ABOUT ME

                 

LATEST ENTRIES

CATEGORIES

RECENT COMMENTS

LINKS

BUCK-TICK - COSMOS

BUCK-TICK - COSMOS

1996/06/21リリース

 

22年前の今日リリースされたアルバム。メジャー9枚目。

 

これまでのBUCK-TICK(以下、B-T)はとにかく「ザ・ダークネス」っていうくらい徹底して暗闇の中を歩んできていたんだけど、ここに来て、このアルバムでPOPの花が咲き始めた。

 

とは言え、B-TのそうしたPOP要素というのは別に今に始まったことでも何でもなく、そもそもB-TはPOPなバンドからスタートしていて、むしろライブハウス時代なんかは、あまりにPOP過ぎて対バンの連中からバカにされていたなんて時代もあったくらいらしい。

 

ただ、「HURRY UP MODE」や「SEXUAL×××××!」でのPOP路線の最中にも、「ROMANESQUE」というマキシシングルを伏線としたアルバム「TABOO」でのSEXUAL POPを経て、「悪の華」でいよいよゴシック&ダークネスな黒い花が一気に開いたりと様々な変貌・変態を遂げている。

 

そして「狂った太陽」での骨太なバンドサウンドの確立と、「殺しの調べ」でのセルフカバーやリミックスで得たナレッジやエクスペリエンスを元にして作られているのが、この「COSMOS」というアルバムなわけで、当然のことながら、その「POP」というものには、様々な成分が含まれており、一筋縄ではいかないのが特徴だ。

 

先行シングルとして切られた「キャンディ」なんて、非常にPOPな曲でありながら、イントロの今井寿のギターなんて強烈にクラッシュ&ノイジー。

 

更には、そのカップリングである「チョコレート」なんて、櫻井敦司のセクシー全開なヴォーカルが、「狂った太陽」に収録されている「MY FUNNY VALENTINE」とか、「スピード」のカップリングである「ナルシス」を彷彿とさせるようなエロティシズムに濡れていて、いみじくもタイトルである「キャンディ」とか「チョコレート」が、危険な媚薬的とも言える甘い誘惑を思わせる何かを匂わせているとも言えるのではないか。

 

そうした、様々な成分がごった煮で煮えたぎっているさまは「CHAOS(カオス)」としか形容しようがないが、その言葉がまさしくアルバムタイトルである「COSMOS(秩序や調和という意味もある)」の反語として存在しているというところに、「B-T流のアイロニカルな知性」と見出してしまいたくもなる。

 

各曲についてもひととおり書こうと思ったけど、長くなるのでやめる。気が向いたら追記しようかな。

 

スポンサードリンク

コメント
コメントする