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LUNA SEA - IMAGE(メジャー1st. ALBUM)

LUNA SEA - IMAGE(1992/05/21)

 

26年前の今日リリース。

 

このアルバムは、LUNA SEAにとってのメジャー1stで、通算2枚目のアルバムではあるけど、ここに収録されている彼らにとっての代表曲である「Dejavu」、「MOON」、「WISH」は、インディーズ時代に作られた楽曲であるにもかかわらず、今でもライブの定番曲となっている。

 

メジャー初の音源でもあるはずなのに、このアルバムからは、先行シングルはおろか、アルバムリリース後のシングルカットさえされていないのも大きな特徴。SUGIZO曰く「1曲だけでは自分たちのことを伝えきれないから」だそうだ。うん。SUGIZOらしい、というかLUNA SEAらしい考え方。

 

誤解を恐れずに言うなら、この頃からこのバンドは「究極的エゴイズム」を貫いているということがわかる。それは、このアルバム制作に対して掛けられた時間と、徹底的なまでの細部へのこだわりというところに如実に現れている。

 

実際のところ、このアルバムはメジャーデビューアルバムであるにもかかわらず、結構な時間を掛けて作られていたというのはファンにとっては有名な話で、兎にも角にも精密機械的な緻密さで細部まで計算しくつして、徹底的にこだわり抜いて作られている。

 

例えば、1曲目の「CALL FOR LOVE」という曲は、聖歌隊というかゴスペル的な女声コーラスのみによる短いイントロダクションの曲なんだけど、曲の最後、RYUICHIによる「Image is calling you....」というセリフの直後の、2曲目「Dejavu」のドラムフィルインになだれ込むタイミングであったりとか。

 

視野狭窄の中、狂気という名の闇の森の中を、破壊衝動全開で駆け抜けていくかの如き攻撃的な「SYMPTOM」から、唐突に切り出される「IN MIND」へなだれ込みのタイミングだとか、この辺りは相当こだわったんだろうなというのが垣間見える。

 

あとはアレンジ的にも「VAMPIRE'S TALK」においては、SUGIZOのギターに、ほぼ全編に渡って大分オーバータイムなディレイがかかっており、小フーガト短調のような輪奏(カノン)的構成でフレーズが作られているいった具合に非常に凝っており、兎に角随所に、というよりアルバム全てが、そうした緻密な計算によって徹底的に編み込まれている。

 

結局の所、後にSUGIZOは、「あそこまで拘る必要がないということがわかった」と語ってはいるものの、しかしそれは決して無駄な経験などではなく、この時のレコーディング経験があったからこそ、後の「MOTHER」や「STYLE」、「LUNACY」に繋がっているのは間違いないなと思った。

 

正直今聞くと、こだわりが強すぎて逆にこぢんまりとした印象を受けるが、それでもLUNA SEAとしての軸はこの頃から1mmのブレも感じさせないという意味で、このアルバムも「原点的集大成」を感じるすごいアルバムだと思う。

 

 

DREAM THEATER - Train of Thought

■Dream Theater - Train of Thought (Full Album)


14年前の今日、リリースされた7thアルバム。

7枚目のアルバムなので7曲入り。前作は6曲。次作は8曲。

数あるDREAM THEATERのアルバムの中でも、ここ最近はコイツの個人的再生回数が圧倒的に多い気がする。

1曲目の「As I am」の基本ビートが、DREAM THEATERにしては珍しい「真っ直ぐストレートな8ビート」ってのが当時すげえ新鮮で逆にカッコイイと思った。

とは言え、一撃一撃鉄槌を下すかのような、あるいは巨人が進撃してくるかのような、大地を揺さぶるが如き怒りにも似た、重みのある8ビートで、ともすればこれまでのDREAM THEATERの楽曲の中でも、最も攻撃的とも言えるOPナンバーかもしれない。

勿論、当然のことながら、合間合間にちょいちょい入る変拍子はお家芸として健在な訳で、そういうところでの安心感みたいなものもある。

後はやっぱ、言わずもがなの「Honar Thy Father」ですよねー。

イントロどアタマのフィルとか、あまりにも超絶テク過ぎて逆に「こいつバカじゃねえの」って思ったわ。10分以上ある長い曲なのに、全然長さを感じない。

  
 

 

ONE OK ROCK - Ambitions

■ONE OK ROCK - Ambitions【8thALBUM】


もうすっかり世界に通用するレベルの、日本を代表するバンドという風格さえ漂うアルバム。パッと聞いた感じ、洋楽とまるで遜色がない。無論、ワンオクにそれだけのポテンシャルがあったことは、過去のアルバムでも当然のことながら感じていたことだけど、それを決定的なものにしたのは、やはり何と言っても前作「35xxxv」なのは言うまでもない。

で、今回のアルバムは、そこからのワールドツアーを経ての2年振りのアルバムだからして、前作よりも更にスケールアップしているのは当然のことなんだけれども、でも何ていうかこう「あまりにもキレイにできすぎちゃった感」があって、良くも悪くもこれまでのワンオク感が薄らいでしまっている感が否めない。

 

 

【レビュー】ONE OK ROCK - 35xxxv Deluxe Edition

■ONE OK ROCK - 35xxxv Deluxe Edition■


2015年2月11日に発売されたONE OK ROCKの7枚目のアルバムである「35xxxv」を「全英語詞+未発表曲2曲」と言う形でアメリカにてリリースしたもの。日本で割と最近レンタル化されていたので、レンタルしてきた。

「全英語詞」とは言っても、そもそもワンオクってバンド自体がここ最近特に英語比率を年々増してきていて、更には元々のこのアルバム自体が、その先に行われるワールドツアーに先駆けてのリリース(本格的な海外活動を視野に入れたもの)なだけに、今までの中で最も英語比率の高いアルバムであった。このため、例えば「SIAM SHADE VII」の時のような「あの曲が英語詞に!?」っていうサプライズ的な要素は皆無だ。

それどころから寧ろ、英語・日本語半々の曲での日本語パートを英語にした事によって、譜割りが大幅に変わってしまっており、これまでにオリジナルを聴き込んでしまっているだけに、どうしても無理矢理感が否めなかった。なんかこれって、日本のヒット曲を海外の上手い人がカバーした時の「上手い人がカバーしているからこそ生じてしまった妙な違和感」にすごく近いなと思った。

特にそれを如実に感じたのが、僕がこのアルバムの中でも1、2を争うくらい好きな曲である「Memories」で、元々は、前半は英語後半は日本語という造りなのだけど、日本語パートも前半の英語の譜割りに合わせているからか、割と「文字数詰め込み8分音符キチキチ系」なのに対して、全英語だと妙に間延びしてしまっており、ヴォーカルのドライブ感が和らいでしまった感さえ否めない。

それ以外の曲に関しては、特に元々英語オンリーの曲などについては、音のmixが多少変わってるだけだったこともあり、殆ど「ながら」でしか聞いていなかったので、違いについては気づかなかった。(だってリリースされてから現時点までの間にさんざん聴き込んじゃってるから!)

多分、しっかり聞けば色々と違いは出てくるんだろうけど、ながらでイヤホンではなくエアーで聞いてるとmixの違い以上の違いにはまず気付かない。

で、Deluxe Edition限定の未発表曲2曲については、逆に日本語版を聞いたことがないので、違和感を感じようもない。多分跡で日本語版を聞いた時に、違和感を感じるんだろう。こーゆーのは得てして「先に聞いた方」が先入観として残ってしまうから、ある種、どうしようもない。

あ、でも「XのSADISTIC DESIRE」と「X JAPANのSADISTIC DESIRE」では、先に聞いてたのは前者だけど、いまどっちが好きかって言うと、圧倒的に後者の方だし、逆に「WEEK END」は後にレコーディングし直されてシングルカットされた方より、BLUE BLOODバージョンのほうが好きだったりする。

話が逸れた。

それにしても、このアルバムに限らずいつも思うのが、海外のアーティストが日本で出すときとかに多いんだけど、既存のアルバムに新たに曲を追加したものを再リリースする時(例えば日本版とか)、どうして「既存の曲順にそのまま後から追加するだけ」になってしまうんだろうかと。

アルバムに収録されている曲順だってセットリストと同じで、1曲目から最後の曲までの「流れ」ってのがあるわけなんだから、そのせいで変な終わり方とかしたらどうすんだよって話にならないのか?おれだったら絶対に許せないんだけど。

とは言え、未発表曲2曲はどっちも良かったけどね。いい意味で完全に「洋楽の音」になってる。そりゃ世界各国で人気も出るわ。

 




     

 

DREAM THEATER - IMAGES AND WORDS

24年前の今日、アメリカでリリースさルれたアルバム。てか、もう24年も経つのか。ビックリ。
個人的にはDREAM THEATERのアルバムの中で1、2を争うくらい好きなアルバム。

メタルというジャンル元来の特性を差し引いても、24年経った現在でも古さを感じさせないし、このバンドのアイデンティティとも言えるプログレッシヴ・メタル故の奥深さとか知性の部分ってとこに関しては、時代の流れなんて関係ないんだろうね。このアルバムはそうした意味で、正にこのバンドの源泉とか原点とも言えるのではないかと思う。

収録されている曲の大半が8分を超える大作ばかりなのに全く長さを感じさせない。コレは偏に、1つ1つの音に意味があり、1つ1つのフレーズに明確なイメージが宿っていて、1つの楽曲に於けるストーリー性が多面的展開を繰り返しながら、向かうべき所に向かって収斂していく様が、さながら1本の映画を見ているようでさえあると言えるからではないだろうか。

正にイメージと言葉で作られた、正にドリームなシアターと言えるアルバム。







 

 

 

 

 

 

 

 

LINKIN PARK - LIVING THINGS

■LINKIN PARK - LIVING THINGS■

 

みんな大好きLINKIN PARKの5枚目のアルバム。何故か世界最速の先行販売が日本でされたのが、2012年の丁度今頃。

前作「A Thousand Suns」のカオスっぷりには正直面食らったというか、ドン引きというか「どう解釈すればいいのかわからない」という大いなる戸惑いをもたらしてくれたアルバムで、新境地を開拓したというより、何かを模索していたというか実験的要素の強いアルバムであったのに対し、ここではある程度「今後のLINKIN、こんな感じで行きやすんでよろしく」的に腰が座った感を感じることが出来たアルバムになったと言えるのではなかろうか。

前作では大分エレクトロ路線に踏み込んだアプローチを試みており、その中で得た知見を元にして、それ以前から元々持っていたミクスチャー的な要素を見事に昇華させることに成功したことが、1曲目の「LOST IN THE ECHO」から明確に見て取れる。ある意味でこの曲が、このアルバムのすべてを物語っていると言うことに、異論はないだろう。

更なる解釈を試みるならば、前作「A Thousand Suns」さえも、ある意味で布石とか伏線的な意味で「このアルバムを作るためのデモ音源だった」とさえ言えるのではないかと、個人的には思っている。

エレクトロ、ラップ、オルタナティブetc.を、LINKINの個性をふんだんに盛り込んだ上でキチンと成立させているのは、最早流石としか言いようが無い。LINKIN PARKだからこそ出来る音楽。

敢えてこの言葉で表現するなら、これこそが本当の意味での「ミクスチャー」だと思う。

     

 

LINKIN PARK - Minuites to Midnight

 このアルバムは、9年前の今日、リリースされた。

■LINKIN PARK - Minuites to Midnight■


彼らの3rdアルバムである「Minutes to Midnight」は、所謂、形骸化した「ミクスチャー(笑)」というジャンルへのアンチテーゼ、そしてそこからの脱却及び破壊と再構築であり「純然たるバンドサウンドへの帰結」というのがテーマであると解釈出来る。そしてそれは、実際にサウンド面にも、瞭然的な変化として如実に現れている。

音数は極限にまで削られ、ギターの歪みも、それまでのエフェクティブでメタリックなザクザクとしたものから、チューブアンプのナチュラルなものに変わっているし、更には、メンバーにターンテーブリスト(DJ)がいるにも拘らず、そうしたアプローチを殆ど忘れさせてしまうほどにベーシックなバンドサウンドというものが、徹頭徹尾一貫している。

ただ、3rdに於けるバンドサウンドの変化というものは、実は2nd「Meteora」の頃から垣間見えていた部分でもあり、2ndで彼ら自身が自問・模索・提示していた命題に対する、1つのアンサーが昇華した結果であったようにも思える。

個人的には、4曲目の「Bleed it out」のサビの一節が、それを象徴しているのではないかと思っている。

 I bleed it out, Diggin' deeper just  to  throw it away
 (オレは全てを曝け出し、そいつを捨てるためだけに、ただひたすら深く掘り続ける)


新しい何かを掴み取るためなら、今まで積み上げてきたものを一旦全部ブッ壊して捨ててしまうことも厭わない、という意思表明とも解釈できるのではないだろうか。


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【レビュー】LINKIN PARK - METEORA

LINKIN PARK - METEORA

 リリースからもう13年も経つのか。はえーな。

 デビューアルバムである前作「HYBRID THEORY」が爆発的にヒットして、一夜にしてスターダムに登りつめた感のあるリンキンだけど、いま世の中に認識されている、所謂「ミクスチャー」っていうジャンルの、ある種の完成形を見せつけた前作に対して、そのスタイルを踏襲しつつも、早速2ndで「こーゆーことだって出来るんだぜ」とばかりに異なるアプローチを提示していて、しかもその転がし方というか、前作とのバランス感覚が絶妙だなと思った。

 ラップが入ってない曲とかあるんだけど、何の違和感も感じないし、なんて言うか「お前らが思ってるミクスチャーって、前作のような形だけじゃねーんだぞ。こーゆーことでもあるんだからな?」っていうことを世に提示しているアルバムでもあると僕は思っているんだけど、悲しいかな、世間は(特に日本では)そう思われていなくて、相変わらず「ミクスチャー=メタル的ラウドサウンド+ラップ」って言う認識のまま時が過ぎてブームが終わっちゃったという現実w



 実際、次作「Minutes to Midnight」の時は、そうした世間との認識のズレというか、あまりにも「ミクスチャー」というジャンルにイメージが縛られすぎてしまったからか、メンバーが「ミクスチャーなんてウンザリだ!」という旨の発言もしていて、ちょっと笑った。でしょうねwって思った。

 しかし、ジャンル的にものすごく暑苦しくなりそうなのに、1曲めからフルで聞いても、1曲あたりの時間が短いからか40分足らずで終わるってのも潔い。な、だけにちょっとした物足りなさ感も。
 このアルバムは単体で聞くよりも、前作「HYBRID THEORY」或いは、次作「Minutes to Midnight」と併せて聞いたほうがいいかもしれない。
 

    
 
 

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