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山口組の慟哭 菱の死闘 ~元直参組織最高幹部の激白~ - 桜井 健治

 

山口組の慟哭 菱の死闘 ~元直参組織最高幹部の激白~
桜井 健治
ジーウォーク (2017-11-28)
売り上げランキング: 16,391

 

 

メチャクチャ面白かった。

 

最近、山口組関連の本を読むのにハマっていて、前々回「山口組 顧問弁護士 - 山之内幸夫」を紹介したわけなんだけど、同じ「山口組関係者」でも、あっちは「顧問弁護士」で一応カタギであるのに対し、こっちは「直参組織の幹部」というモロな当事者。な、だけに、書かれている内容のリアリティーがすごい。

 

と言っても、ありがちな現役時代の懐古に浸りながらの武勇伝自慢などなどは一切なく、今回の分裂そのものよりも山口組の歴史をおさらいする方に字数を割いているので、過去の分裂抗争(山一抗争)をはじめ、様々な歴史について知ることができるので、山口組関連の本を読み始める最初の本としてはすごくいいんじゃないかという気もする。

 

あとは、終盤「六代目山口組」と「神戸山口組」からさらに袂を分かった「任侠山口組」を率いる「織田絆誠」について、これでもかというくらいケチョンケチョンに書いてて思わず笑った。

 

とは言え、ページ数もまあまあ多く、B6版のソフトカバーの大きさに対して文字数もやや多めなので、読み終わるのに時間がかかった。(通勤電車の中でのみラノベと併読していたので、1ヶ月位かかったw)

 

コンビニで買った本としては、非常に読み応えがある良著。ヤクザを知る上では非常に有意義な一冊だと思います。

 

 

すべてのJ-POPはパクリである - マキタスポーツ

■すべてのJ-POPはパクリである - マキタスポーツ■

 

めちゃくちゃ面白かった。2017年に読んだ本の中では、ブッチギリで面白かった。

 

すっかりこの本のレビューを書いたつもりになってたのに、まだ書いてないことに驚いたので、慌てて書く。いや、それにしても、コレは非常に面白い。

 

「第一章:ヒット曲の法則」なんかは、千原ジュニアが「にけつッ!!」とかで話していたのを先に聞いていたので、「あーここにその元ネタがあったのか」と思った。確かに「カノン進行」は一発屋に非常に多いなというのはぼくも以前から気づいてはいたけど、それを更に面白おかしく話を広げてくれていたので、非常に楽しめたし納得感も大きかった。

 

他にも、ぼくがかつて大好きだったEテレの番組で、東京事変やDo As Infinityのサポートベーシストでアレンジャーでもある「亀田誠治」の番組「亀田音楽専門学校」宛らに、音楽理論をかなりわかりやすく噛み砕きながら、ヒットの法則について解説している部分は非常に面白かった。

 

続く「第二章:なせCDが売れなくなったか」についても、ぼくが思っていたとおりの部分もあったし、どの章でもそうだけど、具体的なデータを用いて論を展開しているので、非常に説得力があった。

 

音楽理論と市場とかそこまで本格的に詳しくないけど、でもJ-POPをちょっと小馬鹿にしている人にぜひ読んでいただきたいw

 

 

山口組 顧問弁護士 - 山之内幸夫

■山口組 顧問弁護士 - 山之内幸夫

 

 

 

非常に面白かった。

 

2015年の「六代目山口組」と「神戸山口組」の分裂騒動に端を発し、そこから2017年4月の「神戸山口組」から「任侠山口組」のさらなる分裂を経て、今、揺れに揺れている日本最大の広域指定暴力団「山口組」――そんな暴力団の「顧問弁護士」を40年も努めた、異色の弁護士による非常に生々しい手記。

 

ある意味で「ヤクザに最も近いカタギ」という、かなり特殊な立場からの発言という時点で非常に興味深い。

 

そして、文中でも親交のあったヤクザの人に対し「××さん」と言う風にフランクに表記していることから、かなり親しくしていた様子についても詳らかに書かれている辺り、ことによれば嫌悪感も抱かれかねないとも言えるくらいの内容だったと思う。

 

だがそれゆえに、内容的には非常に生々しくリアルではあった。とは言え、「山口組の顧問弁護士」という立場上、多分にして山口組寄りな書き方ではあるのは当然といえば当然ではあるが、しかしそもそもそれ以前に「カタギの弁護士」でもあるため、必要以上に美化や擁護はしていない。

 

要は顧問弁護士という立場上(厳密には「元」だが)「山口組」を擁護しても、「ヤクザそのもの」を認めているわけでもないという点で、しっかりと意見を述べている点については好感が持てると思う。

 

そういう意味では、ヤクザという必要悪を受け入れ、その上で「弁護士」という法の番人として極めて中立的な立場の人間として、職務を全うしようとしたプロ意識の高さというものが窺えた。

 

ヤクザそのものについて、こうした立場でここまで語れる人自体が稀有だと思うので、そうした意味では非常に興味深く、意義深い良著だと思った。

 

因みに、著者の「山之内幸夫」という人は、無名の鉄砲玉の悲哀を描いた小説で、後に映画化もされることになった「悲しきヒットマン」という作品の原作者でもあるそうだが、実は「鉄砲玉」のことが一般的に「ヒットマン」と呼ばれるようになったのは、この作品がブレイクしたことキッカケなんだそう。

 

著者の歩んできた40年というキャリアは、ある意味で近代ヤクザの歴史そのものと言ってもよく、最も抗争が苛烈だった頃から、現在の深刻な人手不足に至るまでが、詳らかかつ赤裸々に描かれていて、資料として見るには申し分がないのではないかと思う。

 

 

1日5時間で仕事を片づける人の習慣術

■1日5時間で仕事を片づける人の習慣術 (PHP文庫) 文庫 – 2007/2/1
知的生産研究会 (著)


まあまあ参考になった。何より非常に読みやすかった。

通勤の電車内でしか読んでおらず、別の本との併読であったにも拘らず、2日目で読み終わったので、恐らく読んでいた時間は正味2時間程度といったところかもしれない。

このカテゴリは久々の更新になるけど、内容的にはこれまでに紹介してきた「読書術系」のものや「仕事術系」のものとほぼ同様。というか全く一緒。ここのレビューには書いてないけど、同じような内容の本についてはもう何冊か読んではいるのだけど、当たり前の話だけど、大体同じことしか書いてない。

もちろん「だからダメ」というのではない。作者が「知的生産委員会」と団体名になっていることと、参考文献の数が多いこととPHP出版であるということから、同系統のあらゆる本のダイジェスト版とでも言うような内容ではあるけど、非常によくまとめられている。

奥付を見ると第1版が2007年ではあるが、15刷まで刷られていることからもわかるように、時代の流れにあまり左右されない普遍的とも言える仕事術の本だと思う。コレについては1回読んで終わりにするのではなく、常に携帯して、忘れた頃に読み返したほうがいいかもしれない。

内容としては以下の5項目からなっている。
 

 1:時間管理術
 2:情報収集術
 3:整理術
 4:コミュニケーション術
 5:勉強術


全てに於いて共通しているのは、当然のことながら「兎に角無駄を無くせ」ということ。特に、個人的には「3:整理術」については強く心がけなければならないなと、ひしと感じた。

あとは何より、文体とか、「この本の情報自体に全くの無駄がない」というところで、非常に読みやすいというのもあるんだけど、なんか「この手の本を上手に読むコツ」みたいなのがつかめた気がして、ものすごく効率よく読めたのが、個人的に嬉しかった。

具体的には最初に「目次」を熟読して、そこのタイトルに目を通していると、変な話、この段階でもうこの本の7割位は理解できたというか、読んだも同然な気がして、その後の部分については流し読みというか、いい感じに飛ばしながら読めた。

ぼくは本を読む時、つい頭からバカ正直に全部読んでしまうので、1冊読み切るのにいつも時間がかかってしまう。今回はそれをしないで、尚且つある程度頭に入れながら読めた。まあ、過去に同じような本を何冊も読んでいたから、「内容をインプットする」と言うよりほぼ「答え合わせ」みたいな感じだったから、というのもあるんだろうけど。

目新しさはないけど、常時携帯しておきたい1冊。

 

とてつもない日本 - 麻生太郎

■とてつもない日本 - 麻生太郎■



面白かった。190Pしかない新書だが、内容まで薄っぺらいかというとそんなことはない。
寧ろこれだけ充実した内容のものを、少ないページ数で実に旨くまとめられていることに
ただただ感心。

何よりものすごく読みやすいというのが最大の特徴。過去にこのブログで、麻生太郎氏が
解説した国の借金についての説明が、すげーわかりやすいということを書いたことがあっ
た(*1)のだけど、やっぱりこれも非常に分かりやすかった。

*1
【お題】ベーシックインカムは実現すると思いますか?
●麻生太郎氏による「日本の借金」の解説が超わかりやすい 「経済をわかってない奴が煽っているだけ」●

本書の内容としては、兎角マスメディアを始めとして、世論的にも日本を卑下する声が多
いけど、いやいや何言ってんだちょっと待てよと。日本すげーとこいっぱいあんだろと。
何、下向いてしょぼくれてやがんだと。

おれ達は過去から今にかけてすげー功績たくさん残してきたんだから、もっと胸を張れよ!
っていう日本を応援する書だ。

また、必要以上に卑下することも奢ることもなく、極めて冷静に麻生氏なりの見解で、今
後日本がアジアの中でリーダーシップをとっていくためにも、単にポジティブに「日本す
げー!日本わっしょい!」っていうだけじゃなく、現状を見つめながら攻めていこうぜ!
という冷静さも忘れていないので、非常に説得力もある。

特に靖国神社の問題点についての言及も非常に分かりやすかった。普段、ニュースとか殆
どみないぼくみたいな物知らずは勿論、中高生なんかが読んだほうがいいと思った。
 

 

こんな僕でも社長になれた - 家入一真

■新装版 こんな僕でも社長になれた 単行本(ソフトカバー) – 2012/8/31■



すげえ面白かった。下手な小説なんかより遥かに面白い。

僕が今書いているこの「JUGEMブログ」をはじめ「ロリポップサーバー」や「ムームー
ドメイン」や、「minne・カラメル・カラーミーショップ」などのサービスを提供して
いる、現GMOペパボ株式会社の創立者である著者の自伝。

陽気な少年が引きこもりになるまでの経緯、体育祭の逃亡事件、引きこもり時代と、新
聞配達しながら芸大を目指していた時代までが、淡々とした語り口で語られており、こ
れがまた一遍の小説を読んでいるようで面白い。

序盤、中学校でのある出来事をキッカケに学校での自分の居場所を完全に失ってしまい、
そこからリカバリーできないまま高校に進み、環境が変わった高校でも挽回することが
叶わず、遂には体育祭から逃亡するという流れが、なんとなく自分の少年の頃と重なっ
てしまい、涙が出そうになった。

別に彼と同じような状況下にあったわけではないのだけど、中学時代に僕が感じていた
孤独感や正体不明の焦燥感などを、読んでいるうちになんとなく思い出してしまった。

でもそうしたことを、本当に「淡々と」語っている上に、余計な説明などが徹底的に省
かれているので、割と分厚目な本の割に、スイスイと読める。と言うより、読ませる文
章だと思う。この人は本当に文章が上手いと思う。

特に、第五章の「ペパボ黎明期」からが俄然面白い。
 

 

通勤時間「超」活用術 - 久恒啓一

■通勤時間「超」活用術――1年で500時間得する あなたを毎朝、バージョンアップする法! (知的生きかた文庫)■



まあまあ参考になった。

とは言え、やはり本のタイトルが良くも悪くも全てを物語っているので、書かれている
内容については、概ね予想通りだった。要は「通勤電車を寝て過ごしたりスマホでゲー
ムしているやつらと上手いこと活用しているやつ、どっちが優秀だと思う?」っていう。

なので良くも悪くも本当「思ってた通りのことが書かれている」というところではある
ものの、でもただ「通勤時間を有効に使いましょう」って言っているだけじゃなく、具
体的な数字を出しているので、説得力はある。

例えば通勤時間が「1日1時間」とすると、1週間で10時間、1年で約500時間もあるので
こうやって具体的な数字を出されると、今まで何もしてこなかったことに否が応でも危機
感は感じるし、すげー色んなこと出来るじゃん!って思い始めて、ちょっと頑張ろう!と
いう気にはなった。すごく単純なことだけど。

よくよく考えれば当たり前のことだし、数字の部分についても、普通にちょっと考えれば
簡単な算数の話なので決して難しい話などではない。

けど、それってやっぱり言い換えれば「普段如何ににそういうことを考えてないか」ひい
ては「時間は有限である」ということに、如何に我々が普段の生活の中で無自覚であるか
ということをまざまざと思い知らされたので、そういう意味では、メソッド的な部分はさ
て置いて、考えるいいキッカケにはなったと思う。

書かれていた内容として特徴的だったのは「通勤時間は長ければ長い方がいい」と言うも
の。要は、その通勤時間の間にいろんなことが出来るからということを言っているのだけ
ど、でもこれって「電車通勤前提」の話で、尚且つ「座席に座る前提」の話なので、職場
の近くに住んでいる人とか、電車に乗っても座れない人のことについてはちゃんと言及さ
れていない。

それどころか、職場の近くに住んでいる人は、得てして仕事できない人が多いとまで言っ
ちゃってて、流石にそれはどうかなとは思った。そうじゃない人だって絶対いるでしょう
に。でも言わんとしていることはわかる。

要は、職場に近い人が誰よりも早く職場に来て朝の早い時間を有効に使えるかと言ったら
そうでないことのほうが多い、ってことをこの人の経験上から言っているのだと思う。

で、自分も職場に近かったら多分そうなってたと思う。しかしだからこそ、そういう人こ
そ、この本は有効なんじゃないかとも思う。要するにざっくり言えば「朝の時間って超重
要!」ってことだから。

で、出来る人ほど朝の時間を重要視していてその時間を有効活用しているので、結果タイ
ムマネジメントがものすごく上手いので、人の何倍もの密度の濃い仕事ができ、何倍もの
大きな結果を出すといったことを言っている。

著者がどのようにして通勤時間を活用しているかと言った具体的な部分については、正直
「人それぞれ」といったところでもあるし、やはり結局のところ「読書(情報のインプッ
ト)じゃない?」ってはなしでもあるので、その部分については別段、注視する必要はな
いと思う。

なので、この本は「自己啓発・マインドセットのための本」として読んだほうがいいと思う。
 

 

一瞬で人生が変わるアウトプット速読法 - 小田全宏

■一瞬で人生が変わるアウトプット速読法 - 小田全宏■



非常に読みやすかったしものすごく参考になった。

また、1P辺りの文字数も多くなく、字も比較的読みやすい大きさで書かれているので、
かなりわかりやすく必要なことだけが書かれているので、スイスイ読めた。

前回紹介した「読書は「アウトプット」が99% - 藤井孝一」と内容的にはほぼほぼ一緒
ではある。

しかし、あちらはあくまで「読書術全般」というテーマであり「読んだ本の内容を忘れ
ないようにするためのメソッド」なので、「アウトプットという手段についての詳細」に
フォーカスを当てているが、こちらについては「アウトプット前提で本を読むから、効率
よくインプットされるし、集中している結果、速読できる」という視点で書かれているの
が特徴的だ。

しかも筆者の言うアウトプットとは「この本について講演で喋ってくれ」とか「原稿にま
とめてくれ」という「必要・必然に迫られているアウトプット」なので、リミットが設け
られている状況下で「否が応でも読まなければならない」ため、読書に集中力が増し、ま
た「無駄を省いて必要なところだけ」を抜粋して読むのでインプットができるというもの。

やはり例に漏れず過去に紹介した「本は10冊同時に読め! - 成毛眞」や、前回の「読書は
「アウトプット」が99% - 藤井孝一
」を紹介した際にも書いたけど、やはり「本を頭から
尻尾まで全部読む必要はない」というところは共通して語られているところだった。

あとは「1日最低30分は読書のための時間を確保しよう」というもの。

一見すると「1日30分」ってすごく短い気もするけど、日本人の読書量については実に8割
もの人が「月に1冊、読むかどうか」という程度なのだそうなので、1日30分だけでも確保
できれば「週1冊程度」つまり「年間50冊は読めるはず」なのである。

しかしそれさえも確保できていないような現状なので、思い切って「予め時間を決めて読む」
つまり、先述した「リミットを設ける」ことで、短時間でも集中して読めるということにつ
いても書かれていて、なるほどと思った。

で、確かに自分でも試してみたけど、例えば「今から15分だけ読もう」みたいな時間の設け
方をすると、確かに集中して読めるし、そして何より驚いたのが、集中できているからと言
うのもあるのだろうけど「思いの外ページ数が進む」という効果に驚いた。

これ「時間管理術」的な話にも通ずるので、次回は是非「通勤時間「超」活用術 - 久恒啓一」
を紹介したい。
 

   
 
 

読書は「アウトプット」が99% - 藤井孝一

■読書は「アウトプット」が99% - 藤井孝一■



読書術系の本。

兎に角僕は今後、小説だけではなく、今後の自分に役立つような実用書的なものをたく
さん読んでおきたいと思っているのだけど、でも小説でもなんでも、読んでも実際ちゃ
んと内容を覚えていることってあんまりない。

そこで、数年前に「読書は1冊のノートにまとめなさい - 奥野宣之」を読んだものの、
結局、読む度に「ノートに書く」って面倒だなあと思って、一切実践していなかった。

で、結局のところ、藤井さんのこの「アウトプット」も大意としては同じことを書いて
いるのだけど、「ノート」の方と大きく違うのは、藤井さんの言う「アウトプット」と
は何も「ノートに書く」に限った話ではないということ。

具体的には以下の3つだった。

 1.書く
 2.話す
 3.行動する(実践する)


これだ。これはなるほどと思った。だって書いただけだと、結局あとでで見返さない限
り「書いただけで」終わってしまう可能性が大きい。これじゃ結局「読んだだけ」って
のと大差ない。読んだだけより多少マシってだけで、記憶に定着しづらいと思う。

それと目からウロコだなと思ったのは「話す」という部分。これはなるほどと思った。

例えば、小説でもなんでも、人にレコメンドする際に「大した言葉が思い浮かばない時」
ってのは往々にして「読んだけど理解できていない時」なので、読んだ本のことについ
て「話す」ってことを考えた時「自分がどれくらい理解していて、どれくらい理解でき
ていないか」ってのがすごくよくわかる。

逆に、ある程度理解も出来て、記憶に残っているうちに人に「話して聞かせる・レコメ
ンドする(アウトプットする)」ことによって、自分自身に対する刷り込み⇒記憶の定
着化に繋がりやすくなる。ということについて非常にわかりやすく書いてある。

後は「仕事に関係のない本を読む」とか、「まえがきの最初の3行で買う本を選べ」とか
「速読よりも乱読」とか「頭から順番に最後まできっちり読む必要はない」といったこ
とについても言及されていて、この辺は「本は10冊同時に読め - 成毛眞」でも、ほぼ同
じようなことが書かれていた。

※レビュー過去ログ:本は10冊同時に読め! - 成毛眞

因みに、多読・並読の際には異なるジャンルの本を読むといいと言うようなことを「本は
10冊〜」の方でもこっちでも書かれていたけど、僕は敢えて同じジャンルのものを読むの
もありかなと思っている。

実際今そうしていて、表題の本なんかも正にそうなんだけど、やはり「読み比べ」によっ
て記憶に定着しやすいパターンというのが、僕は絶対あると思っている。

先述したように、両著者で同じことを言っていることもあるし、一方で書かれていない部
分について一方で補完されていたりして「ああなるほど」と理解を深められたりもするの
で、寧ろ僕はそっちをおすすめする。

他にも「本を早く読むための上手な読み飛ばし方」的なことだったり「上手い本のレビュ
ー(書評)」の書き方についてもアドバイスされているので「読書術」としての内容とし
ては、割と完成している内容なので、ぜひオススメしたい。

実際ぼくも、この本を読み終わった辺りから、本を読むスピードが格段に上がった気がする。

  
 

 

【エッセイ】さくらえび - さくらももこ

■さくらえび - さくらももこ■

さくらえび (新潮文庫) 文庫 – 2004/6/27


さくらももこと言えば、言わずと知れた国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者であり
ちびまる子ちゃんそのものでもある人なわけだけど、僕は結構前から、この人のエッセイ
が好きだったりする。

それこそ、20歳くらいの頃に読書に目覚め始めた頃、まだ活字に慣れていない頃に「本を
読む楽しさ」を教えてくれたのはこの人のエッセイだった。

この本が刊行されたのは、奥付を見ると今から12年前で、リアルタイムで読んだことだけ
は記憶にあったが、エッセイという性質上、内容まではハッキリ覚えていなかった。

更にはその時点までに刊行されている「さくらももこ関連の本」はほぼ全て読んでいたこ
ともあり、度の本にどのエピソードが収録されているかまでは流石に覚えていなかった。
なので、10数年ぶりに新鮮な気持ちで読むことが出来た。

それにしてもこの人は本当に文章が上手い。非常にわかりやすくて面白い。一番最初に読
んだ「もものかんづめ」のときほどのインパクトは流石にないけど、安定の面白さだ。

特に息子ちゃんである「めろんくん(本書ではそう呼ばれている)」の「息子いましめビ
デオ」のエピソードが非常に微笑ましかった。

また、さくらももこのエッセイを文庫で集めようかなあ。

 

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