あなたはまだ本気出してないだけ
小玉 歩
朝日新聞出版
2014-08-20



まあまあ参考になった。

実はかなり前(おそらく2年くらい前)に購入して積読になっていたものを、このタイミングで読んだ。

とは言え、それこそ今までこのブログでレビューしてきたビジネス系のものと違い、「ネットビジネスそのもので成功した人」の本なので、一番参考になるのではと思われるかもしれないが、実は意外とそうでもなかったりもした。

と言うのも、内容的にはもちろん参考にはなるんだけど、本書はいわゆる「自己啓発・マインドセット系」なので、それこそネットビジネス系の動画を散々YouTubeで見てきているぼくにとっては、もはや当たり前になっていることというか、既に学んだことばかりだったからだ。

なので本書は、ネットビジネスというものを知らず、でも会社員である現状に満足もしておらず、でも何やっていいかよくわからんという人が読むべき本だと思う。

要は、この手の自己啓発・マインドセット系の本を読み慣れていない人なら、大いに学ぶべきところがあるのは間違いないということです。

あらかたわかりきっている内容ばかりだったということもあり、本書は1日で読み終えてしまったけど、それでもいくつかチェックしたところはあるので、「続きを読む」にていくつか引用します。

引用ポイント

・叩かれるのを怖がらない
 批判されるから、叩かれるから、といった実は大したことのない理由で、不本意な道を選択するのは、貴重な人生の無駄遣いだと私は思います。

これはホントそのとおりだと思う。

世間がみんな無条件に就職したがるのも、結局「社会的な風潮や世間体」によるところが大半なんじゃないかと思う。

そして「固定的な収入による安定した生活」という言葉によって、それこそが絶対正義であり、健全かつ正常な人間であるかのような風潮が、人から挑戦する意欲や機会を奪っていることにほかならない。

・炎上耐性を身につけよう

 2ちゃんねるに書かれたことによって起こったことと言えば、自分の「気分が悪くなる」。実はただ、それだけのことなのです。

これも誰かが同じようなこと言ってたな。というより、スルースキルや煽り耐性のある人はみんなこの思考だと思う。要するにそれらはすべて「ただのテキスト」でしかないということ。

それに、特にネットビジネス系の動画のコメント欄なんかにありがちなのは、その手の動画のコメント欄で批判する人って言うのは、ほぼ100で「稼げてない人」だ。これは断言してもいいと思う。

何故なら、実際に動画で情報発信している人間より稼いでいる人は、そんな動画を見ていちいち批判のコメントなんて書き込まないはずだからだ。

そもそもネットの掲示板や動画のコメント欄への書き込みという行為自体、何の生産性もない行為で、そこで必死になっている人たちは皆、「ただの暇人」でしか無い。

稼げている人は、勉強のためにその手の動画を見ることはあっても、そんな無駄なことにリソースを割かないし、そんなしょーもない方法でストレス解消なんてしないと思う。

ディスのコメントに必死になってる輩は、ほぼ間違いなく普段の生活が充実してなく大した趣味もなく、ストレスを溜め込んでいる退屈で凡庸でつまらない人間だと思う。

・「家族サービス」という言葉について

 自分の帰る場所を作ってくれて、安らぎや元気を与えてくれる家族との時間を「サービス」と呼ぶのはあまりにも失礼なことではないでしょうか。
 この言葉の裏側には、「本当は面白くないけど、仕方ないから付き合ってやろう」という、いささか傲慢とも感じられる心が透けて見えます。

これもホントそのとおりだと思う。

ぼくもこの「家族サービス」という言葉には常々違和感を感じていて、「いや、お前好きで結婚したんちゃうんか!」と問いただしたくなる。

でも結局これって、無駄な仕事にエネルギー持ってかれすぎてるからゆとりが無くなって、「ある意味家庭が一番ブラックな場所」みたいになってしまってるからなんですよね。

つまり、旦那だけでなく、そういう環境や空気を作っている嫁の責任も非常に重大だと思う。

いずれにせよ、嫌な仕事に心のリソースをすべて奪われてしまわないように、上手に手を抜いて心のリソース(自分だけの時間とか)を確保しないと、仕事も家庭も人間関係も、何もかもがうまくいかなくなると思う。

・「納得できない」その考え方や行動こそが、自分と相手との差

これは、わかっててもなかなか難しいところですよね。プライドが邪魔をしてしまうというか。

でもこれって、局面が限られてくると言うか、その「納得出来ないこと」が単に自分の理解が及んでいないだけならそれでもいいと思う。

けど、納得ができない・認めないということに対して、明確な理由があって、自分の信念が対極にあるというのなら、自分の信念は曲げるべきではないとも思いますね。

単に自分が知らない価値観に対して、「生理的に」嫌悪感を示しているだけなら、まずは「それがどういうものかを理解する努力」はするべきだと思う。

本質を知らずに批判するのは、逆に自分の可能性を狭めているだけだし、信念ってやつに説得力が生まれないからね。

まとめ

なんだかんだで結構チェックしたところ多かったように思う。

でも非常に読みやすいし、ページ数も200P程度なので、割とさっくり読めると思うので、先述のように、これからネットビジネスを始めたいとか、起業したいと思っている人にはおすすめだと思います。

※巻末で自身のメルマガに誘導しているところは、いかにもネットビジネスマンっぽいなと思って、思わずクスッとしたw

■EDIT