは主に、「太陽系の各惑星についての特徴」といった、この手の本に必ず書かれるような基本的なことについて書かれている。

この辺の話は以前から興味を持っていた割には、ちゃんと細部まで知っていたわけではないので、改めて勉強になった。

例えば、水星は最も太陽に近いから、非常に高温な星ということはもちろん知っていたけど、その実態は「昼は灼熱地獄(427℃)、夜は極寒地獄(-173℃)」で、その温度差なんと「600℃」というから面白い。

あんなに太陽に近いのに、なんで夜はこんなに寒くなるのかと言うと、「自転周期が異常に遅い」からで、太陽の周りを2回公転する間、自転は3回しかしない。

このことから、昼と夜の時間がそれぞれ極端に長くなるため、太陽光が当たる時間 / 当たらない時間が長くなり、昼が異常に熱く、夜が異常に寒くなるというのだ。

※地球は自転周期の速さゆえ、「昼間:暖、夜:冷」というサイクルが早いため、気温が最適化されているということ。

ところが、水星はこの自転周期あまりにも遅いので「2年かけてようやく1日が終わる」という不思議な星なのだ。

 Part2:世界と日本の宇宙開発


Part2の宇宙開発についての話の中での「ロケットはミサイルを元にして作られた」というのは興味深かった。確かにほぼ同じだもんね。

あとは、その政治的な背景についての薀蓄だったり、アメリカとソ連による東西の冷戦による宇宙開発競争化によって、その技術が飛躍的に発展を遂げたと言った部分も面白かった。

そして何より痛快で「日本らしいな」と思わずニヤリとしたのが、日本の宇宙開発はほぼゼロの状態から始まって、世界的には「後発組」もいいところなのに、最終的にはアメリカやロシアと肩を並べるところまで持っていったところとか。

日本人古来の「手先の器用さ」と、GHQによる戦後民主主義によって植え付けられた「何も考えずひたすら働け精神」によって、日本人はこうした科学技術力が飛躍的に成長したんだと思う。

 Part3:ここまでわかった!宇宙の仕組みと宇宙論

ここではニュートン力学やアインシュタインの相対性理論についてごく簡単に解説されている他、宇宙そのものについて解説されていたけど、やはりブラックホールについては興味深かった。

光自体をも飲み込んでしまうというところからその観測自体が極めて難しいとされていたのに、日本の観測チームがそれを成功させたというのは、本当にすごいことだったんだなということがわかる。

 まとめ

この手の科学本はコンビニでよく見かけるけど、入門的な領域としては非常によく出来ていると思うし、暇つぶしには非常にいいと思う。

特に、太陽系の惑星についての話は非常に面白く読める。しかし、Part3のような宇宙やその理論についての話はやはりなかなか難解で、ぶっちゃけ「結局よくわからない」という感じになってしまう。

まあそれゆえに、似たような本をもう何冊か読んでみたいなとも思った。¥1000もしないので、おすすめです。




 
 

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