SIAM SHADE - SIAM SHADE3(メジャー2nd ALBUM)
1996年10月2日リリース
 
※メジャー2枚目、通算3枚目のアルバムのため「3」
 ⇒アルバムタイトルの「3」の表記は、正式にはローマ数字。
※全9曲
 ⇒シングルカット:M1. Why not?

 

 
22年前の昨日リリース。
 
このアルバムは、ぼくの人生を大きく変えたうちの1枚となっており、当時ものすごく影響を受けた。初めて購入して以来、何回聞いたかわからないし、今でもたまに聞く。
 
というより、SIAM SHADEでプレイリスト作ろうってなると、確実にこのアルバムの曲が最も多く入る。それくらいに捨て曲なしの名盤。
 
事実、このブログでは、過去のお題「あなたがおすすめする名盤は?」にてこのアルバムについて少しだけ触れている。
 
※関連過去ログ
 【お題】あなたがおすすめする名盤は? - 2017.05.03 Wednesday
 【今日のBGM:024】SIAM SHADE - Destination Truth - 2017.06.03 Saturday
 
ちなみに、上記のお題は「ぼくの全音楽人生における国内名盤10選」というテーマで選んでいるので、ぼくの膨大なミュージックライブラリの中でも、相当優先度の高いアルバムだ。
 
 
SIAM SHADEというバンドについて
 
SIAM SHADEというと、一般的にはやはり「1/3の純情な感情」しか知られていなかったりして、ファンとしてはそれが非常に歯がゆいところではあるのだけど、本来的にSIAM SHADEは、ああいう「いかにもJ-POP!」という曲をやるようなバンドではないということを声を大にして言いたい。
 
いや、確かにあの曲はあの曲で、一応SIAM SHADEらしさみたいなものは出ているんだけど、完全に「売れるために作られた曲」なので「アルバム曲好き」としては、捨て曲になってしまう。
 
そういう意味で、ぼくの中でSIAM SHADEは「シングル曲がダメなバンド」だったりもする。これと同じことが、同系統のバンドである「Janne Da Arc」にも実は当てはまる。要は、あざといまでに「売れ線狙い」というのが曲に出てしまっているのである。
 
特にタイアップ付きのシングル曲については、ファンだけど、申し訳ないけれど「クソ曲」しかない。特に「Dreams」や「曇りのち晴れ」なんかは、ファンだけど、申し訳ないけれど、クソすぎて大嫌いな曲だ。
 
SIAM SHADEはインディーズの頃からそうした戦略に苦慮していて、元々はヴィジュアル系バンドだったわけだけど、そもそも彼らのルーツは「HR/HM」だったりする。
 
で、その中でもとりわけ、RUSHやDREAM THEATERといったプログレッシブメタルからの影響を色濃く受けており、国内でも屈指の技巧派バンドだと言われている。
 
よくJanne Da Arcと比較されることが多いけど、確かにジャンヌも非常に上手いのだけど、悪いがSIAMの足元にも及ばないとぼくは思っている。テクニック的な部分だけで言ったら、ファン目線を差し引いても国内で五指に確実に入るバンドだ。
 
それこそ、このバンドのギタリストである「DAITA」は、後に氷室京介のサポートギタリストを務めることになるわけだけど、氷室に「今までやってきたギタリストの中で間違いなく一番うまいやつ」と言わしめてもいる。
 
だが、完全に真正面からそのジャンル感を前面に押し出していっても、彼らが結成された93年頃はすっかりメタルのブームなんて終っているどころか、時代遅れも甚だしいと言うような時代であった。
 
そしてそれと同時に、ヴィジュアル系バンドブームの頃でもあったため「バンドの知名度向上のために、髪を伸ばしあえてメイクをして」おり、バンド加入時のDAITAは短髪だったため、かつらを被ってステージに立っていたというのは、ファンの間では知られた話である。
 
 
SIAM SHADEとの出会いは、バンド専門誌
 
そんな中、メジャーデビューしたものの、すぐにはセールスに恵まれず、まだ誰も彼らのことなんて知らない状況であったにもかかわらず、ちょうどこのアルバムがリリースされる時期に合わせて、シンコーミュージックから刊行されている「月刊GiGS:96年11月号」の表紙を飾っており、それがぼくとSIAM SHADEの出会いだった。
 

※クリックで拡大
 
当時GiGSを定期購読していたぼくは、SIAM SHADEについては「名前だけは聞いたことがある」程度の知識しかなく、曲なんて殆ど聞いたことがなかった。
 
しかし表紙を見た瞬間に、何かただならぬ気配を感じていて、「おれはもしかしたら、このバンドのことをめっちゃ好きになるかも知れない」と予感していた。
 
その特集記事を読み進めていくにしたがって、その気持は次第に強くなり、インディーズでリリースされていた彼らの最初のアルバムである「SIAM SHADE」および、メジャー1stである「SIAM SHADE2」を、なんと同時に購入するという博打に出た。
 
だが、「父親がレコード屋のため安く購入できる」という特権の恩恵を差し引いても「絶対にこのアルバムはおれの好きなアルバムだ」という確信があった。外さない自信しかなかった。
 
で、実際聞いてみた2枚のアルバムは非常に好みのものだったので、すぐさま3も追加で購入した。
 
 
ライブ盤かと思うくらい生音感全開なバンドサウンド
 
1と2自体もぼくにとっては非常に名盤だったが、3を聞いて更に驚いた。と、同時に「このバンドについて行こう」とも思った。
 
まず、インディーズでリリースされた1は、ヴィジュアル系の世界観を出しながらもアマチュアとは思えないくらいのものすごいハイレベルな演奏技術を見せつけ、2ではROCKもPOPも何でも出来るんだぜという引き出しの多さと作品としてのクオリティを見せつけ、この時点でこのバンドについて大いなる可能性を感じた。
 
そしてこの3では、それらをさらに加速させながらROCKの部分を強調し、ライブ盤を聞いているのかと思うくらいの生々しいバンドサウンドを作り上げた。このアルバムを初めて聞いた時は本当に衝撃的だった。初めてXやLUNA SEAと出会ったときと同じレベルの衝撃と言っても過言ではなかった。
 
続きを読む以降にて、出来る限り動画を埋め込みながら、1曲ずつ楽曲を解説していきたい。


01.Why not?
原曲作詞・作曲:KAZUMA


SIAM SHADE - Why not [SPIRITS ~Return The Favor~]

ライブでは、原曲提供者でもあり、元ダンサーでもあるGt. KAZUMA氏による、通称「KAZUMAダンス」が披露される曲。

ただ、DANCE動画を不定期ながらも取り上げて、人よりもちょっとだけDANCEについて知っている立場からすると、その辺りの実力については「まあこういう場だし現役じゃないから別にいいよね」って話で、まあ早い話そこまでうまくはないよねっていうw

曲についてはファンク感の強い16ビートで、Bs. NATIN(なっちん)のスラップや、ギターソロでのDAITAの早弾き等、見せ場は盛りだくさん。サビのメロディも非常にキャッチーなため、ハモリも含めて演奏している側は非常に楽しい曲だと思う。

あと、歌詞がエロ系なのもいい。ぼくは基本、SIAM SHADEの歌詞って余り好きじゃないんだけど、この曲の歌詞は非常に好き。SIAMはエロ系の歌詞の描き方は結構上手だと思う。


02. LOVESICK〜You Don't Know〜 原曲作詞・作曲:HIDEKI


SIAM SHADE V6 - LOVESICK ~You Don't Know~ [LIVE]
何故シングルカットになったのこっちじゃないだろう、っていうくらいこっちのほうがシングル感の強いキャッチーな8ビートナンバー。実際ファン投票でも2位だったらしいし。

そして、ぼくはこの曲をバンド始めたばかりの頃にコピーしていた。ぼくのバンドは比較的早い段階でオリジナル曲に移行したので、数少ないコピー曲の1つ。因みに、この曲は難易度の高い曲ばかりが並ぶSIAMの楽曲の中ではかなり簡単な方。多分一番簡単なんじゃないかという気がする。

あとはやはり、Gt.でありVo.でもあるKAZUMAとの掛け合いが非常に楽しい曲でもある。一夜限りの再結成ライブの武道館のときには、ぼくはひたすらKAZUMAパートを歌っていた。

因みに彼らの映像作品の中で、この曲のアコースティックバージョンというものも存在するんだけど、それがまさかの「焚き火の前での弾き語り」というベタ中のベタなシチュエーションで、思わず笑った。でもすごく良いアレンジで、非常に良かったけどね。


03. Destination Truth 原曲:DAITA/作詞:HIDEKI



こちらについては実は過去にこのブログでこの曲だけ取り上げたことがあって、それくらいこの曲が好き。多分、SIAMの曲の中でも1、2を争うくらい好きだ。

※関連過去ログ
 【今日のBGM:024】SIAM SHADE - Destination Truth

なので、上記過去ログに書いた内容を「あえて!」もう一度まるまるコピペしようと思う。

--------ここから--------

ぼくの人生を変えたバンドのうちの1つ「SIAM SHADE」の名曲。 この曲は彼らの3枚目のオリジナルアルバムである「SIAM SHADE3」に収録されているんだけど、数あるSIAMの曲の中でもベスト3に入るくらい好きな曲。アメリカンなハードロックが渋くてかっこいい。荒野をひたすら車で駆け抜けているようなイメージ。 あとは兎に角、2:22からのDAITAのギターソロがもう完璧過ぎて。 特に2:34からのスイープとそこからの速弾きが美しすぎて、何度もリピートしてしまう。こんなにキレイでかっこいいギターソロは日本中のロックバンド探してもなかなか無いだろというくらい、大好きなギターソロ。 それ意外にも、Bメロでの栄喜とKAZMAの掛け合いもいい!ツインボーカルのバンドならでわ。これ気持ちいいだろうなあ。

--------ここまで--------


04. CUM WITH ME 原曲:DAITA/作詞:HIDEKI

【ヘタレ】SIAM SHADE CUM WITH ME叩いてみた【SHADE】
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm22383209

YouTubeで本家のライブ動画等が見つからず、ニコ動での演奏してみた系のドラム動画。でもそのニコ動さえも埋められなのが悔しい。リッチエディタの「以前のバージョン」なら埋め込めるんだけど、途中で戻しちゃうとどえらいことになるので、URLだけ貼っておこう。

曲については、歌詞はやはりM1. Why not?同様エロ系で、ビートも同じく16ビートではあるんだけど、あっちとは異なるテイストでのミディアムテンポの16ビート。

あっちがアッパーでファンキーだったのに対して、こっちはミディアムで落ち着いた感じ。実はこういったテンポ感のミディアムの16がすごく好き。

Bメロでのギターのカッティング(というよりもほぼブラッシングだけど)や、その中でもヴォーカルのハモリなんかが非常に気持ちいい。

また、ギターソロでの変拍子なんかもSIAMのお家芸炸裂って感じですごくいい。でも何が一番いいって、こういう曲を、あまりきれいすぎない音でライブ感重視で録音している所が良い。


05. Sin 原曲:DAITA/作詞:HIDEKI


SIAM SHADE 「Sin」 guitar cover
この曲も演奏してみた系しかなかった。ライブ映像は一応あるにはあったが、国内IPブロックされている動画のため、見ることができない。

イントロのクリスタル感のある神秘的な湖を思わせるシークエンスの水面の上に、クリーントーンのギターで波紋を起こし、更にその上をDAITAのボリューム奏法によるギターで優しく愛撫していくような、美しさを感じさせる長いイントロが印象的。
でもそれでいて、ビートとかノリは非常にファンキーなので、演ってる方も聞いている方も気持ちのいい曲。


06. PRIDE 原曲詞:KAZUMA


Siam Shade - Pride ( Live )
このアルバムの中でもM3.Destination Truthと同じくらい好きな曲だし、ライブで絶対に盛り上がる曲。物凄くシンプルなパンキッシュ8ビート。BメロでのDAITAのオブリガートやギターソロが見事すぎる。

でもぼくはこのライブ音源よりも、クソシングル曲である「曇りのち晴れ」のカップリングに収録されている有明でのライブバージョンのほうが断然好き。イントロのアレンジが。


07. LET IT GO 原曲:DAITA/作詞:HIDEKI


SIAM SHADE - Let it go (2011)
SIAM SHADE流パーティーソング。でもこの曲は、歌詞の中にアルバムタイトルである「SIAM SHADE3」という言葉が入っていたり、一瞬ではあるけど子供達の声が入っていたりと、SIAM SHADEの中ではちょっと変わったタイプの曲というか、あまりないアプローチ。

あと、なんと言ってもこの曲のハイライトはDAITAのギターソロでしょうね。03:22でのフルピッキングによる32分音符(だよね?)の超早弾きは圧巻。何気ない顔でしれっとすごいことやってる。


08. Dazed and Alone 原曲作詞・作曲:HIDEKI

■SIAM SHADEの「Dazed and Alone」を全身全霊で演奏しました。
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm16480958

これもオリジナルの動画なし。でも演奏してみた系の中では、以前から高く評価していたギタリストの人なので安心して聞ける。

やはりヴォーカリストの作詞作曲ってことで、かなりシングル感の強いキャッチーな8ビート曲。故にシンプルで、別段これと言って特徴的にテクニカルなことを演っているわけでもない。多分M2. LOVESICK同様、SIAMの曲の中ではかなり簡単な部類に入る曲だと思う。コピーしたこと無いけど。


Don't Tell Lies 原曲:DAITA/作詞:HIDEKI&TIM JENSEN


SIAM SHADE V6 - Don't Tell Lies [LIVE]
ファンの好み的にも実際のライブ的にもかなり盛り上がる曲。ファン投票で3位。だが、ぼくはこの曲は好きではない。

この曲自体はなんとVo. HIDEKIが高校生の頃から演っている曲とのことなんだけど、このアルバム収録に際し、英語詞に書き直されている。

だが、絶望的なまでにHIDEKIの英語の発音が下手くそ過ぎて、全然かっこよさを感じない。


まとめ

やっぱり全曲解説なんてするんじゃなかった。長い。むしろ全曲に触れるなら2行くらいにまとめるべきだったか。あと、動画埋めすぎた。

でもなんだかんだでぼくはこのバンドではこのアルバムが一番好きなものですから、書いておきたかったというのもある。ロックが好きでこれからSIAM SHADE聞きたいんだけど、何から聞けばいい?って聞かれたら、ぼくは迷わずこのアルバムをおすすめする。

先述したように、このアルバムはぼくの人生史上のなかでおすすめしたい10選の1つだから。
 
 

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