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クローズEXPLODE

■crows zero 3 sub indo■


死ぬほどつまらん映画。こんなにつまらんのも珍しい。もうなんていうか全てに於いて中途半端。

実は見たのはだいぶ前ではあったんだけど、YouTubeにコイツも上がってたので、ここに書くためにもっかいサラッと見たけど、やっぱつまらんなあ。唯一の救いは「勝地涼」がメインキャストとして出ているってことくらいか。

高橋ヒロシ原作の大人気ヤンキー漫画「クローズ」の、原作の前日譚として1作目「クローズZERO」が小栗旬・山田孝之主演、三池崇史監督によって作られ、2作目は敵対勢力である鳳仙学園の頭役として「RIZE」のドラマーでもあり役者でもある「金子ノブアキ」他、「三浦春馬」や現在人気絶頂の「綾野剛」等を迎えて作られたわけだけど、この1作目・2作目が面白かっただけに余計にこの映画のだめな部分がものすごく浮き彫りになっている気がする。

ま、監督と脚本が前作と異なる時点でそれはもう別の映画だよなって話ではあるけども。
 

●キャスティング

まずそもそもキャスティングが全体的に微妙。全部が全部悪いわけではないけども。

東出昌大演じる主人公の「鏑木疾風雄(かぶらぎかぜお)」のミスキャスト感はやはりどうしても拭えず、爽やかすぎてヤンキーにも見えなければ強キャラ感がまるで無い。唯一の救いは「背が高い」ので、辛うじて絵面は保ててるくらいか。

鈴蘭の他のメンツにしても、高木哲二役のKENZOはDA PUMPのダンサー、山下甲兵役のELLYと、黒咲工業の頭・柴田役の岩田剛典はともに「3代目J Soul Brothers」のパフォーマーだったりと、今見ると「HIGH & LOWか!」と突っ込みたくなるようなキャスティング。ま、こっちが先で、このあたりのキャスティングが後のHIGH & LOWにつながっている可能性は大いにあるけども。

またこの映画で、リンダマン以外の唯一の原作キャラとして黒咲工業の「マルカクコンビ」が出てくるけど、こっちもマルカクの「カク」の方が「劇団エグザイル」のメンバーでLDH所属の「DOBERMAN INFINITY」のメンバーだそう。因みにこの映画の冒頭に出てくるライブハウスの名前も「DOBERMAN」なのは偶然なのか狙っているのか。

また良かったキャスティングってことで言えば、冒頭にも挙げた「勝地涼」が、やはり3枚目のお調子者の役ではあるけど、割と重要な役どころだったりして、非常にいい味を出していた。

疾風雄のライバル役である「加賀美遼平」役の「早乙女太一」も非常に良かったと思う。線は細く、他のキャストよりも背は低いが、金髪が非常に似合っていてカッコよく、「鋭利」というより「怜悧」な刃物感は非常によく出ていたと思う。

また、所謂先述の「ダンサー・LDH枠」以外の役者として、鈴蘭強羅一派の中の五島劣闘リーダーである寺島総司役の「遠藤雄弥」も非常にいい味を出していた。もうなんていうか見た目が超怖いし強そうにしか見えない。こんなゴリゴリの強面なのに、テニプリミュージカルで越前リョーマの役を演っていたとか信じられない。と言うより「D-BOYS」の結成当時のメンバーということが信じられなかった。

あとは言うまでもなく、鈴蘭の頂点に最も近い男として描かれていた、強羅徹役の「柳楽優弥」が、かなりゴリゴリで雰囲気は結構出てたと思う。あと個人的にその補佐役である本多保役の「柿澤勇人」も結構良かったと思っている。

●アクション

一言で言うと死ぬほどダサい。

冒頭、疾風雄が五島劣闘のメンバーの輪島?だかをぶっ飛ばすシーンは、唯一クローズっぽさはあった。あとは早乙女太一演じる加賀美遼平が、同じ一年のチャーシュー野郎を一方的にボコボコにしているシーンとか、手負いの強羅をボコボコにするシーンはまあまあよかった。

でも基本的に疾風雄があまりにもテレフォンパンチ(大振り)過ぎるのは流石にどうよって話。自宅でシャドーをやっているシーンが有るんだけどそのパンチがあまりにもテレフォンパンチ過ぎて、見てて痛々しかった。死ぬほどダサい。

おそらく疾風雄は独学でボクシングをやっているって設定なんだろうけど、せめて撮影に入る数ヶ月前とかにボクシングジムに通ってフォームを体に染み込ませるくらいはしないとダメなんじゃないのか。


●脚本

前作、前々作とは打って変わって、脚本も変わっている。今回は3人いて、一応、ZERO2で少し書いている人もいるけど、やはり監督も脚本も異なるとなると、先述したようにそれは別の作品だ。だがそれ以前に、魅力のある台詞が1つもなかったし、それ以前にそもそもの脚本が雑な印象が拭えなかった。

例えば、東出昌大演じる「鏑木疾風雄」については、鈴蘭に転校してくるわけだけど、その前は原作では一応鈴蘭とは縁のある「焚八商業」から転校してきているのに、鈴蘭の場所はおろか内情についても全く知らない様子というのがそもそもおかしい。焚八でそれなりに名前を売ってたのであれば、鈴蘭のこともある程度も知っているだろうし、その逆もまた然り。

また、劇中内でも言及されていることだけど、そもそもなんで疾風雄が鈴蘭に来たのか、という理由が結局はっきりせず、しかも頂点を目指すこと自体に興味がなく「喧嘩はしない主義」という、作品の根幹たるイデオロギーの部分に対する説明が不十分なまま、何が彼をそうさせているのか、後半で急にエンジンかかりだす辺りの理由付けも不十分すぎるところが、この作品を一番ダメにしている最大の原因だと思う。

疾風雄は「喧嘩しない」という主義であるとのことだけど、その割に鈴蘭の他の生徒や勝地涼演じる「小岐須」に対する態度だったり、加賀美と初めて出会った直後のシーンにおいて、五島劣闘のメンバーの輪島?だかを、絡まれているとは言えいきなりぶっ飛ばしちゃう辺りもそうだし、喧嘩しないと言っている割には自らその原因を作っていたり、もんだ生むようにぶん殴ったりしてるよねって話。

極めつけはライブハウスDOBERMANに於いて、黒咲の頭である「柴田」と初めて会って喧嘩になるシーンとか、「過去のトラウマのフラッシュバック」がトリガーとなっているとは言え、喧嘩する気満々で場所移動してんじゃんっていう話。

挙句、更にはわざわざ場所移動を提案した柴田の方が「ギャラリーもいねーし、今日はやめとくか」とか言って、あっさりやめちゃう辺りも意味不明。何のため場所移動したんだよと。というより、そもそもこのライブハウスでの喧嘩シーン自体がかなり取ってつけたような印象で、小岐須の連れの「モモと五郎ちゃん」が柴田側と混戦しているのは分けるけど、黒咲の敵はこの2人と後から合流する「小岐須&疾風雄」の4人だけのはずなのに、明らかに関係ない奴らも片っ端からどつきまわしてたりで、絵面だけを優先させすぎで、整合性に欠ける。

あと、鈴蘭で前作主人公である「滝谷源治」らが卒業し、空位となった頂点の座をめぐるタイトルマッチにて、強羅徹と高木哲二がタイマンを張るわけだけど、一発で勝負がついちゃうとかあっけなさ過ぎ。尺の関係上と強羅の強さを目立たせるためとは言え、この場合、強羅の圧倒的な強さを見せつけられたというより、タカギのビックリするくらいの雑魚っぷりを見せられた印象のほうが強い。せめてもう少し早回しでもアクションを見せるべきだったのではないか。

挙句興を削ぐのが、映画版クローズシリーズのお約束になってしまっている悪しき定番である所謂「鈴蘭入学ガイド」が、やはりこの映画にも出てきてしまう。クローズそのものが初見という人に対する説明の意味も込めているんだろうし、力関係などの説明として必要なのはわかるけど、「鈴蘭ケンカ偏差値」とか言って、ヤンキーモノで強さを数値化すると途端にダサくなるってわかんないかなあ。

で、このシーンは、小岐須がそのあたりを疾風雄に説明するという体で何も知らない疾風雄を経由して、視聴者に対し説明するはずなんだけど、肝心の疾風雄が「くっだらねー」と吐き捨てその場を立ち去っちゃうことでおかしくなる。

と言うのも、疾風雄がその場から立ち去っているにも拘らずそれに構わず小岐須が説明を始めるもんだから、聞いているのは連れのモモ&五郎ちゃんだけなんだけど、この3人は3年なわけだから、「事情を知っている人が、等しく事情を知っている仲間に、既知の話をとうとうと聞かせる」という無意味な絵面になってしまっているのが見てて非常に痛々しかった。疾風雄に「くっだらねー」と言わせるなら、絶対「その説明が終わった後」じゃないとダメでしょって話。そのあたりの描き方がほんとうに雑。

更には、五島劣闘リーダーである寺島総司が校門を守っていた時、加賀美と一緒に校門を乗り越えた疾風雄が直後、先述の輪島を一発で倒しちゃう件で注目を集めたのはわかるけど、それでいきなり「ケンカ偏差値」の5位に入るところもツッコミどころではあるんだけど、それよりももっと酷いのが、一緒に加賀美もその校門を無理やり乗り越えたというだけで「あの一年もこの件で株を上げた」とか意味不明なことを言い出す始末。

小岐須のその時の説明だと、加賀美については「情報が少なすぎる」と言ってあまりよく知らない風であったくせに、何故何もせずただ校門を乗り越えただけのよくわかんない奴の「株があがる」ことになるのか不思議でしょうがなかった。

この「説明」のシーンはクローズZERO1作めでも出てきたのだけど、その時から「説明くさい」説明シーンではあったものの、その説明くさいことをするための必然性と準備がちゃんと描かれていたから別に気にはならなかったのに対し、今回のこの映画は主人公自身でそのシーンをぶち壊して、それでもお構いなしに進めているから違和感しか無かった。

また、別のところでは元黒咲で柴田と因縁のある永山絢斗演じる「藤原」が強羅とやりあっている途中で、一旦強羅を黙らせた後に今度は柴田とやりあうわけだけど、その際に藤原が年少に入るキッカケにもなった「灯油ぶっかけ」の生々しい傷跡を目の当たりにして、その他と何故か急にやる気を無くし、復帰した強羅に再びぶん殴られるも賢者モードに入って勝手に悟りを開いて「鈴蘭、まあまあおもしれーとこだったぜ」とか最早何言ってんだこいつ状態。

この時柴田は藤原に「気にすんな。お前の撒いた灯油に足滑らせて転んだ俺がダサかっただけだ」というセリフが出てくるんだけど、これが事の「真相」なのか、或いは藤原を安心させるための「例え」としていってるのかが分かりづらい。真相として説明するならその種明かしとなる回想シーンを入れないとダメでしょ。これだけだとどっちにも解釈できると思うし、そもそも幼馴染だったこの2人が対立する理由がますますわからんって話になるだけでしか無いと思うんだけど。

で、そんな事情を露ほども知らない強羅にしてみれば「知らんがな」って話なので、「まだ終わってねえぞ」といって藤原を捕まえるのは至極当然の流れなのに、柴田が「やめとけ。あいつはあいつで何か見つけたんだろ」みたいなフォローの台詞を入れて、なんかちょっといい感じのシーンにしようとしているのが兎に角気持ち悪くてしょうがなかった。強羅にしてみたら「いやいや全然意味わかんないですから」って話だからね。「何か見つけたんだろ」って、灯油ぶっかけの傷跡を見ただけで、別に何も見つけてないでしょって話。この辺りの畳み方は本当に雑。頭おかしいとしか思えない。

あとは、最初に書き忘れたんだけど、そもそもこの映画の時間軸が、「前作の1ヶ月後で原作ちょい前」っていうものすごい限られたスキマ時間っていうところからしてもう無理やり過ぎる。コレだけ色々違うとクローズである必要はないよねって話。今の平成仮面ライダーを見せられているのに似た気分だ。

とまあ、こんなに長々書いてしまうくらいにツッコミどころ満載すぎて、文章が全然まとまらなくなってしまった。ぼくの文章まで雑になてしまった。でも何故か最後まで見てしまった。

  

 

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