100円のコーラを1000円で売る方法
永井 孝尚
KADOKAWA/中経出版
2011-11-28



まあまあ参考になった。

「マーケティング」についてわかりやすく小説仕立てで解説してくれているので、わかりやすさということで言うと、非常にわかりやすかったと思う。

なので、完全に初心者向けだと思うので、深いノウハウや知識を得たいのであれば、もっと分厚い専門誌を読んだほうがいいのでしょうきっと。

本書の中ではとりあえず、以下3点についての意味が理解できればいいと思う。

 1. タイトルに込められた意味
 2. 「バリュープロポジション」について
 3. カスタマーマイオピアについて

 1. タイトルに込められた意味


先にネタバレしてしまうと、コーラなんてせいぜい販売価格¥100とかなのに、リッツカールトンホテルのルームサービスで注文すると、¥1000するのだそうだ。

これは何も「高級な素材で作られたコーラ」だからではなく、最適な温度に冷やされた上で高級なグラスに注がれ、高級なホテルの最上級な環境の中で味わうという「サービスという名の目に見えない付加価値」がプラスされた金額だからということだ。

こうした状況であれば、誰もこのコーラを値引いてほしいだなんて思わない。そう言わせないだけの徹底した「価値の高いサービス」として提供しているからと言うことだそうだ。納得。

ぼくはてっきり、北風と太陽のような「¥1000でもいいからコーラを飲ませて欲しい!という状況下なら売れる」みたいな下世話なことを想像してしまっていたwまだまだですねw

因みに

 徹底的にコスト削減を図る売り方のことを「プロダクトセリング」
 徹底的にサービス向上を図る売り方のことを「バリューセリング」

というのだそうだ。


 2. 「バリュープロポジション」について


「顧客が望んでいて、競合他社が提供できない、自社が提供できる価値のこと」を「バリュープロポジション」と言うそうだ。

要は同じ土俵で同じことやって勝負するより、「他がやってないこと」を積極的にやれってことですね。

でも、「顧客が望んでいて、競合他社が提供できない」ってことだけど、ジャンルによっては顧客が望んでなくても「他にはない」というところで「圧倒的な価値」を提示できれば、それもまたニーズに変わっていくんじゃないかなと言う気がする。

オリラジの中田敦彦が、なんかのTVで「優れるな、異なれ」って言ってたのを思い出した。あれ、めっちゃためになったなあ。

ここでその動画をシェアしようかと思ったけど、あまりにも良すぎる動画なので、今度それ単体で記事にしてシェアしたいと思う。気になる人は各自YouTubeで探してみてください。


 3. カスタマーマイオピアについて


「カスタマー」はそのまま「お客様」という意味で、「マイオピア」とは「近眼視」という意味で、顧客の言うことだけを鵜呑みにして本当に必要としていることに対応できていない状態のことだそうだ。

そしてそれは上記1と2にもかかってくるのだけど、要は「価格を下げるな。価値を上げろ!」ということ。なるほどね。


 その他&まとめ


「新商品は大抵売れない」というところに出てきた「イノベーター理論とキャズム理論」の話も非常にわかりやすくて参考になった。

以前にも何かのレビューとかで書いたかもしれないけど、やはり「物が売れるのには必ず理由がある」というところで、それを分析する力を養うための入門書として、非常に優れていると思った。

あと,それが小説仕立てで解説されているというのが非常にわかりやすくてよかった。なお、こちらについてはシリーズ化されており、3巻まで出ているそうなので、他のも読んでみようかなと思う。

100円のコーラを1000円で売る方法
永井 孝尚
KADOKAWA/中経出版
2011-11-28



 
 

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