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TM NETWORK - Self Control(4th ALBUM)
1987年2月26日リリース

●収録シングル
・All-Right All-Night (No Tears No blood)」
 1986年11月21日リリース
・Self Control (方舟に曳かれて)」
 1987年2月1日リリース

●収録曲
 1. Bang The Gong (Fanks Bang The Gongのテーマ)
 2. Maria Club (百億の夜とクレオパトラの孤独)
 3. Don’t Let Me Cry (一千一秒物語)
 4. Self Control (方舟に曳かれて) 
 5. All-Right All-Night (No Tears No Blood)
 6. Fighting (君のファイティング)
 7. Time Passed Me By (夜の芝生)
 8. Spanish Blue (遙か君を離れて)
 9. Fool On The Planet (青く揺れる惑星に立って) 
 10. Here, There & Everywhere (冬の神話)

32年前の今日リリース。

そんなに前だったのか。このアルバムについては、リアルタイムではなく後追いで聞いたので、そこまで昔だとは思わなかった。とは言え、最初に聞いたのが「DRESS(89年リリース)」だから、これも30年も前になるんだけども。

前作「GORILLA」と本作と、次作「hyumansystem」は、あくまでぼくの中では3部作的な感じで、今、TM NETWORKの楽曲でプレイリストを作るとしても、おそらくはこの3枚を中心にリストを作る感じでしょうね。それくらい好きなアルバム。

ということで、勢いで全曲解説してみたので、お暇な方はどうぞ!

■楽曲解説

1. Bang The Gong (Fanks Bang The Gongのテーマ)

OPインスト曲。

タイトルの「GONG」はこの曲の最後で打ち鳴らされる銅鑼(ドラ)のことだとは思うんだけど、でも曲の雰囲気自体、どこか「これから戦いに行く」みたいな雰囲気もあって、個人的にはTMのインスト曲の中では結構好きな方。

また、この曲がキッカケで、作品の「OPインスト曲」というものに対する関心が高まって、自分が曲を作るようになってからも、ヴォーカリストのくせにインスト曲を作るようになってしまった。


2. Maria Club (百億の夜とクレオパトラの孤独)
 https://www.youtube.com/watch?v=xTTQfIdJ4AI

ぼくの大好きなアルバムである「DRESS」にも収録されていた曲。

当時タイトルの「マリアクラブ」の意味がわからなくて、「Go to Maria Club」って言ってるから、てっきり「キリスト教のミサ的な行事」のことかと、割と本気で思ってたら、実はアルバム発売の前年に福岡市にオープンしたディスコ『マリアクラブ』のことらしい。

※ここでTMさんがオープニングアクトを務めたらしい。

しかし、この当時のTM NETWORKって、楽曲に必ずサブタイトルを付けてるんだけど、数あるTM NETWORKのサブタイトルの中で、一番意味不明なサブタイトルだと思う。


3. Don’t Let Me Cry (一千一秒物語)
 https://www.youtube.com/watch?v=oW0jbA-4v7I

こちらも1つ前のMaria Club同様、DRESSに収録されている曲で、正直DRESSバージョンのほうが好き。あっちのほうがドラムのアタックが強くて、ちょっとテンポも速めでロック感が強く感じるから。

この曲の何が好きかって言うと、ヴォーカルが非常にリズミカルなんで、歌ってて楽しいんですよね。特にサビでのメロの動きがかっこいいのもそうなんだけど、個人的にはAメロが好き。でもやはりDRESS版よりもテンポが遅いのが残念。

因みにこの曲を歌うコツとしては、80年代の日本のロックであるからして、「日本語をちょっと崩して英語っぽく歌う」と曲のビートにいい感じにマッチするところだと思う。


4. Self Control (方舟に曳かれて) 
 https://www.youtube.com/watch?v=I46dyk8-FVM

アルバムタイトル曲であり、9枚目のシングル。

めちゃくちゃキャッチーでポップなのに、別にシングルにするつもりで作ってたわけではなかったらしい。

でも、この曲も前曲の「Don't let me cry」同様、Aメロのヴォーカルが非常にリズミカルなところが歌ってて楽しいですね。

特に、Aメロ前半部分はキック4つでキープして、後半でフィルと共にスネアが入ってくると、自然と体が動いてしまうようなリズミカルさが生まれるところとか、聞いてる方もやってる方も気持ちいいと思う。

あと、小室みつ子さんの歌詞も非常に良いですね。「教科書は何も教えてはくれない」とか。

因みに動画の中で、当時TM NETWORKのサポートメンダーだった、後の「Access」や「TMレボリューション」を手がける「浅倉大介」さんがちらっと写ります。


5. All-Right All-Night (No Tears No Blood)
 https://www.youtube.com/watch?v=-OyDC57lGi0

8枚目のシングル曲。

これもかなりヴォーカルがリズミカルと言うかダンサブルな曲で、割と早口なので、カラオケで上手くキマると非常に気持ちいい曲。でも「シングル」って感じではないと思うんですけどね。

コレも作詞は「小室みつ子」さんなんだけど、以前は「西門加里(さいもんかり)」と言うペンネームを使用しており、ここから本名名義になったみたいですね。


6. Fighting (君のファイティング)
 https://www.youtube.com/watch?v=y6fdmH-FvKs

大ヒットシングル「Get Wild」のカップリング曲。

とは言え、この系統の曲って、TMとしては実は結構珍しいと思う。というのも、

TMのバラード曲って主に木根さん作曲のものが多く、元々フォーク畑出身なので割とフォーキーな感じのものや、メロウな感じのラブバラードが多いと思うんだけど、この曲は小室曲で、割とバンドサウンド系のロック寄りなやや暗めな曲。

以前にも「RESISTANCE」の時に「SEVEN DAYS WAR感がある」というようなことを書いたことがあるんだけど、コレも系統としては非常によく似ていると思っていて、ぼく的には「SEVEN DAYS WAR Part2」的な解釈。

因みに「RESISTANCE」は「SEVEN DAYS WARが男性視点で歌われていたとするなら、RESISTANCEはそれを見守る女性視点という解釈」と書いた。


7. Time Passed Me By (夜の芝生)
 https://www.youtube.com/watch?v=ISNm012A71E

で、これこそが正に先述した、フォーク畑出身の木根さんの真骨頂とも言える弾き語り系バラード。これほんといい曲。

でも動画のライブバージョンはおそらくオリジナルよりキーを1つ下げている気がするのがちょっと残念。

歌詞はこちらもみつこさんなんだけど、本当にこの人は「SEVEN DAYS WAR」といい、そのカップリングの「GIRL FRIEND」といい、のちの「Human System」や「Telephone Line」といい、思春期の男女の心の機微や葛藤を描くのが本当に旨いと思う。それも男子目線のものが。

なんていうか、描写は決して細かすぎるわけではないのに、言葉選びが非常にシンプルだから、情景がものすごく目に浮かんできやすいんですよね。

内容的には、幼少の頃、一緒に木登りとかして遊んでた男の子のように活発だった女の子が、久々に再会したらすっかりきれいな女性になってて、胸を締め付けられるみたいな、そんな内容。

ノスタルジックなアコースティックギターに乗せて、優しいメロディで「時の魔法にかけられて大人になっていく」とか「それ以上、綺麗にならないで」と運ばれることで余計に、時の流れとともに遠く離れてしまう寂しさを感じずにはいられない。

8. Spanish Blue (遙か君を離れて)
 https://www.youtube.com/watch?v=C8bKM3lmGX8

こちらの曲も、DRESSで聞いたのが最初。これも非常にいい曲。

切ないメロディなんだけど、ビートロック的な8ビートってところもいいし、サビの部分で音が跳ね上がるところとか、やはりヴォーカリスト的には気持ち良い曲。


9. Fool On The Planet (青く揺れる惑星に立って) 
 https://www.youtube.com/watch?v=Tu18z3IJGhA

8分の6拍子の、所謂「ロッカ・バラード」と言われる曲。

最初はあまり好きじゃなかったこともあって、この曲はそこまで聴き込んではいないので、あまり思い入れもないかなという感じ。今聞くと非常にいい曲ですけどね。


10. Here, There & Everywhere (冬の神話)
 https://www.youtube.com/watch?v=XVfdS7t-iLU

これも非常にいい曲なんだけど、楽曲自体は40年以上も前、小室哲哉がまだ10代の時に作られた曲みたいですね。
 
Self Control
TM NETWORK
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-02-20


 
 

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